103. 「一万枚のはがき」運動のよびかけ――6月15日の集会・デモにご参加を (2003/05/27掲載)
「一万枚のはがき」という運動が始まっています。反戦のはがきにそれぞれ自分独自のメッセージを添えて、知人、友人に送ろう、まずは、1万枚のはがきが送られるようにしよう、という運動です。多くの人が、この運動に賛同し、呼びかけ人になっています。私もその一人です。
はがきは、官製はがきと私製はがきの両方でつくられ、最初に印刷された5,000枚はすでになくなり、もう5,000枚の増刷にかかっています。官製はがきは1枚60円、私製は10円でおわけしています。
この運動のホームページも立ち上がっており、呼びかけ人の一覧などもそこに載っています。ホームページのアドレスは、
http://www.10000hagaki.net
です。
この運動の趣旨の詳細は、下に載せた福富節男さんの文をご覧ください。
はがきには、6月15日の集会、デモの案内が宛名面の下に載っています。主催はこの「一万枚のはがき」運動です。ぜひご参加ください。
一万枚のはがきを モや集会の主催あるいは呼びかけの側と、呼びかけられ参加する側の差というものはある。その差の感じを縮めるにはどうするか。問題の発想点である。
葉書で個人的に誘い合って集会ができないだろうか。集会のわかりきった趣旨は最小限にし、広い余白には各自のメッセージを書き年賀状のように出す。去年の6月と11月に、それぞれ四百枚、千枚の葉書でデモをした。こんど一挙に一万枚にしようというのだ。
こうした個人的コミュニケーションを基盤にして集会を紡ぎ出すことは、活性化の新しい方法ではなかろうか。組織、団体の人は組織の解体かと疑わないでほしい。こういうことを引き受け、取り入れることは組織をも活性化するだろう。
日どり、場所だけはきめた。それから先は大勢が寄ってたかって話し合うのでなければならない。心棒となる趣旨は「戦争反対」だが、その中味はなにか。共有できる部分、自由にする部分は何か。ここのところは大事だ。
別なことを二つ書く。戦争、軍隊行動の大部分は補給、情報の仕事なのだ。日本では古来から、この点で思考が遅れている。いまも後方支援といって、戦争実行と区別する誤魔化しをやっている。
ふと思い出した。戦地の防空壕のなかで、爆音が近づくと航空隊の操縦士ががたがたと震えだし、それがとなりの私に伝わってきたのだ。湾岸戦争を経験したイラクの人たちの、爆弾、ミサイルなどへの想像と恐怖はどんなものだろうか。思うだけでざわっとする。 以下にある場所とりをした人の大奮闘、しゃれた振替口座名義のことなど、もう紙面がない。 (福富節男/市民の意見30の会・東京) 一万枚のはがき 6月15日に向けて ◆ 日にち:6月15日(日) 午後1時〜(集会後にデモ) |
なお、この催しと、まったく重なっているのですが、「声なき声の会」は、以下のような集会を行ないますので、ご紹介しておきます。
「小林トミさんを偲んで、43年目の6・15集会」
主催 声なき声の会
日時 6月15日(日)13:30〜16:00
場所 豊島区立勤労福祉会館(03-3980-3131 池袋駅南口より徒歩7分) なお、集会の後、国会南門に行き献花を行います。
会費 300円
問合せ先 声なき声の会事務局(045-561-3110 柳下)