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『ACT―市民の政治―』183号(2002年12月9日)

Line Up

  ◆辛口レビュー ベトナム反戦世代からのイラク攻撃NO!!
              吉川 勇一さん(市民の意見30の会・東京)
  ◆CATCH UP  ◆いずみ(編集長コラム)
  ◆「チェチェンの子どもを支援する会」通信⑥
  ◆「2002・9・11声明」――アメリカのイラク攻撃に加担するな!
  ◆STOP!有事法制 12・1大集会
  ◆〈案内〉スタディツアー 地図から消えた島・大久野島
  ◆北朝鮮国交正常化交渉・拉致問題   ACT179号・181号への批判文
  ◆〈案内〉女性関連国内法入門
  ◆〈写真コラム・路傍の片隅から〉⑥
  ◆経介☆政子の永田町たちばなし(10)
  ◆〈集中連載〉貧乏記者のアフガン現地ルポ・最終回
  ◆教育基本法改悪問題 中教審が中間報告を提出
  ◆笠間市・産廃処分場建設工事差し止め訴訟②
  ◆アイヌ民族共有財産裁判・アイヌ史資料裁判
  ◆ジョゼ・ボベさんに懲役14ヵ月の不当判決
  ◆ECOひいき 東京・いのくら屋
  ◆BOOK Review
     地球危機管理委員会 編著 『地球が危ない!』
     五十嵐佳子・小石川百合 著 『あなたもなれる! 市議会議員』
  ◆〈新作ビデオ紹介〉PARCビデオ『あぶない野菜 グローバル化する食卓』
  ◆ジャーナリストたちが緊急記者会見 北朝鮮報道をめぐる「メディアへの提言」
  ◆[お知らせ]2003年新年合併号メッセージ広告にご賛同ください
  ◆広告(3面) 『創』1-2月号・『オバハンからの緊急レポート』……創出版
            『軍縮』1月号……宇都宮軍縮研究所
            健康食品・ケンコウキン……㈲カルティエ
           スペースじょあん

辛口レビュー

ベトナム反戦世代からのイラク攻撃NO!!
 吉川 勇一さん
(市民の意見30の会・東京)

いま必要とされているのは新しい構造と市民的不服従

来年には3万人規模の大集会を

吉川勇一
よしかわ ゆういち
 1931年東京生まれ。東大学生自治会中央委員会、全学連、日本平和委員会などで活躍。63~64年の原水禁運動の方針相違で日本共産党から除名、その後、べ平連に参加し、66年~74年まで事務局長役を務める。その後、予備校教師をしながら市民運動家として活動。80年、小田実らと「日本はこれでいいのか市民連合」を、88年、「市民の意見30の会」を結成。著書・編書に 『いい人はガンになる』(KSS出版)、『反戦平和の思想と行動(コメンタール戦後50年 第4巻)』(社会評論社)、『納得できる英文法』(研究社出版)、『市民運動の宿題――ベトナム反戦から未来へ』(思想の科学社)など。
★吉川勇一さんの個人Webサイト http://www.jca.apc.org/~yyoffice/
★旧「ベ平連」運動のWebサイト http://www.jca.apc.org/beheiren
                                         【構成・写真:加田斎】

 ついに、国連によるイラクへの査察が始まった。その一方で、アメリカは着々とイラクへの攻撃準備を進めていると伝えられる。この切迫した状況のなかで、私たちはなにをすべきなのか。旧ベ平連(ベトナムに平和を!市民文化団体連合)の一員で、現在も広範な平和運動を展開している「市民の意見30の会・東京」の吉川勇一さんにお話を伺った。

 ――やっと日本でも少しずつ、イラク攻撃反対の声が挙がってきてますね。

 もちろん、各地域ではいろいろとやっていたと思うけど、全体をカバーする枠がなかったんですよ。それが、いま、二つの大きな動きが出てきています。
 一つは、12月13日に渋谷でおこなわれる集会。これは、小田実さんが9月11日に発表した「9・11声明」に賛同する知識人・著名人が呼びかけている集まりです【2面参照】。各野党にも参加を申し入れているので、うまくいけば、さまざまな分野の人たちとも連動できると思います。
 もちろん私もこの声明には大賛成だから、一緒に賛同者を集めました。実務は、関西の事務局だけど、実際の集会は東京でやるので、いま、いろいろと手伝っています。
 もう一つは市民運動の主導で来年はじめにおこなわれる予定の大集会。これは1月15日から18日までアメリカを中心に実施される国際的な反戦行動への呼びかけに応えるものです。
 私としては、できれば、この二つの動きをドッキングさせて、3万人くらいの市民が集まるようになれば、と思ってるんですけど。十数万人を集めたローマに一歩でも近づければ、ってね。

