10. 西東京市での反・脱・原発運動のご報告および意見 (2011/11/03掲載)  

 本欄の「西東京市の市民・住民運動 」の項目は、しばらくお休みして、長く間があいていました。しかし、今年続いていた「原発はいらない西東京集会」の集まりやデモについては、何度か、「ご案内」欄や「News」欄のほうで掲載してきました。私は、この集会に 三つとも参加し、私のサイトにデモの写真なども載せてきています。市内でのこの活動は、次回は第4回目の行動として、12月4日(日)の午後に、ひばりが丘駅周辺で集会・デモが予定されいます。西東京市内のこの活動は、すでに3回のデモが行なわれてきましたが、活動のたびごとに参加する人の数がどんどん増えてきています。この「原発はいらない西東京集会実行委員会」の活動については、http://nonuke-ntyo.cocolog-nifty.com/ の公式のサイトがあり、詳しい情報や、多数の写真、さらに、映像ディレクターの秋山理央さんの動画の掲載も出されています。ぜひこのサイトをたびたび見てくださるよう、お勧めいたします。 
 「原発はいらない西東京集会実行委員会」の「 お問合せ先」は、以下です。
  柳田さん TEL&FAX 042-461-3246 / 阿部さん TEL 042-424-3410 (夜間)

 ところが、昨日、11月2日に、元保谷市長もされていた都丸哲也さんともうお一人の方が私の自宅を来訪され、「原発なくそう西東京市民の会」(仮称)を発足させたいので、私もその呼びかけ人に承諾を願いないか、と依頼されました。すでに9月4日に、すでに呼びかけ人を承諾した人びとが会合を開き、この会の結成を決め、11月5日には第3回の準備会を行ない、「原発なくそう西東京市民の会」発足のつどいは、11月27日(日)午前9時50分〜11時45分にコール田無」地下ホールでを行なうことになっているとのことでした。 
 私は、この動きをうかがって驚きました。というのは、すでに先に述べたように、西東京市内では反原発のかなり活発な市民グループが存在してあるのですが、アピールに関する限り、ほとんど同じような趣旨のグループを、新たに別の集団をつくる理由がわからなかった、というよりも、まずいことではないか、と思えたからです。すでにある活動体について、意見の違うことや、反対の点があるのでしたら、それは別の活動を作らざるを得ないこともあるでしょうが、その点を伺うと、反対点はないというのです。ただ、別個に発足し、すでにある運動体からとはできるだけ協力はしてゆきたい、というのです。とすれば、何故、一つに集まって力を強くする努力をしないのでしょう? 既成政党や政治グループに対しての見解や意見は、賛成、反対などは当然あるでしょう。しかし、原発をなくそうという点で一致するのでしたら、これは一つに結集すべきでしょう。
 これまで、原水協(日本共産党系)と原水禁(元社会党系)とは、長い間対立が続き、同じ活動は行なわれませんでした。ところが、この秋、9月19日の明治公園での集会・デモでは、原水禁中心で呼びかけられた活動に、共産党指導者も含め、共産党系労働組合や革新懇談会なども多数参加し、これまでありえなかったことが行なわれ、私は、喜んでいたのです。なのに、西東京市では何故、二つ目の同じ趣旨の運動体をつくってゆくのでしょう? いったん二つになってしまうと、一本に合体するということはまず困難になってしまいます。何よりも、反原発という、重大な活動で、そうなるのは、実に残念です。私は、都丸さんらお二人に、率直にこの意見を申し上げ、私は新団体の「呼びかけ人」に賛成して入ることは出来ないと、お断りをせざるえませんでした。
 お二人は、今後、二つの団体が、出来る限り協力して活動したい、そう努力すると言われるので、それを希望し、期待するのを待つ以外はありません。