海上ヘリ基地建設の是非を問う名護市民投票

「反対」53%、過半数かちとる

沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック


  

 昨日行われた普天間基地全面返還にともなう代替海上へリポート基地建設の是非を問う名護市民投票の結果は「賛成」2562票、「条件付き賛成」11705票、「反対」16254票、「条件付き反対」385票で、投票率82.45%でした。「反対」は投票者数の約53%で過半数をとりました。

 湯水のようにたれ流す「振興策」に、有権者の2割近い不在者投票に現れた賛成派の企業ぐるみの投票、政府・防衛庁の戸別訪問の圧力の中でのこの結果は、名護市民の絶対反対が強かったといえます。とくに「条件付き賛成」を単に賛成とみるべきではなく、反対なのだが仕事や周囲との関係でというものです。すなわち、無条件に賛成は投票者数の約8%にしかすぎず、「賛成」「反対」の2択であれば、実に92%が反対であることを示したのです。

 しかし、政府は「今回の市民投票の結果を踏まえ、今後、名護市、沖縄県を含め地元において、海上へリポートの建設受け入れについて、検討の上判断されるものと承知しており、政府としてはその検討を見守ってまいりたい」(村岡兼造官房長官)と、名護市長、沖縄県知事に政治判断させ、あくまでも受け入れさせたいとしています。

 よりいっそう圧力をかける政府に抗議し、名護市長、沖縄県知事に市民投票の結果を尊重して反対表明するように要請していきましょう! がんばっている名護市民を激励してください!


抗議先


要請先


激励先


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  • 海上ヘリポート建設計画


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