春一番 新ガイドライン関連法案を吹きとばせ!
2・14 戦争協力を許さないつどい
(1999年2月14日 東京・日比谷公会堂)
集会宣言
政府は一方で、「北朝鮮ミサイル有事」ムードを演出しつつ、戦争立法づくりに、いよいよ具体的に取りくみだしている。自民党と自由党の連立政権・小渕内閣はアメリカに、新ガイドライン関連法案の早期成立を約束し、憲法改悪(明文改憲)へ向けた「憲法調査委員会」づくりも合意しているのだ。
具体的な国会審議を目前にした、国会でのやりとり(政党間交渉)は、もっぱら国会承認の有無などに討論を集中し、戦争国家づくりのためのガイドラインとその関連法案それ自体の内容を具体的に問おうとしていない。そして、与党と公明・民主党などの野党の合意はすでにできつつあり、一気に法案は成立させられようとしているのだ。これが平和憲法体制の最終的な解体をもたらすことは明らかである。だとすれば、明文改憲への動きへとそれが連動していくのは、あたりまえである。
しかし、戦争協力に民衆を動員する体制への「国民的合意」づくりに抵抗するために、各地で地方自治体に働きかけるなどの様々な運動をつくり、多様な反撃をつみあげてきた私たちは、政府に向かって、戦争立法・戦争協力NO!の声をたたきつけるために、ここに集まった。
残念ながら、この法案をストップさせるためには、私たちの力は、まだまだ不足している。本日の行動をふまえ、戦争国家(協力)づくりに抗する運動をさらに拡大し、ガイドライン関連法案を本当に吹き飛ばず闘いをつくりだしていこうではないか!
1999年2月14日
「春一番、新ガイドライン関連法案を吹きとばせ!
2・14戦争協力を許さないつどい」参加者一同