在沖米兵による女児への強制わいせつ、新たな都市型戦闘訓練施設による実弾射撃演習強行に抗議して去る七月十三日夜、関東ブロックでは米大使館に抗議行動を行なった。辺野古実行委に参加している団体も抗議文等を持って関東ブロックと共に大使館前に結集、七団体が抗議・要請の文書を読み上げて手交した。
七月三日に沖縄市で発生した米兵のわいせつ行為について、沖縄の四軍調整官は謝罪し知事を訪問して陳謝、東京でも社民党の国会議員に陳謝したと報道されていた。このため、当然米大使館の館員が抗議文を受取るものと関東ブロックでは考えて抗議・申し入れをした。ところが米大使館側は対応はしない、警備の者に手交せよ−−の一点張り。抗議に来た者は大使館のはるか手前のビル前に誘導され、抗議文を持参した者だけが大使館前に一人づつ読み上げて手交するほかなかった。
米国側が陳謝したといっても、その場でわいせつ行為のことを「あれは個人的問題」などと発言したというから、まるで反省はしていなかったと思われる。それではいくら事件・事故のたびに「綱紀粛清を図る」と言っても口先だけのこと。事件・事故は一回だけなら許されるというものではない。たとえ一回でもあってはならないことだ。どうしてもゼロ回にできないのなら、米国に引き上げてもらおう。関東ブロックでは今後も米大使館のこの不誠意な対応について監視を強化していく予定である。抗議・要請文を提出した団体は下記の七団体だった。(Y)
●抗議と要求(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
●沖縄の米兵による少女への性暴力事件にたいする抗議と要請(NO!レイプNO! ベース女たちの会/基地はいらない!女たちの全国ネット/「戦争と女性への暴力」 日本ネットワーク(VAWW-NETジャパン))
●都市型戦闘訓練施設による実弾射撃訓練と米兵による性暴力事件に抗議し、米軍基地の撤退を求める要請書(名護ヘリポート基地に反対する会)
● 抗議・要請文(明治大学駿台文学会)
● 抗議申入書(イラクからの自衛隊撤退と沖縄の米軍基地撤去を求める実行委会(反安保実IX))
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