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『ACT―市民の政治―』214号(2004年3月22日)

Line Up

  ◆均等待遇の立法化めざす取り組み
        酒井和子さん(均等待遇アクション2003事務局)
  ◆CATCH UP  ◆いずみ(編集長コラム)
  ◆ACT読者アンケート
     「働き方と暮らし」・日本労働(組合)運動について――私はこう考える
  ◆解説・雇用の流動化政策と組合運動の未来
  ◆[わたしのザ・主張]自治労「21世紀宣言」への疑問
  ◆3・6日の出の森・シンポジウム
  ◆[ザ・主張]白井文尼崎市政に私は失望している
  ◆毎日、毎日提訴運動はじまる
  ◆教育機関・山形大学による事件「泥棒はウソのはじまりだった」国賠・続報
  ◆みどりの会議・参院選全国比例区に候補擁立
  ◆七転八倒 緑の市民が今日も行く
  ◆3・7シンポ「三多摩から政治を変える」
  ◆世界・緑の政治事情〜ラテンアメリカ編A
  ◆Hot Issue in the World(22) ハイチの子どもたちの叫び
  ◆ラトビアで「緑の党」首相が誕生
  ◆住民投票津々浦々[2月21日〜29日]
  ◆インタビュー/4・11茨木市長選挙に桂むつこさんが挑戦!
  ◆4・18徳島市長選・姫野雅義さんが出馬
  ◆テレビ丼
  ◆広告(3面) 『創』4月号……創出版
            『記録』4月号……潟Aストラ
            『増補新版 プロレタリア文学とその時代』……インパクト出版会
           さつき印刷  

インタビュー

均等待遇の立法化めざす取り組み
 酒井 和子さん
(均等待遇アクション2003事務局)

これからが均等法改正の山場です!

正社員の働き方、正社員労組の要求や
労働条件をジェンダーの視点で見直そう


酒井和子
さかい かずこ
 1947年生まれ。東京都豊島区で、市民団体「ぐるーぷ赤かぶ」、女たちのワーカーズ「赤かぶ弁当」を共同で運営しながら、女性の生活・労働相談に関わっている。元豊島区議会議員、元コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク共同代表。現在、「女性のワーキングライフを考えるパート研究会」や「均等待遇アクション2003」でパート労働者の実態調査や政策提言を行っている。 FAX03-3910-2066
均等待遇アクション2003のウェブサイト http://www.ne.jp/asahi/kinto/2000/
                         【写真:大島正裕/構成:清水直子】


 ――「均等待遇アクション2003」は間接性差別の禁止、均等待遇、同一価値労働同一賃金の立法化を目的に活動をしてこられました(先月、まとめの集会を開き、ここを出発点にさらなる運動を創りだそうと呼びかけた)。なぜ立法化が必要なのでしょう。
 女性は労働組合の加入率が低く、団体交渉をして労働条件の改善をかちとる機会が、男性労働者と比べて非常に少ない、という実態があります。
 また男性正社員中心の日本の企業内労働組合で、女性が自分の労働条件をかちとるために、これまで裁判という方法がとられてきました。古くは、女性への結婚退職の強要や若年定年制のように、公序良俗に反する処遇をやめさせる闘いから始まって、最近では、男女の賃金差別裁判がいくつもおこされています。
 初期の裁判闘争には、企業内の労働組合が支援することも多かったのですが、最近の賃金差別裁判をみると、労働組合が協力している裁判は非常に少ない。むしろ敵対していたり、「うちの会社には賃金差別はない」とか「協力はするけど支援はしない」なんて言い切ってしまう大労組まであるんですよ。女性は、裁判を闘う原告個人とそれを支援する女性グループというかたちでしか自分の権利を主張できないような状況にまでなっているのです。
 ――では、法律は味方になるかというと……。
 賃金差別裁判で問われる法律違反は、労働基準法第四条(「使用者は、労働者が女性であることを理由として、賃金について、男性と差別的取り扱いをしてはならない」)しかない。85年に雇用機会均等法ができたときも結局、男女別の雇用を一般職/総合職、といったコース別雇用に置き換えただけで、差別の実態は温存されました。
以下、本紙をご覧ください

        


いずみ

 スペインの市民は全世界にみごとな範を示した。3月11日の死者200人、負傷者1400人近くに達する連続鉄道爆破テロに対しては、全人口の2割もの市民が哀悼と抗議のデモに立ち上がった。
 14日の総選挙では、テロはETA(バスク祖国と自由)のしわざとする国民党政権の情報操作に惑わされず、イラクからの撤兵こそテロの根絶と中東の平和への道と訴える社会労働党を支持した。
 スペインの市民はテロの恐怖に脅えたり、それに屈しなかった。1000万をこえる市民がテロに対して断固とした意思表示をした。そしてテロとの闘いは、ブッシュやアスナール首相のやり方ではない方法があることを敢然と示した。1930年代には銃を持って独裁政権に立ち向かった人びとの末裔が、今回はデモと投票で帝国に抗ったのだ。
 次期首相を約束されている社労党の若きリーダー、サパテロは、スペイン市民戦争でフランコに銃殺された市民の孫である。「イラクの市民を爆撃するようなことを二度と繰り返すな」と、ブッシュ、ブレアを批判するサパテロはナチスの支援を受け米英が見て見ぬふりしたフランコの市民に対する無差別爆撃のような悪業を二度と繰り返させないと言っているのだ。
 社労党は1879年に創立された伝統ある社会民主主義政党である。82年12月の選挙で政権に就き96年3月まで続いたが、高失業を解決できず末期には汚職が多発した。経済政策では新自由主義に屈し、政治的にはNATOからの脱退の公約を反古にし、市民の期待を裏切った。
 サパテロはイラクに主権を移譲するはずの6月30日にはスペイン軍を撤退させると公約している。派兵には九割近くの市民が反対している。二度と公約を反古にしないことを願いたい。
 この国のメディアは、新聞はさすがに大きく取りあげたが、テレビになるとテロの映像と比べて話にならないほど扱いが小さい。絵にならないというのだろう。小泉首相もQちゃんのアテネ行きならずは発言しても、これについては語る言葉を持たない。絵にならない宰相だ。

                                                     小寺山康雄 


店・モノ・活動を‘ECOひいき’!!

 ACTの名物コーナー「ECOひいき」に登場してくださるみなさんを募集しています。「ECO」なお店、会社、グッズ、運動、などを是非、ACTで紹介させてください。自薦・他薦は問いません。紹介文は、本紙だけでなく、ACTのウェブサイドにも掲載させていただきます。
 @お店・グループ名 Aお店の紹介や商品説明、活動案内(500字以内) B連絡先(お店などの場合、「行き方」も) C執筆者氏名 D掲載紙送付先・原稿に関する問い合わせ先 ―を明記し、EメールかFAX、もしくは郵便でACT編集部[act@jca.apc.org]までお送りください。地図・写真などを添付していただければ、それも一緒に掲載いたします。(編集部)

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