49 脳梗塞のリハビリの回数が少なく削られてしまいます。 (2009年07月05日 掲載)
脳梗塞の退院後の失語症を治療するリハビリは、毎週3回ほど、30〜45分ほど、訓練を行なわれていました。先生の話によれば、最初の症状に比べれてみれば、よく恢復しているとのことで、確かにそうは思えますが、しかし、現状から考えれば、まだまだとても不十分と考えています。
友人は、まったく吉川の病状は認められず、すっかり恢復している、などと言われます。確かに、ゆっくりと話を交わしているなどでは、特別に不正常な言葉を認めることはないようで、よかった、よかった、などと言われます。また、この私のインターネットのサイトに載せている文章も、特におかしいものはなく、以前と同じになっている、とも言われます。
ですが、実際はそうではなく、読む・聞く・書く・話すすべての機能が落ちています。以前でしたら、10〜20分で載せたサイトへの文章も、今では必要な言葉がすぐ出で来ないで、しばらく考え直し、終ってからも何度も書き直し、1時間どころか、2時間ぐらいも必要になってしまうのです。
会議でも、多くの人が、つぎつぎと話題がやりとりされていますと、私には早すぎて、話についてゆけないのです。少し難しい論文や、新聞でも短い文章ではなく、なかなか「。」が終らないで、長く続く記事などは、頭にすぐ入れなくなります。TVのニュースでも、同じく長い文章や、早い話ですと、なかなか理解が難しくなります。自分の表現も、サイトへの文章書きだけのことではなく、会話での自分の表現で、うまく適当な言いまわしが出てこないのです。いらいらすると、余計、言葉が出てこなくなってしまいます。正直言って、以前と比べてみれば、まず半分以下、場合によれば三分の一ぐらいの会話表現になっているだろうと思っています。
これからも、リハビリで努力をするつもりですが、ただ、退院から半月が過ぎ、7月に入りましたら、リハビリの回数は1週間に1回だけに削られてしまいました。それは病院ではなく、厚生労働省の方針によるもので、リハビリがまだ終ってはいなくても、緊急病院では半月ほどで回数は大きく削除し、約1ヵ月もすれば一切リハビリも打ち切られるということです。健康保険で当てはまらない民間医療機関には、いろいろなリハビリ方法もあるようで、インターネットの上で今、探してみています。
先週、3日の夜、久しぶりに市民の意見30の会・東京の事務局会議に参加しました。新しいい人びとがずいぶん増えて、かなり多くの人が参加していました。会の日常作業や機関誌『市民の意見』の編集なども、行なわれる状況のようでした。有難いと思っています。私の分担はかなり出来なくなると思いますが、どこまで出来るか、何とか努力もしてみようとは思っています。