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12月3日(日)集会「三里塚40年の”たすきわたし”」にご参加下さい。(2006/10/09掲載)
あの三里塚闘争が始まってから、今年で40年になります。関係者が相談して、この12月3日に、この問題についての集会を以下のように開催することを計画しています。現在、その賛同者、賛同団体を募集していいます。志を同じくする方のご参加を呼びかけます。いずれ、集会自体の案内も出ますので、それは追って本欄に掲載いたします。
12・3集会 |
三里塚闘争は、今年でちょうど40年を迎えます。1966年7月4日、政府は地元に一言の相談もなく空港建設を閣議決定し、暴力と札束をほしいままにして空港建設を強行してきました。しかし、大地に生きる農民は、自分たちを虫けらのように扱う国家権力の非道なやり方に怒り、ときには激しく身体を張りながら、農の営みを続けて長い抵抗のたたかいを展開してきました。農民のたたかいは、政府の圧政や大企業の横暴とたたかう全国の人びとの熱い共感を呼び、多くの人びとが三里塚闘争を我がこととして現地に駆けつけ、あるいは全国各地で共にたたかいました。フランスのラルザックのたたかいを
はじめ、国境を越えた連帯と共感の輪も生まれました。そして、いまなお暫定滑走路直下でも農の営みが黙々と続けられ、暫定滑走路の北側への延伸という国土交通省と空港会社の暴挙も抵抗の意思を挫くことはできないのです。
三里塚闘争はその長い歴史を通じて、国家権力の恐ろしさを明るみに出すと同時に、人はなぜ抵抗するのか、民衆の正義とは何か、私たちの望む社会とは何かといったことを生き生きと語りだしました。日本の民衆運動が現在の後退局面と困難を乗り越え再び前に向かうために、三里塚闘争から学ぶことは多いと思います。静岡など各地では、地域民衆に有害無益でしかない上からの空港建設を阻む力強い闘いが続いています。
私たちは、40年の節目を迎えて、三里塚闘争の歴史と真実を若い世代に分かりやすく伝えると同時に、この闘争の歴史から多くのことを引き出してみたいと思います。そして、たんなる懐古に終わらせることなく、その現代的で普遍的な意味に光を当てながら、日本の民衆運動の再生について活発に論じあいたいと思います。
この企画実現に向けて、賛同人費同団体となって支えてくださることをお願いします。
呼びかけ人一同(アイウエオ順):
浅井真由美(労働情報共同代表)、石崎昭哲(三里塚闘争に連帯する会・福岡代表)、大野和興(農業ジャーナリスト)、大原隆(三里塚のじゃがいも運動)、鎌田慧(ジャーナリスト)、神田公司(合志市議)、桜井建男(空港はいらない静岡県民の会事務局長)、島田清作(立川市民)、島野房巳(空港はいらない静岡県民の会共同代表)、白川真澄(ピープルズ・プラン研究所)、鈴村多賀志(田んぼくらぷ)、大道寺毅(羽田空港を監視する会)、高橋千代司(三里塚・暫定滑走路に反対する連絡会)、高見圭司(スペース21)、塚本春雄(横浜事件の再審を実現しよう!全国ネットワ一一ク・静岡)、中川憲一(管制塔占拠闘争元被告)、中山千夏(作家)、中山均(新潟市議)、花崎皐平(哲学者・在小樽)、林廣治(共同声明運動)、樋口篤三(初代労働情報編集人)、平野靖識(らっきょう工場:実験村)、福富節男(数学者)、星川洋史(関西三里塚闘争に連帯する会)、前田道彦(管制塔占拠闘争元被告)、前出裕晤(全労協副議長)、水原博子(日本消費者連盟)、村田文雄(社会運動社)、宮下智行(田んぼくらぶ)、本木寛(全水道東水労青年女性部長)、柳川秀夫(反対同盟世話人)、吉川勇一(市民の意見30の会・東京)、若野正太郎(泉州沖に空港をつくらせない住民連絡会・代表)、渡辺勉、渡邉充春(関西三里塚闘争に連帯する会)
賛同費 個人1000円 団体 3000円
郵便振替口座;口座番号 00190-5−501953 口座名称 三里塚40年の会
「空港建設に反対し、この大地に生きてきた!三里塚40年の“たすきわたし”12.3集会」
日時∴12月3日(目)午後1時開場
会場:文京区民センター-2A(地下鉄三田線春日駅下車)
プログラム
午後1時半 三里塚闘争の映像上映
午後3時 シンポジウムと討論
大野和興さん(司会)、鎌田慧さん、柳川秀夫さん、中川憲一さんほか
特別報告・・・静岡空港反対闘争
午後6時終了
パネル展示・・・三里塚闘争の経過などを示す写真
2006年9月 三里塚闘争40年企画
三里塚闘争40年企画事務局
連絡先:東京都千代田区三崎町2−2-13-502 現代思想社 じゃがいもの会気付
TEL: O70−5595−5622 大原
e-mail address:marutan@jasmine.ocn.ne..jp