要請趣意書




2004年12月16日

辺野古への海上基地建設・ボーリング調査を許さない実行委員会


 今年9月以降、那覇防衛施設局は名護市辺野古沖合に新しい米軍基地を建設するためのボーリング調査を開始しています。この調査に対して地元住民から環境破壊であるとして中止要求が出されています。ll月29日に、私たちは貴省にボーリング調査中止を要請しました。貴省で検討していただくとされた点、その折には十分にご説明頂けなかった点、ボーリング調査を巡るその後の状況変化、などを踏まえ、私たちは再度新たな要請書を準備し、貴省に要請します。


要請内容



1 スパット台船、単管設営に伴うサンゴ礁の破壊の実態確認について、その後の貴省の取組内容と見解を説明していただきたい。特に、防衛施設局から潜水調査の結果の報告を受けたかどうか、それに対してどう対応するのかをお聞かせいただきたい。

2 次のような状況変化について貴省の見解をお聞きしたい。


3 そもそも、基地建設は憲法第9条に違反している。また沖縄から5200人もの米兵がイラクに派遣されており、このことは日米安保条約の極東条項にも違反している。環境省はそのことについてどのように考えられるのか。


4 その他、辺野古ボーリング調査を憂えている私たちから、種々の観点からボーリング調査の中止を要請します。

 水俣病の愚を繰り返さないでいただきたい。政、産、官、学の無責任な対応が、多くの被害者を出しました。現在進行中の那覇防衛施設局による環境破壊の工事を即時中止するべきです。環境省の責任ある勇気ある対応を要請します。