37 「藤本基金」から、沖縄の「御万人ラジオ」へ12万円出資 (1999.12.18掲載)
今、沖縄では毎週土曜日の午後4時から30分、市民の手による自前のラジオ番組が放送されています。この放送についての詳しいことは、
http://www.jca.apc.org/~higa/OKINAWA/umantyu/oki-radio.html をご覧ください。
この放送では、一口年12万円の「一株株主」を募集しています。
市民の意見30の会・東京では、藤本さんからの寄付でつくられた「藤本基金」(151万5500円)から、この放送に協力するため、一口分を出資することに決めました。
かつて、ベ平連の運動が活発だった頃、市民の手による「海賊放送」の計画が話し合われたことがありました。これは、公海上に浮かべた船から日本に向けて、市民の手による反戦放送を行おうというもので、公海上からの放送のため、日本の法律である放送法や電波管理法では手は出せず、番組は全く自由というもので、
その予算の検討までやったのですが、実現には至りませんでした。そのとき、亡き藤本さんも含めて、これが実現できたらいいな、という話をしたことも覚えています。この沖縄ですでに実行されている(といっても「この時期を逃しては……」ということで見切り発車した」という計画で、資金はまだ目標以下だそうです)市民の放送に協力することは、藤本さんの遺志にも沿うことになるだろうと思っています。
みなさんの中でも、この「うるま島ひゃみかち御万人(うまんちゅ)ラジオ」に関心をお持ちの方のご賛同、出資をお願いする次第です。