通すな、つぶせ! 新ガイドライン法案

4・15戦争協力を許さないつどい

集会アピール

 小渕政権は、新ガイドライン法案を強引に成立させようとしている。3月24日未明、自衛隊は日本海公海上において、発足後はじめて武力を行使した。「不審船の領海侵犯」を口実とするあの暴挙もまた、戦争立法に追い風を吹かせるための、日本政府による〈危機〉の演出だった。

 しかし日米共同戦争を可能にする法案に反対する声は、各地で上がり始め、いよいよ広がる勢いである。すでに全国の170を超える自治体議会が法案に反対や疑問を表明し、あれこれの「修正」ではなく廃案を求めるアピールや声明が、各界から相次いでいる。

 これまで新ガイドライン法案を廃案に追い込むことを、共通の目標として力を合わせてきた私たちは、いよいよ切迫した事態を前に、さらに多くの人びとの、政治的立場の違いを超えた力の結集が必要であることを痛感する。それゆえ、私たちは、平和憲法を踏みにじる戦争法案を廃案に追い込むために、何より私たち自身が、これまでの何十倍も力を尽くすことを決意する。

 その決意に基づいて、私たちは、戦争を拒否し平和の創造を希求するすべての人びとに訴える。小渕政権の《戦争のできる国家づくり》に反対しよう。全国のいたるところで、戦争法案の廃案を求める声をあげよう。声が強く高く勢いを増し、巨大な渦となって国会と小渕政権を包囲するなら、戦争立法は必ず阻止できる。

 沈黙は戦争を準備する。アジアへの侵略戦争を再び許してはならない。平和のために立ち上がるべきは、今、このときである。

1999年4月15日     

通すな、つぶせ!新ガイドライン法案    

4.I5戦争協力を許さないつどい・参加者一同  


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