アクト
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アクト新聞社の紹介


ACT150号までの道のり

 今年7月に150号を迎えた市民新聞「ACT」は95年4月に創刊されました。当初の編集・発行主体はACT編集委員会。初代編集長は毛利子来さん、編集陣には福富節男さんや宮本なおみさんらが参加していました。
 日本経済・日本社会のバブル崩壊以降、既存のさまざまな価値観が失われ、政治の分野においても、永田町の論理、霞ヶ関の論理にたいして大きな国民的批判があつまっていたこの頃、参院選挙を闘った公選法上の政党「平和・市民」の一翼をになった全国市民ネットを支援すべく発行されたのがこの『ACT』です。

 参院選後は、「生活と文化の視点から政治に迫っていこう」という意気込みで、発行を続け、97年8月、(有)アクト新聞社をその発行母体として再出発しました。「ACT発行」を市民事業として理解し、継続的な事業にしようとの趣旨でした。
 翌98年9月には、フランス緑の党のアラン・リピエッツ氏(現・欧州議会議員)を招いて、尼崎、東京、新潟における講演会を共催。そして、「自立・連帯・責任」にもとづく欧州緑の政治に学びながら、今後の日本における「緑の政治」の可能性を追究しているのが現状です。
 近年は、全国各地の市民運動をネットワークすると同時に、99年春の統一地方選挙をたたかった「虹と緑の500人リスト運動」をはじめとした全国の無所属・市民派議員との連携もすすめています。

 日本の政治状況は、90年代をとおし、幾度かの政界再編にもかかわらず、自民党はほぼ無傷で生き残り、利権政治は息を吹き返し、自公保の巨大政権与党が誕生するに至りました。そして、いまや小泉人気を背景に、その暴走はとどまるところを知りません。
 この間、『ACT』は発行部数3000部を維持しつつ、全国各地の市民運動のネットワーキングを微力ながら続けてまいりました。そのなかで、今日おこなわれている「ひと」や「社会」や「環境」をあまりにも軽視した政治に対抗する、オルタナティヴな「生活・文化・社会を創る」市民の政治を追求しています。



●発行形態

 月2回(第2/第4月曜日)
 6ページ
 定価:200円



●編集方針

 @さまざまな市民運動(社会からのメッセージ)の報告と紹介
 A市民政治の報道。市民の政治とは政治を永田町から市民の手に取り戻すべ
  く、市民の目線で政治を見、政治を批判し、政治に参加する動きを広く報道する。
 B各地の市民派議員を応援し、その活動を報道すること


 現在は、もう少し緑の党をつくることを意識した紙面にしたらどうかといった意見が出されていますが、これについては、検討中。
 いずれにせよ、巨大な経済大国となり、その土台の上に保守政治が次第に強まる中で、これに対抗する市民政治の実現をACTは支援・応援し続けます。市民派議員の活動や、地域での市民の政治参加、世界の動きや、越境する人々の運動や連携、市民社会の新しい流れ、環境を大事にした政治や暮らし方、反戦平和やNPO、労働の見直しや会社人間からの離脱など日本社会の中で次第に強まる消費社会、飽食社会とは異なった別の生き方、暮らし方への大きな流れを表現する新しい市民政治や緑の党への志向を報道し続けます。



●原稿料/執筆・ご協力のお願い

 正直なところ、予算の関係で、執筆者の方々に原稿料をお支払いできる状態にありません。わずかにアクト新聞社のテレカをお送りする程度で原稿を書いていただいています。多くの方々のご協力でアクト新聞社は支えられ、ACTの紙面は創られています。
 市民事業としてアクト新聞社を維持発展させるためには、多くの皆さんの支持と御協力が必要です。ACT紙面を見て、是非御判断をし、御協力下さい。読者になって下さい。
紙面創りに参加して下さい。ご一緒にどうですか?



●役員

代表取締役    島田清作
編集長
      小寺山康雄


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