 ――ベトナム戦争のときのように、運動が広がっていけばいいのですが。

 もちろん、あのころのようにはいかないでしょう。あの戦争で、私たちはいろいろな教訓を得たんだけど、アメリカの政府や軍はもっと学んだんです。
 徹底的にマスコミを統制し、徹底的に殺人現場を見せない。そしてアメリカ人の戦死者を出さない。私たちが見ることができるのは、アメリカ政府が発表したニュースだけ。そんな状況のなか、当時の反戦運動を再現するなんてことは容易ではありません。
 あの当時は、血だらけの生首を持った米兵の動く姿が茶の間に流れたわけだから、即座に「これはひどいよ」ってことになったんだけど、いまは、ゲーム見てるようなもんだからね。

 ――やはり、一朝一夕にはいかないんですね……。となると、いま私たちはどういうことを考えていくべきなんでしょうか。

以下、本紙をご覧ください。

2面に関連記事掲載



いずみ

 11月の初め、以前住んでいた尼崎の散髪屋で散髪した。よほどのことがないかぎり、飲み屋、食堂、服飾店、散髪屋は変えない。馴染みの店というのはいいもので、少々の不便や価格差にはかえられない。電気屋など日本橋やヨドバシカメラの方が安いのは分かっているが、地元の店のほうがアフターケアや本業以外の、たとえばちょっとした大工仕事など便利屋的仕事も頼めるなど、金銭に換算できないよさがある。
 芦屋では、市場はなくなり、こうした商店はほとんど潰れてしまった。尼崎でも散髪屋のおばはんが嘆くように、スーパーや大型量販店、安売り屋に押されて、個人商店は青息吐息だ。庶民、とりわけ中高年庶民にとっては、この国はほとほと住みづらい。
 散髪屋のおばはんは元来保守的な人である。それが「なぁ、今度の市長選どっちに入れたらえぇ?」と訊くのだ。「決まってるがな。文(あや)ちゃんや」と返すと「スチュアデスに市長が務まる?」という。「2000億円も借金つくって、閑古鳥鳴く駅前開発させるか、昔ながらの商店街復興に力を入れるか。金持ち旦那衆と談合するか、おばはんらにも情報公開するか。どっちがええ。どっちみち財政は良くならんけど、尼崎の街を生き返らせ、ちょっとでも変えたいんやったら文ちゃんに賭けてみ」と口説いたのである。おばはんは二つ返事で、「よっしゃ、スッチーや」と言った。
 マスコミは女性市長というだけで、北村春江も白井文も一緒くたにしている。北村は福祉、医療、教育を削り、大型土木事業に邁進し、同じ体質の宮田を応援していたのに、である。また、北村の後釜を狙っている田中康夫長野県知事の元秘書は、白井さんに抜け目なく祝電を打って、「市民派」たることを売り込んでいる。この男は脱ダム宣言などで田中知事と衝突し、市民派の資格なしと解職されたのに、そのことは情報公開せず、田中康夫の人気にあやかろうとする品下る「市民」だ。
 「女権拡張か、女性の解放か。権力としての無党派か、権力を無化するのか」。今後ますますそのことが問われねばならない。

                                                     小寺山康雄 


店・モノ・活動を‘ECOひいき’!!

 ACTの名物コーナー「ECOひいき」に登場してくださるみなさんを募集しています。「ECO」なお店、会社、グッズ、運動、などを是非、ACTで紹介させてください。自薦・他薦は問いません。紹介文は、本紙だけでなく、ACTのウェブサイドにも掲載させていただきます。
 ①お店・グループ名 ②お店の紹介や商品説明、活動案内(500字以内) ③連絡先(お店などの場合、「行き方」も) ④執筆者氏名 ⑤掲載紙送付先・原稿に関する問い合わせ先 ―を明記し、EメールかFAX、もしくは郵便でACT編集部[act@jca.apc.org]までお送りください。地図・写真などを添付していただければ、それも一緒に掲載いたします。(編集部)


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