32 近況報告 (2007年12月11日  掲載) 

 近況の報告ですが、「News」欄に載せるには、あまりにも私的なことが多いので、この「雑感」欄に載せることにしました。よかったこともあれば、危なかったこともあり、また、困ったこともあります。ご用とお急ぎのない方のみ、ご覧下さい。

(1) 電子ピアノをついに買いました。

 何年も前から「買う、買う」と前宣伝ばかりしてきた電子ピアノをついに買いました。転居先で家具類を据え付けたあとで何とか余地をつくりだし、置き場所が確保できたからです。機種は前から決めていたカシオの CELVIANO AL-100R です。
 買うことに決めて、新宿の家電量販店に行ったのですが、なんと、この機種は最近、生産停止となり、在庫も全部売れてしまったので、もはや入手できないと言われました。本当にガックリしたのでした。ところが、帰宅してからインターネット上で調べてみたところ、札幌のある店で、在庫が1台だけ残っていると出ていました。しかも、生産停止となったせいなのか、売価が定価の半額なのです! 以前、新宿の量販店で見たときの値段よりもはるかに安くなっていました。というわけで、それに飛びついて購入した次第です。ラッキーな感じで、満足でした。
 右の写真は、いっぱし、名演奏でもしているような光景ですが、もちろん、格好をつけただけで、実は何にも弾けません。イロハのイから始めるのです。栗原幸夫さんのサックスと共演できるようになるには、何年かかりますことやらわかりませんが、ポチポチと練習を始めるつもりです。

(2) 危うく死ぬところでした。衰えをもっと自覚しなければなりません。

 少し離れたスーパーへ自転車で買い物に行きました。なるべく買い物の回数を少なくしようと、いろいろ買い込みました。缶ビールの6本入りとか、お米5kgとか、大根とか、重いものもかなりあり、それを自転車のハンドル前のかごに入れて帰りました。
 歩道上を走ったのですが、途中でタバコが吸いたくなり、歩道脇のパイプの柵に片脚をかけ、タバコに火をつけてから走り出そうとしました。それがいけなかったのです。序走をつけてからサドルにまたがって走り出せばよかったのですが、片脚を柵につけて立ったままの自転車で走り出そうとしたものですからスピードが出ず、ヨロヨロとしました。おまけにかなり重い荷物がハンドル前のかごに入っていたものですから、バランスを欠き、自転車は転倒しました。なんと、そこには歩道と車道を分けるパイプの柵がなく、自転車は車道に投げ出されてしまいました。勿論、私も転倒、大根などは車道に転がりだしました。
 後から車が来ていなかったからよかったものの、もし歩道近くの車道を車が来ていたら、轢かれてしまったことでしょう。危ないところでした。若いころでしたら、片足を柵にかけて、停止している自転車を走り出させることぐらい、何でもなかったことなのですが、歳をとるとそうは行きません。それなのに、その自覚がなく、以前できたことだから……という安易な気持ちで同じことをやろうとしたので、大失敗したのでした。大きな教訓とします。衰えをもっと自覚しなければなりません。
 それにしても、あとから考えて、おかしかったのは、転倒から起き上がったあと、まずやったことが、周りをキョロキョロ見回し、誰か見ていなかったかどうか確かめたことでした。そんな時でも,まず周りの目を気にするとは、修養も何もあったものではないな、と思った次第です。
 実質損害――大根が二つに折れたこと。右の膝小僧などに、かなりの打撲傷と裂傷を負い、出血し、外科医院に通うことにもなり、かさぶたが取れるまでに3週間もかかったこと。

(3)住まいを財界に売り渡すな! 転居先が民営化される危険があるとのことです。

 「News」欄の No.182 で、「転居先には満足している」と書きました。ところが、日本共産党の機関紙『赤旗』12月7日号によると、半官半民の組織「都市再生機構」(略称UR、旧住宅公団)が管理しているこの私の住んでいる住宅が、民営化される危険があるというのです。政府は、この独立行政法人を廃止し、民営化に向けて年内ににも「整理合理化計画」を策定しようとしているという報道で、この動きに反対するため、12月6日、全国公団住宅自治会協議会が、日本教育会館で全国総決起集会を開き、940人余が参加したと伝えています。
 そんな動きがあるということを、私はまったく知りませんでした。民営化されれば当然ながら、家賃の値上げということになるでしょう。満足などしていられなくなります。私は転居後、まだこの住宅郡の自治会に入っていないのですが、早速入会手続きをとることにしようと思っています。