32. 「後期高齢者医療制度」のひどさ、自治体からの通知のわかりにくさ。 (2008/02/04記入)
この4月から、75歳以上の者に「後期高齢者医療制度」なるものが適用されるということです。これへの反対、強い抗議の意思は、各方面から出されているので、改めてはのべませんが、2月2日に、私の住む西東京市の市役所の「市民部健康年金課医療助成係」から、「後期高齢者医療制度のご案内」なるA4版13ページものパンフレットが送られてきました。
さっそく読んでみたのですが、この印刷物は、活字だけはやたらに大きなポイントで印刷してあるものの、内容のわかりにくさはひどいもので、これを読んで自分がどういうことになるのかわかる高齢者はまず少ないのではないだろうか、と思いました。
私はかなり努力して理解しようと努めたのですが、要するに自分はいくらとられるのか、これまでの保険料よりどれだけ上がるのかなどの計算はできませんでした。
右に、その中の「☆保険料について」というページを転載しますが、ま、読んでみてください。わかりますか?
(1)の「保険料の決め方等について」はどうにか理解しました。しかし、次の「低所得者の軽減措置について」では、自分がこの「低所得者」なる分類に当たるのかどうか、また、当たるとして、そのつぎの、@7割軽減額 A5割軽減額 B2割軽減額のどれに該当するのかがわかりません。いきなり「7割軽減額」などと出てきても、それが何のことかの説明もないからです。
つづいて、「保険料の算定例」として、均等割軽減額が7割の場合、2割の場合、均等割軽減なしの場合の3例が出てくるのですが、それぞれかなり個別の事例ですから、自分がそのどれに該当するのかもよくわかりません。
要するに、これまでになく字が大きいというだけで、中身はおよそ不親切なお役所仕事というほかはありません。
理解は諦めて、ほうり出してしまいました。
その翌3日、共産党の新聞『赤旗』5面に、「長生きしたらだめですか 75歳以上の後期高齢者医療制度」という全ページの解説記事が載っていました。その中に「これがあなたの保険料」という図が出ています。これはわかりやすいものでした。図の中の空欄に自分の該当する数字を入れて計算していくと、最後に自分がいくらの保険料を取られることになるのかが出てくるのです。
早速やってみたところ、一発で、私の保険料は年35,504円となり、これまでの健保
り料よりも年4,304円も値上げになるということがわかりました。
この計算表は便利ですので、転載しておき
(途中で、「C] の下に、「右表参照」と出てきますが、その各都道府県別の表は、下に移してあります。
B C 広域連合 所得割率 均等割(円) 北海道 0.0983 43143 青 森 0.0741 40514 岩 手 0.0662 35800 宮 城 0.0714 38760 秋 田 0.0712 38426 山 形 0.0685 37300 福 島 0.0745 40000 茨 城 0.0760 37462 栃 木 0.0714 37800 群 馬 0.0736 39600 埼 玉 0.0798 42530 千 葉 0.0712 37400 東 京 0.0656 37800 神奈川 0.0745 39860 新 潟 0.0715 35300 富 山 0.0750 40800
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B C 広域連合 所得割率 均等割(円) 石 川 0.0833 45480 福 井 0.0790 43700 山 梨 0.0728 38710 長 野 0.0653 35787 岐 阜 0.0739 39310 静 岡 0.0684 38000 愛 知 0.0743 40175 三 重 0.0679 36758 滋 貿 0.0685 38175 京 都 0.0832 45250 大 阪 0.0868 47415 兵 庫 0.0807 43924 奈 良 0.0750 39900 和歌山 0.0792 43375 鳥 取 0.0775 41592 島 根 0.0735 39870
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B C
広域連合 所得割率 均等割(円) 広 島 0.0714 40467 山 口 0.0871 47272 徳 島 0.0743 40774 番 川 0.0898 47700 愛 媛 0.0785 41859 高 知 0.0888 48589 福 岡 0.0924 50935 佐 賀 0.0880 47400 長 崎 0.0780 42400 熊 本 0.0862 46700 大 分 0.0878 47100 宮 崎 0.0795 42800 鹿児島 0.0883 45900 沖 縄 0.0880 48440
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