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沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック
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第111号(2000年4月28日発行)
 
巻頭言

 沖縄県議会は三月三○日に「県の外郭団体など、あらゆる県の機関から『一坪反戦地主など』を役員から排除すべき件」という標題の陳情を与党の賛成多数で採択した(特集参照)。

 賛成討論をするのが恥ずかしくてか、本会議での伊波洋一議員の反対討論に何の反論もせず、与党議員たちは黙って起立しただけの採決だったという。まったく情けない議員たちである。賛成した与党議員の中にも、「陳情の文面は確かにひどかった」とか「継続審議にすべきだった」という採決に否定的な意見もあったと報じられてはいるが、この陳情が採択されたことは、日本全国の右翼好戦勢力を勇気づけることは間違いない。

 一方、沖縄の反戦運動に過大な期待を寄せていた人たちの中に衝撃が走り、気落ちして活動が鈍る人もあるかも知れない。さらに、名護市でもヘリ基地反対協議会が「現時点でのリコール請求の開始は困難である」との声明(八頁参照)を四月三日に出しており、沖縄の反戦平和運動は足踏み状態の感がある。

 事態が思わしくない今こそ、肩の力を抜いて、鼻歌でも歌いながら、たゆみない歩みを続けていこう。 
(U)