G8とアフリカ開発会議がもたらすもの:—貧困・環境破壊・戦争を考える学習会—

●日時 4月21日(月)午後6時30分〜
● 場所 かながわ県民センター304号(横浜駅西口5分)
● 講演 勝俣誠さん(明治学院大学国際平和研究所)
  国際政治学・南北問題の専門科である勝俣さんに、日本とアフリカの過去から現在の問題、そして未来へ向けてのあり方についてお話していただきます。
  著書「現在アフリカ入門」「アフリカは本当に貧しいのか」など。
●報告 1.洞爺湖G8とは何か 小倉利丸さん(G8サミットを問う連絡会)
     2.自衛隊派兵恒久法とアフリカへのPKO派兵について 
       木元茂夫さん(すべての基地に「ノー」を・ファイト神奈川)

 G8サミットの年。7月の北海道洞爺湖サミットをクライマックスに国内各地でサミット関連会議が開催されます。首都圏でも4月に開発大臣会合(5〜6日)、神奈川では5月28〜30日横浜でアフリカ開発会議(チカッド=TICAD4)が開かれようとしています。
 G8は「先進国」8カ国が勝手に世界を代表して、新自由主義的社会の有り様を決めていく場。昨年のドイツG8ではヨーロッパを中心に8万人の人々が結集し様々な形で反対の声をあげました。今回のG8では環境・地球温暖化・気候変動と共に「開発」「アフリカ支援」が主要テーマとしてあり、その意味でTICAD4がG8本番に向けての大きなステップになるのは間違いありません。G8はIMFや世界銀行、WTOなどとともに貧困や債務問題を深刻化させ、先進国に有利な開発戦略を促してきました。経済成長を基軸にした「アフリカの貧困解決ー開発援助」はアフリカの人々が本来望んでいるものでしょうか。
 そのうえ、日本政府はアフリカの紛争解決を名目に自衛隊のスーダンへの「PKO派兵」なども指向しており、自衛隊派兵恒久法とのからみも気になります。経済と軍事が一体となって貧しい国を食い物にするような「援助」はしてはなりません。アフリカの貧しさはG8など先進国がもたらしたものであり、解決の方法は、アフリカ の人々が何を望むかを基本に考えるべきだと思います。「G8」という大国に利用されるようなやりかたはたくさんだ!という声を、神奈川からも挙げていきたいと思います。学習会に参加を!
 
●参加費 500円

● 主催 横浜でG8とTICADを考える会 *

世話人・石下直子(盗聴法〈組織的犯罪対策立法〉に反対する神奈川市民の会)・中森圭子(戦争反対!平和の白いリボン・神奈川)・京極紀子(「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会)

*2008年5月に横浜で開催されるTICAD?、7月に洞爺湖で開催されるG8サミットの問題を考えるために作られた個人のグループです。 

問い合わせ先(090-3909-9657)