(Access Now, #KeepItOn)2023年の暴力とインターネット遮断:過去最悪の年となる

Access Nowとインターネットの遮断に反対する国際的な連携組織#KeepItOnが昨年のインターネットの遮断に関する報告書を公表しました。JCA-NETは#KeepItOnのメンバー団体です。なお報告書は英文になります。以下は報告書公表に関するプレスリリースを日本語に訳したものです。(理事:小倉利丸)


2023年の暴力とインターネット遮断:過去最悪の年となる
発行:2024年5月15日
最終更新日:2024年5月15日 2024年5月15日
内容注:以下の記事には暴力への言及が含まれている。

2023年は、ほとんどすべての指標において、過去最悪のインターネット遮断の年となった。当局は、暴力、戦争犯罪、民主主義への攻撃、その他の残虐行為を隠し、可能にし、悪化させ、何百万もの人々の人権を押しつぶし、39カ国で少なくとも283回、意図的にインターネットを遮断した。

(Google経営陣宛書簡)ムスリム、アラブ人、パレスチナ人に対する検閲と差別をやめるべきだ

今年の4月にGoogle によるイスラエルのジェノサイド加担に抗議する行動によって、Googleの労働者が50名も解雇され、9人が逮捕されました。これに対して、Googleの経営陣への抗議と復職を求めてGoogleに書簡を出す運動が起きている。10万人を目標に既に5万人を越えた。JCA-NETのこの抗議行動に連帯して以下のような書簡をGoogleの経営陣に送付しました。一人でも多くの皆さんが日本からも抗議の手紙を送付することを呼びかけます。抗議のメール文の送付方法はこの記事の最後をごらんください。(JCA-NET理事会)


ムスリム、アラブ人、パレスチナ人に対する検閲と差別をやめるべきだ

私は、日本のインターネットユーザー団体でコミュニケーションの権利の運動団体でもあるJCA-NETを代表してあなたに手紙を書いています。JCA-NETは、サニーベールとニューヨークのオフィスで行われた歴史的な座り込みに参加した数十人の Google 社員と、Project Nimbus を中止し、パレスチナ人、アラブ人、ムスリムの同僚を保護するよう彼らの呼びかけに参加した数百人の他の社員と連帯します。JCA-NETはまた、座り込みの直後に解雇された50人以上の労働者たちとも連帯しています。

共同声明:スーダンにおける電気通信の遮断:紛争当事者は、集団的懲罰をやめ、命を救うための電気通信へのアクセスを可能にしなければならない

JCA-NETは下記の共同声明に賛同しました。

スーダンにおける電気通信の遮断:紛争当事者は、集団的懲罰をやめ、命を救うための電気通信へのアクセスを可能にしなければならない

2024年5月13日

スーダンで壊滅的な人道危機が急速に悪化している中、私たちは94の人道支援団体、市民団体、人権団体、そして#KeepItOn連合のメンバーを代表し、スーダン全土における通信インフラの復旧を緊急に訴えます。スーダンは世界最悪の避難民の危機と なっており、世界最悪の飢餓の危機に瀕しています。スーダンの人口の半分以上、約2500万人の人々が人道支援を必要としています。1年以上にわたる執拗な戦争と無差別暴力により、家屋、町、生活、重要な民間インフラが破壊されました。

戦争当事者による無差別攻撃や通信の遮断は、民間人が戦争の影響に対処する能力や、援助関係者にとって必要不可欠なサービスを提供する能力に深刻な影響を及ぼしており、現地の支援者が最も深刻な被害を受けています。双方は一貫して、電気通信インフラに対する標的型攻撃や官僚的制限(特定の衛星インターネット機器の輸入・使用禁止など)を課しており、民間人に深刻な影響を及ぼしています。

JCA-NETセミナー2024年5月JCA-NETセミナーのお知らせ

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JCA-NETセミナー2024年5月JCA-NETセミナーのお知らせ

