80 デモにも何とか行きますが、もっぱら病院やクリニックに通い続けです。  (2012年11月07日  掲載)  

  「ご案内」や「ニュース」の欄には少し記入がありましたが、本欄はひと月以上載っていませんでした。その後の「雑感・駄弁」を書いてみます最初の1項を別にすると、あとは全部まったく個人的な私生活の 駄文ばかりです。お許しください。

 
参加するつもりの3つの反原発デモ:「ご案内」には、今月と12月の初めにある二つの西東京市のデモや集会のご案内を載せました。地元の活動には何とか参加したいと思っていますが、もうひとつ、本月11日に都心である「首都圏反原発連合」の「11.11 反原発 1000000 人大占拠」にも行かざるをえないだろうと思っています。この予定では、日比谷公園集合/出発のデモを予定でしたが、東京都が公園の使用を認めず、デモ申請を行なうことができないことになり、11月2日の東京地方裁判所の申し立て棄却をうけ、東京高等裁判所への抗告をしておりましたが、これも棄却となりました。市民の権利を奪い、表現の自由を侵害であることはもちろんです。しかし、主催の「首都圏反原発連合」は、当初予定していた「11.11反原発1000000大占拠」での13時からのデモは中止せざるを得なくなりましたと発表しています。ただし、しかし、15時からの首相官邸前、国会議事堂周辺をはじめとする永田町・霞が関一帯の抗議行動については開催するということですので、これには、参加しようと思っています。この事情は、「首都圏反原発連合」のサイトをぜひごらんください。ここをクリックしてください。 
  私の参加している「市民の意見30の会・東京」のグループは、以下のことになります。

@大間原発建設反対行動に参加する。
集合;11月11日午後3時/Jパワー(電源開発)ビル前(地下鉄日比谷線東銀座駅A1出口からでて探して下さい)
A国会包囲行動に合流する。
午後5〜7時/国会正門前に近い場所で意見の会のノボリを目印にして下さい。 チラシとノボリセットはNさんがJパワー前まで運んでくれますので、そこからは分担して持ち運びましょう。
午後3時からは経産省前や文科省、官邸前などでも行動が取り組まれると思いますので、意見の会の大結集はAにしましょう。
 
 それで、私は、Aに参加するつもりでおります。

 藤原書店の季刊誌『環』のこの秋の vol.51 は、「内なるアメリカ」の特集が載っていますが、その中に、私も「安保体制の根本転換を求めて」という短文を書きました。今出たばかりですので、本サイトにこの文をのせるのは少し先にするつもりですが、この文には1982年5月23日、故高木仁三郎さんらとともに行なった大規模な反核行動の際、私たちが「反核だから反安保・反原発」というスローガンを入れて代々木公園に掲げた大きなアドバルーンの写真を載せてありますので、この写真だけここでご紹介しておきます。雑誌の写真はモノクロになっていますが、ここではカラーで。(左の写真、撮影は私です)  


 
でも、もっぱらは病院やクリニックへの通い続け: 何とか地元のデモや、都心でもこれは行かざるをえないかと思うデモには、参加したいと思っていますが、しかし、それほど簡単ではありません。「後期高齢化」 となりますと、 身体のあっちやこっちに具合の悪ことが増えてきて、ここ数ヶ月は、もっぱら病院やクリニックへの通い続けになっています。週に最低1回は通っているのが、整形外科(肩・頸)、皮膚科(水虫など)、月に最低一回を通うのが内科(一般)、眼科(緑内障)、最低数ヶ月に1回通うものが、胃腸科、呼吸科(肺気腫)、外科(胃がん)、泌尿科(膀胱がん)、歯科(入れ歯の手当)、年に最低 行くところが神経内科(脳梗塞)、耳鼻科 (難聴)と、まあ、なんと11もの病院や医院の科に通っており、その多さには自分でも驚くほどです。
 今日も、内科の医院に行ってインフルエンザの予防注射を打ち、続いて皮膚科のクリニックへ寄って治療をしてきました。これで3時間かかってきました。これ以上ですと、生きてゆくために病院へ通うのではなく、病院に通うために生きているようになりそうです。耳が遠くなってき ていますので、つい、大きな声を出してしまうのですが、そうすると、電話では、元気な声だな、実に元気そうだな、などとよく言われるのですが、とてもそれどころ0のです。 このほかに自分でやるものとしては、毎週、人工膀胱のストウマ・パウチの交換が30分の作業が必要ですし、毎日時間で決まっている目薬の点眼 、脳梗塞・高血圧その他の薬の投薬、入浴のあとに手足のあちこちに塗ったリ貼ったりする薬や、経皮鎮痛消炎の貼付けなどがありますし、朝、昼、夜と一日3回血圧の測定も必要で、これらも結構時間をとられます。

