64 また、ベトナムへ行ってきました (02/05/08掲載)
4月26日から、5月3日まで、またまたベトナムへ行ってきました。前回の訪問の直後、ベトナムの友好団体連合会とベトナム平和委員会から、4月30日のサイゴン解放記念日をはさんで、1週間、旧ベ平連運動関係者20名をベトナムへ招待したい(ただし、滞在費と国内の地上旅費をベトナム側が負担し、航空運賃は日本側負担)という申し出があり、前回との関連性もあるところから、私もこれに加わることになりました。前回同様、訪越団の団長は小田実さん。再度の訪越になったのは、小田さんと、市民の意見30の会・東京の大木晴子さん、それに私の3人で、あとは新メンバーでしたが、それには、作家の小中陽太郎さん、原子力資料情報室代表(旧「相模原ただの市民が戦車を止める会
」代表)の山口幸夫さん、武蔵野三鷹ちょうちんデモの会の八代俊長さん、そして鎌田慧さん、加納実紀代さんら、多彩の人びとが含まれました。
ほかのところで、たびたび書いてきましたが、私はキリンビールを飲まないとか、新潮社の本は買わないとか、私だけの個人的決まりがいくつかあり、その中に、可能な限り成田空港は使わない、というものもあります。前回は、大阪発の券がどうしても取れず、やむを得ず、成田を
利用することになってしまいましたが、今回は、関空発、香港経由ハノイ行きの席が取れたので、やはり同じ立場の山口幸夫さん、裕衣さん父子とともに、他の参加者とは別ルートで出かけることが出来ました。帰路も同様。
今回は、前に行かなかったハノイ訪問もあり、そこでは、平和委、友好団体連合会のほか、ベトナム民族戦線や労働党幹部との会談もありました。30日の解放記念日の前日にホーチミン市に移動したのですが、そこでは昼間、旗をたくさん立てて飾り付けをした自動車のパレードが街中を走り抜けるのを見ましたが、それ以外はこれといった記念式典はありませんでした(ハノイではあったようです)。
今回もホーチミン市の戦争証跡博物館をたずねましたが、同館側と、細かい打ち合わせをいろいろやりました。博物館は、同館の展示物の写真パネルと、ベトナムの児童が描いた戦争と平和に関する絵画の展示会を東京で開いてもらえないか、という強い希望をのべ、それについても相談しました。いずれ、この問題については、もうすこし具体化してから、あらためて、お知らせすることにいたします。
前回の訪問について『週刊読書人』に書いた文の続編も書く約束になっていますので、出来次第、「最近文献」欄に掲載します。
今度の訪越は、時期がすでに雨季に入りかかっており、ずいぶん蒸し暑く、前の訪問よりもだいぶ疲れました。訪越の報告はおいおいさせていただきます。