news-button.gif (992 バイト) 23 牛島秀彦さん、7月12日に逝去。17日にお通夜。 (1999.7.17...掲載)   

  牛島秀彦さんは、7月12日に、新宿区の榊原記念病院で逝去された。牛島さんは、6月半ば、ロータリークラブでの講演中に、大動脈剥離で倒れ、入院、手術を受けられた。手術は成功したのだが、体力が弱っていたところへ、急性肺炎にかかり、内臓諸機関不全で不帰の人となられた。1935年うまれだから、まだ64歳だった。東海女子大の教授だったが、少し前まで、代々木ゼミナールでも英語を教えており、私とは同僚だった。

 7月17日に、堀の内葬祭場でお通夜が行われ、約100人ほどの知人が列席した。通夜は無宗教で行われ、作家の山中恒さんが司会、佐賀中学の同級生やハワイ大学の友人ヴァルド・ヴィリエルモ博士などの弔辞、氏の作品『消えた春』などの一節の朗読が行われ、全員が献花をした。最後には、牛島さんの愛したハワイの歌『アロハ・オエ』を列席者で斉唱して、別れを惜しんだ。

 牛島さんの作品は多いが、昨年暮れには、初めての小説『月夜の虹』(講談社)を、そして、今年4月には、硬派の評論『目かくしされた日本人』(ニュートンプレス)を出版し、3月25日に出版記念会が行われたばかりだった。牛島さんが1973年に出版した『非国民的天皇論――「天皇陛下萬歳」の思想』は、右翼から激しい攻撃を受けたこともあった。

 ご遺族は、夫人の牛島郁子さんとお子さん3人。連絡先=東京都練馬区南大泉2-24-11 TEL: 03-3925-8963
FAX: 03-3925-8084

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