 TV体操とウォーキングマシン: しかし、これではまずいので、何とか健康に努力し 、治療の数を少なくしたいと思い、ここ1年以上は、毎日午前9時55分から、僅か5分間だけですが、NHKのテレビ体操を続けています。土曜、日曜と、国会の審議がある日だけは、このTV体操の放送がないのですが、 その日でもDVDに録画してあるもので体操をやっています。 これにプラスして、先月、ウォーキングマシンを購入し、毎日、自宅の中で歩くことを初めました(左の写真)。この機械は1万円より安いものから50万円以上のものまであって、なぜこんな 幅があるのかよく判らなず、いろいろサイトの上で比較したりして、まあまあと思った2万円ほどのものを入手しました。機械自体の重さや長さ、歩くスピードや傾斜の変更、騒音の程度など、これで十分と思っています。毎日最低30分、1.5キロ ほどを歩いていますが、何年も参っていた脚の浮腫(むくみ)はかなり良くなってきています。浮腫がひどくなり、脚がひどくダルくなって我慢ができな いほどになると、指圧やマッサージに出かけます。指圧はとてもいい気持ちで毎日でも行きたいほどなのですが、代金は1時間で5千円、市役所が出してくれる月2枚の高齢者補助券(千円分)があっても、1回4千円では、そう何回も行くわけにはなりません。ウォーキングマシンで指圧通いが少なくなってくれれば、2万円も安い買い物だということになりそうです。
  それに、一番ありがたいのは、自宅の中で、ウォーキングマシンを大画面のテレビとオーディオの正面に置きましたので、30分あるいは50分の間、これまで録画して溜まっているクラシックのコンサートやオペラ、あるいは大事なドキュメンタリのDVDやブルーレイを観られるということです(右の写真、手前の左側がマシーンのデジタル操作パネル、中央がテレビ)。この画面や音楽に夢中になっていると、30分や1時間のウォーキングがあっという間に終わってしまうのです。今のところ、この機械は満足して生活しています。

 母はあと2ヶ月で満100歳です: 以上なわけで、健康の 愚痴や苦労をこぼしたのですが、ときどき老人ホームにいる母を訪ねますと、腰と脚が弱くなって車椅子が必要になっていますが、それ以外は元気で、頭はまったくボケていません。新聞の政治欄もよく見れば、文字入れのクイズをほとんど100%で埋めてみたりしています。先日行ってきた時には、「今作ったよ」と、こんな狂歌のようなものを言われました。「人はみな、長寿を祝えど、私は ただひたすらに、お迎えを待つ」、「長寿など願ったこともないこの身、あと二ヵ月で百歳とは」です。そして、このあとに「驚き、桃の木、山椒の実……とつけるんだよ」などとも言うのです。来年1月半ばで、満百歳になるのですが、子供、孫、曾孫を数十人集まって、食事会をする予定があります。母が生きている間は、私はウォーキングマシンをやっていなければならいないな、と思っています。

オシャレを足してみました: でも、病院通いと家で歩いている毎日で、彩りらしいものと言えば、ときどきのデモ参加の時のプラカードというだけでは、あまり面白くない暮らしですね。少しは贅沢でも、歳は歳なりのオシャレなものもあっていいじゃないですか。そんなことにも考えてみました。 それでひとつ入手したのが、銀製のイニシャル・ペンダント(左の写真)と銀製のイニシャル・リングです。これまでもベレー帽の横や、上着の襟などには、銀製の 「YY」のイニシャルのラベルピンをつけていました。この文字は、銀の材料から刻んでひとつひとつ作るものです。このデザインは気に入っています。「YY」は、私のイニシャルですが、死んだ連れ合いのイニシャルも 祐子という名前ですから、同じく「YY」でした。 以前に書いたかと思いますが、車を変えるときでも、わざわざ指定料金を払って、最初の車と同じナンバーの「多摩 2201」という数字をとって付けています。「夫婦はひとつ」と読めるからです。というわけで、このペンダントなども、かみさんと一緒のような気持ちになってもいます。

最近の「いい人」の写真: 最近、50〜60代の知人でガンにかかり「いい人」になっている人がかなりいます。それで本サイトの「『いい人』情報」にほとんど載せいないようになっているのですが、ここでは、最近「いい人」になった作家の知人、戸井十月さんとの写真を紹介しておきます。先月、山梨県の忍野村で、旧ベ平連の仲間たちが集まったときの写真です。抗癌剤で髪がすっかりなくなって帽子をかぶっていました。彼は、寒いからかぶっているだけで、恥ずかしくなってるからじゃないぞ、と帽子を脱いだので、そこで一緒に写真を撮ろう、ということになりました。ところが、その二人の後ろに、照明用の大きなライトのあるのが一緒に写り、なんだか三人のハゲ男が並んでいるみたい見えて、とても面白い写真になったように見えます。いかがですか? (右の写真)