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◆辛口レビュー 世界の人権侵害に立ち向かう
恒成和子さん(アムネスティ・インターナショナル日本支部会員)
◆CATCH UP ◆いずみ(編集長コラム)
◆辻元清美氏逮捕に対する声明文
◆辻元・五島問題――社民党再生の道はあるのか
◆小田急高架訴訟 結審迫る
◆ロードマップの行方 松本耿郎(英知大学教員)
◆非核・平和条約を考える全国集会in神戸
◆イラク新法と自衛隊派兵反対――3団体が世田谷で集会
◆ACT関西企画
関西サークル紹介 「グリーン・ユース・キャンペーン関西」
緑の政治ユーザーズガイドB
リーバイのアメリカ緑事情
◆第11回コシャマイン慰霊祭
◆札幌市長選・山口たかさんのチャレンジ
◆東京杉並・住基ネット接続決定す
◆Hot Issue in the World(16) ブッシュのアフリカ外交
◆市民派議員リレートーク(51) すがみつる(川口市議)
◆ACTへのひとことメッセージ
◆〈案内〉8・6ヒロシマ平和のつどい徳島知事選で大田氏惜敗
◆〈案内〉朗読劇コンサート『青桐物語』
◆〈案内〉豊田直巳写真展
◆〈案内〉田島征三さんの展覧会
◆〈新作ビデオ紹介〉『もうひとつのアフガニスタン』『在りし日のカーブル博物館』
◆BOOK Review
コリン・コバヤシ 著 『市民のアソシエーション――フランスNPO法100年』
◆テレビ丼
◆広告(3面) さつき印刷
『記録』8月号……潟Aストラ
『創』8月号……創出版
(4面) ケンコウキン……泣Jルティエ
世界の人権侵害に立ち向かう
恒成 和子さん
(アムネスティ・インターナショナル日本支部会員)
きちんと対話することから本当の連帯の輪が生まれる
いま必要なのは「選択力」
恒成和子
つねなり かずこ 1929年、大阪生まれ。奈良女高師国文科、早稲田大学仏文科卒。諸職を経て、主婦業に。72年、アムネスティに入会。翌年、韓国の政治犯を支援していた尹玄(ユン・ヒョン)さんと出会い、古着持ちよりやバザーを始め、数千万の現金と多量の救援物資を送り続けた。80年代、『現代の理論』にアムネスティに関する短文を7年間連載、同時に丸山真男についての評論を、数度にわたり同誌に掲載。韓国の「民青学連事件」で74年に逮捕された李学永(イ・ハギョン)氏[現韓国順天(スンチョン)YMCA総務]らへの継続した支援活動と交流により、2000年8月、「恒成和子は70歳で韓国を見た」というドキュメンタリー番組が韓国で放映された。現在、財団法人とよなか国際交流協会等でも活動。「市民が発信・国際人権トークツアー」では実行委員代表をされるなど、多方面で活躍。【インタビュー:斉藤美奈子/写真・構成:村上韶三】
1961年、レストランで「自由に乾杯」と叫んだだけのポルトガル青年が7年の懲役を受けたことに衝撃を受けたイギリスの弁護士が「国境の壁を越えて、世界人権宣言に反した状態で捕らえられている人たちの釈放を求めよう」とよびかけ、全世界に広まったアムネスティ運動。日本支部は70年に設立。韓国良心囚救援をはじめ、世界の様々な人権問題に取り組み、2000年には公益法人となった。現在、大阪事務所の存亡にも関わる財政難に直面しながらも、「暴力の連鎖をくいとめるキャンペーン」などの活動を続けている。また、8月のメキシコ大会をひかえ、軍事力、核兵器、国際金融組織、企業活動と投資などによる地球規模の人権侵害にいかに立ち向かうかなど、多くの問題が議論されているという。長年、運動に携わってこられた恒成和子さんにお話をうかがった。
――実はアムネスティについてはほとんど知りませんでした。周りの20代の友人たちも同様です。
アムネスティ日本の新理事長は20代の大学院生ですし、若い人は結構いるんですよ。若者にどうアピールするかは大きな課題で、それもあって役員も若い人にやってもらうことにしたのです。
アムネスティは世界150ヵ国で100万の市民が参加するNGOの先駆的存在で、ノーベル賞も受けていますし、教科書にも載ってます。それが知られていないというのは、こちらの怠慢もあるでしょうが、日本社会全体を覆っている、世界の現状への無関心が根底にあると思います。世界で起こっている問題を、公共の場、教育の場で知らせ知っていく構造が必要なのです。
――最近はどのような活動をされているんですか?