JCA-NET (2024/5/1)
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Table of Contents
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1. セミナー1:5月21日(火)19時 運動の記録(チラシ、パンフから写真、動画まで)を残す
2. セミナー2:5月25日(土)15時 戦争とジェノサイドに加担するプラットフォーマーと決別するために――何ができるか、何をすべきか...
3. セミナー3:5月29日(水)19時 フォローアップ
4. 参加方法
5. オンライン会議のマニュアル、参加費、問い合せ先など

(APCウェビナー報告)「これがシオニスト・モデルだ」残虐行為プロパガンダは、イスラエルのパレスチナに対するジェノサイドのもうひとつの武器だ

先に紹介した「(APC ウェビナー)パレスチナ人フェミニストの声 ―残虐行為プロパガンダとジェンダー化される偽情報」について、GenderIT.orgのサイトにウエビナーの報告記事が掲載されました。


「これがシオニスト・モデルだ」残虐行為プロパガンダは、イスラエルのパレスチナに対するジェノサイドのもうひとつの武器だ
2024年4月3日
著者 Hija Kamran


GenderITのためにWard Zaraaが描いたイラスト。

メール送受信の認証強化へのJCA-NETとしての対処について

2024年4月17日
この間JCA-NET理事会は、JCA-NETサービスを委託している市民電子情報網
(POEM)の技術的な提言を受けながら、メールの信頼性向上について検討してき
ました。

電子メールについては、なりすましやスパムなど様々な問題が指摘されて久しく、
これに対して様々な対策がとられるようになっています。基本的には、メール
の差出人の信頼性(なりすましではないこと)を確認できるような仕組みの導入
が進んでいます。

JCA-NETでは、古くから電子メールサービスを会員の皆さんに提供してきた
こともあり、皆さんの電子メールの利用方法を極力壊さないことに重きを置いて、
大らかで性善説に基づいたポリシーにてサービスを運用して参りました。その
結果、近年ではJCA-NETのシステム運用者を不正に名乗ったメールをそのまま
会員の皆様に届けてしまうなどの行為を許してしまっております。

(共同声明)大量監視と暗号化の脆弱化の問題の議論がEU理事会に依然として残されている

JCA-NETは下記の共同声明の署名者になりました。


(共同声明)大量監視と暗号化の脆弱化の問題の議論がEU理事会に依然として残されている

EU加盟国の司法 ・ 内務担当大臣 および省庁の皆様
駐EU常駐代表(大使)の皆様
EU法 執行作業部 (LEWP )における EU 加盟国の代表の皆様、

2024年4月17日

JCA-NETセミナー4月(捜査機関のデータ収集、メールのしくみ)

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JCA-NETセミナー2024年4月のお知らせ

JCA-NET (2024/3/31)
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Table of Contents
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1. セミナー1:4月20日(土)15時 捜査機関によるコンピュータ・データ収集――刑訴法改悪とプライバシー権の危機
2. セミナー2:4月26日(金)19時 メールの仕組みはどうなっているのか(入門編)――ヘッダを読む
3. セミナー3:4月30日(火)19時 フォローアップ
4. 参加方法
5. オンライン会議のマニュアル、参加費、問い合せ先など

パレスチナ・デジタル権利連合、ジェノサイド事件におけるICJ仮保全措置命令を受け、オンライン・プラットフォームに行動を要求する

以下は、はAPCのメンバーでもある7amleh(The Arab Center for the Advancement of Social Media)をはじめとするパレスチナ・デジタル権利連合がジェノサイド事件におけるICJ仮保全措置命令を受け、オンライン・プラットフォームに各社宛の書簡についてのプレスリリースです。書簡本文は最後に英文へのリンクがありますが、X宛の書簡のみ日本語訳を作成しました。他のプラットフォーム宛もほぼ同文です。(小倉利丸:JCA-NET理事)


パレスチナ・デジタル権利連合、ジェノサイド事件におけるICJ仮保全措置命令を受け、オンライン・プラットフォームに行動を要求する

本日2024年2月7日、パレスチナ・デジタル上の権利連合は、Meta、XとTelegram、TikTokのプラットフォームにおけるパレスチナ人々に対するヘイトスピーチ、非人間化、暴力やジェノサイドへの教唆の拡散に関して、書簡を送付した。