海上へリポート基地建設を許さない
全国のみなさんのご支援を心から訴えます
ヘリ基地建設反対協議会
1997年12月8日
全国のみなさん
沖縄・名護市での米軍海上基地建設の賛否を問う市民投票の告示日が目前となりました。それは、市民・県民が基地の命運を自分の投票で左右できる初めて握ったチャンスです。私たちは、沖縄と日本の平和のためにも、名護市民の暮らしと町の振興のためにも、米軍の海上基地建設を許すわけにはいきません。なんとしても勝利のため全力を尽くします。それが、あの沖縄戦の体験と米軍占領下で苦難な生活を強いられた沖縄県民の願いであり、美しい自然と大地、沖縄の心を守り、育ててきた祖先への報い、子や孫たちへのつとめだと思うからです。
それにしても、海上基地を押しつけようとする政府・賛成派の権力と金力をテコにしたなりふりかまわぬやり方は、前代未聞です。官房長官や沖縄開発庁長官が来沖して「名護と沖縄の振興策は基地建設とひきかえ」「反対票が多ければ、普天間基地返還は白紙」といって“おどし”たり、防衛施設局の職員三百人を派遣して、基地押しつけのために各家庭をまわらせるというのです。こんな卑劣なやり方に負けて入られません。「美(ちゅ)ら海、美ら島を守った」と胸をはっていえるように、がんばりぬきます。
全国のみなさん
これまで、みなさんの熱い思いに励まされながら、名護市民と全県民が心一つにして、たたかってきました。私たちは、二十一日の投票日まで一直線でがんばりぬきますが、全国のみなさんへ、重ねてつぎのことを真心からお願いするものです。
◆名護と沖縄にいるお知り合いの方へ、電話も使って声をかけていただき、「海上基地建設は『反対』に◯」の投票をおねがいしてください。
◆政府・賛成派の金に糸目をつけぬ大宣伝にうち勝つために、どうしても活動資金が足りません。募金にもご協力ください。
〈激励先〉
海上ヘリ基地建設反対・平和と名護市政民主化を求める協議会
〒905 名護市大東一丁目19の4
電話:0980-53-6992、ファックス:0980-53-6993
〈送金先〉
ヘリ基地反対協議会
郵便振替:01700-7-66142