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沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック
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第113号(2000年6月28日発行)

巻頭言

 去る六月一○日、米兵の犯罪に対して損害賠償法の制定をめざす集会に参加した。詳細は本文(特集2・七頁〜)を参照していただきたいが、あらためて米兵に係る事件・事故の多さと、いまだに多くの被害者が日米両政府の厚い壁の前に泣き寝入りさせられている現状を知ることができたと思う。

 ところで、話は変わるが、私自身、多少の賛同カンパと、若干の署名を集めた程度の関わりで、集会とか集まりに参加したのは初めてだったのだが、問題の大きさに比して、思っていたより参加者が少ないのに驚いた。

 関東ブロックの運営委員会の中でも、「損害賠償法の制定運動は、地位協定、安保条約の容認というような捉え方をされないだろうか」というような心配意見があったように思うが、そのようなことが影響しているのだろうか。厚木基地爆音防止期成同盟の鈴木さんは、「どこに行っても同じ顔ぶれが集まるのは……」というようなことを話されていたが、いつもは関東ブロックの集会に集まる人びともほとんど参加していないのはちょっとショックだった。

 米兵の起こしている事件・事故に対して、孤立する被害者を支え、損害賠償を日米両政府に要求することは当然のことと思う。安保によってもたらされているこの事態に対して、安保に反対する人々こそがまずは先頭に立たなければいけないのじゃないだろうか。

 一○万人目標の署名は、現在二万人とのこと。皆さんご協力を! 
            (I)