10. 反戦映画クラブ」2001年12月〜2002年1月のご案内 (2001/12/04掲載)

『よみがえれカレーズ』
      
日本アフガニスタン合作記録映画

 「市民の意見30の会・東京」の12月の反戦映画クラブは、太平洋戦争開戦の60周年記念日にあたります。この日のクラブでは、東京の中野の映画館でついこの間、113日から30日まで上映されていたばかりの土本典昭さんら監督のアフガニスタン記録映画を鑑賞します。これはカラー116分の1989年度の作品。様々な意味で問題作です。現在、戦争と飢餓に苦しむアフガニスタン各地を88年春という激動期に現地入りしたカメラが丹念に実写したこの映画で、この国の自然とそこに生きる人びとの生活を実感してください。(写真は同映画からのスチール)

12月8日(土)午後2時より

『よみがえれカレーズ』

監督・土本典昭、熊谷博子、アブドゥル・ラティーフ。記録社・シグロ作品。山形国際ドキュメンタリー映画祭招待作品、第3回東京国際映画祭・女性映画週間招待作品。

これはシルクロードの十字路=アフガニスタンを内側から深く映し出した日本最初の映画です。「カレーズ」とは、人の手で掘られた地下の水脈で、遊牧民や牧畜の羊などこの地の全ての生き物を生かし続けてきた大切な水の流れです。ナレーションは、「それが何百年前に掘られたものか、土地の人びとの答えは不確かです」と語ります。撮影は主に88年の春から秋。映し出されるのは、撤退するソ連軍、帰国した難民家族、困難な生活に耐える妻たち、カレーズの流れを絶やさないように懸命な農民、黙々とモスクを修復する職人、和解工作を図る元反政府ゲリラ指揮者、そして戦火にうちひしがれることなく育つ子どもたち……。

会員、読者の方は参加無料11月の映画館で上映のときは入場料1,200円でした!)。歓迎します。会場は、事務局(代々木駅から徒歩3分)、参加ご希望の方は、なるべく前日金曜日の午後7時〜10時の間に事務局に電話でご連絡を。

 112日(土)の予定について

 クラブの事務局では、1月の反戦映画クラブを休会にしようかと考えていますが、12月の『よみがえれカレーズ』は多くの方に見ていただきたいので、12月は都合で参加できないが112日なら、という方が多ければ、1月のクラブを休会とせず同じ作品を写します。そうご希望の方は1271421日(金)の午後810時に事務局へ電話でご連絡くださるようお願いします。

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「市民の意見30の会・東京」の読者、会員の方は参加無料です。多くの方がいらっしゃるよう、お待ちしています。毎月第2土曜午後2時から、代々木の事務局で行なわれます。参加ご希望の方は、前日金曜日の夜8時以降、事務局にお電話でご連絡ください。(03-3423-0185) それ以外の方でも、スペースに余裕があれば参加可能ですので、ご希望の方はメールでご連絡ください。お待ちしています。