58 二人のピュリツァー賞カメラマン  澤田教一・酒井淑夫写真展  「戦場」のご案内 2002年3月22日掲載) 

  べトナム戦争の写真でピュリツァー賞を受賞した、澤田教一と酒井淑夫の二人の写真展「戦場」(主催 日本新聞博物館など)が横浜の日本新聞博物館で3月26日から5月19日まで開かれ ますぜひご参加くださいますよう、ご案内いたします。以下の案内は、この写真展のホームページの一部を転載したものです。ホームページのアドレスは、http://www.kyodo.co.jp/kyodonews/2002/gallery/sawada/battlefield/index.htm です。(左の写真は、「2人のピュリツァー賞カメラマン」  UPIの先輩、澤田教一(左)とダナンへ飛ぶ米軍ヘリに乗り込んだ酒井淑夫。) 上のホームページでは、この二人のカメラマンの写した写真を、大きく見ることが出来ます。

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 米国UPI通信社のカメラマンだった澤田の「安全への逃避」(1966年度受賞)と澤田の後輩だった酒井が撮影した「より良きころの夢」(1968年度受賞)を含め、過酷な戦場で必死に生き抜こうとする民衆や死の恐怖と隣り合わせの兵士の姿など、約120 点で構成されています。
 21世紀に入っても、米同時多発テロ、アフガニスタン空爆など紛争や戦争は続いている。かつて米国が介入したインドシナを振り返ると、1965年2月、米国はベトナムで北爆を開始。同3月に地上戦に参入。70年にカンボジア、71年にはラオスに侵攻し、インドシナ全域に戦争は拡大、泥沼化してい きました。                             
 
(左は、澤田教一「安全への逃避」(1966年度受賞)

 (右は、酒井淑夫「より良きころの夢」(1968年度受賞)

 澤田は戦況が激化した65年からこの戦争を取材していましたが、70年10月28日夕刻、プノンペン南のタケオへの国道2号線で狙撃され殉職。享年34歳。澤田の後を追う形でベトナムへ行った酒井は67年からサイゴン陥落直前の75年3月まで、インドシナ解放後は大量に流出した難民を取材。99年11月病死。享年59歳。

 展覧会には2人が取材に使ったカメラやメモのほか、コンタクトやビンテージ・プリント、ピュリツァー賞賞状なども展示されます。


会期:2002年3月26日(火)−5月19日(日)

場所:日本新聞博物館 企画展示室 (下の地図を参照)

〒231-8311 神奈川県横浜市中区日本大通11 (横浜情報文化センター内)

TEL:045−661−2040、FAX045−661−2029

開館時間:10:00−17:00 休館日:毎週月曜日、ただし祝日の場合は次の平日

入館料:一般・大学生500円(400円)、高校生300円(200円)、中・小学生100円(無料)。( )内団体料金。

アクセス:JR根岸線/横浜市営地下鉄「関内駅」徒歩10分、横浜市営バス「県庁前」バス停徒歩1分