news-button.gif (992 バイト) 64  3番目のガン、肺ガンになったようです。 2008/05/30掲載)  

 健康状態のご報告です。目の様子がおかしくなり、近くの眼科医院へ通って何度も精密に検査してもらったところ、緑内障であることはほぼ確実との診断で、先週から、その治療が始まりました。治療と言っても、特別なことではなく、目薬を朝晩点眼して、眼圧をサゲルというものです。また、これで緑内障が治るのではなく、これ以上の進行を止めるという手当のようです。いまのところ、目の具合は悪くなく、夜間の雨中の車の運転なども問題なくできます。先日は、中央高速を飛ばして山中湖まで行ってきました。
 もう一つの病気、こっちはちょっと問題です。毎年、肺のCTスキャンをしてもらっているのですが、5月末に診てもらった結果、どうやら、肺ガンにかかっているようだとの診断でした。写真も見せられて、これがそうだ、と白い斑点を示されました。ほかにも斑点はたくさんあるのですが、それらは、CTの写真を前後に動かすと移動し、医師の説明ですと、血管だから、つながっていて、写真を移動すると、斑点も移動する、だが、この一つだけは、写真を前後のものにずらすと、消えてしまう、つまり、ここだけ独立して存在しているもので、腫瘍であることはまず間違いない、という診断です。
 どれほど進行しているものか、どのような治療方法が可能で、どう選択するか、今後の見通しはどうか、などの点は、肺臓の専門医師(通っている病院の院長がそれで、かつて連れ合いもずっと肺の診断、治療をうけていました)の診断に待とう、ということになりました。それは6月18日に行ななわれます。
 それまでは、別に何もすることはなく、普通の生活を送っていますが、しかし、肺ガンになって手術が成功したという友人を何人も知っていますが、短くて1年、長くても3〜5年であちこちに転移し、死んでいます。深刻になってもしかたがないのですが、いよいよ年貢の納め時か、という思いがしています。
 まだどうなるかはわかりませんが、仮に入院、手術というようなことになれば、私が担当している市民運動の実務だけは、他の人に引き継いでもらわねばならず、早急に、仕事のマニュアルなどを作り、引き継ぎを可能にしなければならないと思っています。とりあえずは、それに全力を注ぎ、次いで、遺書でも書き終えたら、自分のやりたい生活だけに集中したいと思っています。つまり、ピアノの練習、温泉行き、ドライブ、クラシック音楽の鑑賞などです。
 この3月で、連れあいの散骨をしてから1年が過ぎました。また、この6月7日で、死んで満3年になります。それで、梅雨明けに沖縄の海をもう一度訪ねようと計画していたのですが、18日の診断で見通しがはっきりするまでは、それを延期しようと思っています。沖縄の海にまで行かなくても、あるいは早く直接会えるかもしれないではないか、などとも考えたからです。
 「肺ガンになったらしい」などと話すと、聞いた方の人が深刻な顔をして、深刻な声で慰めの言葉を言ってくれる場合が多いようですが、本人は、「いい人はガンになる」ことが、やはり証明されたのだ、と淡々としております。くれぐれもご心配くださいませんように。