6月終わりに、大阪の豊中と東京で「市民が発信・国際人権トークツアー」をおこないました。中国からの渡日青年L君の問題がきっかけです。彼は中国残留日本人のひ孫で、家族や親族とともに13歳で日本に来て、昨年4月には大学へ入学しました。
ところが突然、定住許可を取り消され、入国管理センターへ収容されたのです。L君の父親は残留日本人の従兄弟筋で、日本人血族とならないため、入管法からみて定住許可は誤りだった、というのです。私たちは、「両親に従って日本に来ただけの、当時13歳だったL君が、何も悪いことをしてないのに収容されるのはおかしい」と訴え運動を始めました。L君の高校・大学時代の友人も大勢運動に参加しています。
トークツアー後、アムネスティでずっと活動してこられたイーデス・ハンソンさんらが法務省の事務次官らと会い「とにかく収容所から出せ」と強く申し入れました。
以下、本紙をご覧ください。
強すぎる。あんまり強すぎておもろない。勝率7割をこえ、7月8日、ついにマジック48が点灯してしまった。もう一度言う。強すぎておもろない。
昨年までなら天敵巨人に勝った夜は「プロ野球ニュース」をはしごし、生中継見たのにビデオでエクスタシイの再生。翌朝は阪神芦屋駅の売店のおばちゃんが置いといてくれる『スポーツ報知』(巨人の御用紙)以下五紙を、ニタニタヘラヘラ舌なめずりしながら車中で熟読。若い女性など「この変態オヤジ」とにらみつける。それも道理。この手の新聞にはエロ小説、「巨乳」が満載されているのだ。
こんな楽しみも例年なら5月まで。梅雨入りとともにチーム状況も湿り、7月には定位置キープ。心おきなくイタリアに旅立ち、帰るとACTのお仕事に専念できた。
ところがどうだ。今年は桂睦子と清水耕介の添乗員でイタリアの緑やグラムシの資料を求めに行くというのに、黄色が気になってしかたない。帰って来るまでに優勝してしまったらどうするのだ。歴史的シーンに立ち会えない。なんせ前回は21年ぶり。今回は18年ぶり。次の優勝は生きている間に見られない。イタリア行きを中止しようかと本気で考えてしまった。
野村前監督はヨメハンに足を引っ張られてクビになったが、チームづくりの要諦は星野に継承され、今年実を結んだ。4番バッターと先発エースばかりを金にあかせて他チームから強奪する「球界の盟主」の野球は、自分だけがいい目をする単独主義、力まかせのネオコン野球。
それにくらべて相手チームの球場にまで押しかけ満員にする協調主義。攻守ともバラエティに富んだ個性を適材適所に配置するわがタイガースの野球は「共生と多様性」のポストモダン野球である。
90年代は日本経済にとって「失われた10年」だったが同様のことは日本プロ野球にも言える。ナベツネとその雅児はプロ野球を滅茶苦茶にしてしまった。野球人気の回復はメジャー野球=アメリカニズムに追随することで得られない。タイガース的野球にこそ未来がある。
小寺山康雄
ACTの名物コーナー「ECOひいき」に登場してくださるみなさんを募集しています。「ECO」なお店、会社、グッズ、運動、などを是非、ACTで紹介させてください。自薦・他薦は問いません。紹介文は、本紙だけでなく、ACTのウェブサイドにも掲載させていただきます。
@お店・グループ名 Aお店の紹介や商品説明、活動案内(500字以内) B連絡先(お店などの場合、「行き方」も) C執筆者氏名 D掲載紙送付先・原稿に関する問い合わせ先 ―を明記し、EメールかFAX、もしくは郵便でACT編集部[act@jca.apc.org]までお送りください。地図・写真などを添付していただければ、それも一緒に掲載いたします。(編集部)
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