10. 「反戦映画クラブ」2001年10月〜11月のご案内 (2001/09/20掲載)
市民の意見30の会・東京の「反戦映画クラブ」は毎月第2土曜日の午後、ずっと続けられているのですが、ご案内が忙しさにまぎれて途絶えていました。10〜11月のご案内を下に記します。
10・11月の市民の意見30の会・東京「反戦映画クラブ」 ――湾岸戦争と日中戦争と――
9月18日は、忘れてはならぬ日でした。しかしこの日の朝のある新聞には、「きょう、あの事件から一週間を迎える」という文はありましたが、「満州事変」勃発満70周年を迎えるという記述は紙面のどこにもありませんでした。一九三一年9月18日は、15年戦争の開始となった日なのです。
10月の反戦映画クラブは、この日を忘れぬために、日中戦争関係の映画をと思っていたのですが、連続テロ事件への報復の声があまりにも高くなっているので、それは11月にまわし、10月は急遽、湾岸戦争をもう一度ふりかえるドキュメンタリを見ることにしました。これは現大統領の父である前ブッシュ大統領のもとで行なわれた戦争ですが、今叫ばれている報復戦争は、それを上回る悲惨な状況が予見されるからです。
10月13日(土)午後2時より
『検証・湾岸戦争』(NHKが一九九六年に放映した4回シリーズのBSドキュメンタリで、制作はイギリスの「ファインアート・プロダクション、BBC、アメリカのWGBHボストン。)@クウェート侵攻〜フセインの野望 A空爆開始〜ハイテク兵器の威力 B地上戦突入〜和平調停への模索 C停戦〜勝者は誰だったのか 各45分、計3時間
11月10日(土)午後2時より
@『将軍と参謀と兵』一九四二年多摩川撮影所作品、監督・田口哲 主演・坂東妻三郎、中田弘二、ほかに水島道太郎、瀧口新太郎も。モノクロ90分。
A『証言・侵略戦争――人間から鬼へ、そして人間へ――』 (日本中国友好協会製作)カラー、43分。
前者は、日本「皇軍」の黄河進出作戦を描いた戦争中の劇映画。当時は「異色の名画」と言われたが……。後者は中国侵略戦争に参加した3人の元兵士による加害行為の驚くべき証言。3人は、その後反戦運動に積極的に参加。
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8月のクラブには、多数の方が参加されて、終わったあとの意見交換でも、話が弾みました。「市民の意見30の会・東京」の読者、会員の方は参加無料です。多くの方がいらっしゃるよう、お待ちしています。毎月第2土曜午後2時から、代々木の事務局で行なわれます。参加ご希望の方は、前日金曜日の夜8時以降、事務局にお電話でご連絡ください。(03-3423-0185) それ以外の方でも、スペースに余裕があれば参加可能ですので、ご希望の方はメールでご連絡ください。お待ちしています。