news-button.gif (992 バイト) 229 矢崎泰久さんの新著『あの人がいた』出版ライブ (2011年09月19日  掲載)   

  9月17日(土)の午後、東京・池袋の自由学園明日館講堂で、「矢崎泰久『あの人がいた』出版ライブ」が開催されました。左のパンフのように、多くの知識人の友人たちが発起人になり、佐高信さんと中山千夏さんが司会、約200人の参加者で盛会でした。年配では、92歳になる数学者の福富節男さん、86歳の色川大吉さん、82歳の小沢昭一さんらもご列席し、それぞれ、お元気なご挨拶をのべられていました。李政美さん、趙博さんの歌、松元ヒロさんの漫談など多彩な芸もだされました。発起人の鎌田慧さんは 9月19日(月、敬老の日)に明治公園である脱原発の集会・デモにぜひ全員がご参加して、と熱烈なアピールに大拍手がだされました。
 私も短い話をしましたが、それは『話の特集』1979年12月号にでた小田実さんが司会にした「反家庭論」についての座談会で、この座談会に出ていた久野収さんや私が、そこでは小田さんから結婚していることで吊るし上げられているのですが、実はいかに小田さんが大嘘つきかという「証拠」がこの座談会だという話をして、笑いをもらいました。いずれ、この座談会を詳しく紹介しておきたいですね。小田さんの全集にも入っていないと思います。
 この矢崎さんの新著は、『街から』(株式会社 街から舎刊の隔月雑誌)に連載している矢崎さんの「書かれなかった遺書」が単行本にまとめられたもので、右の本の帯に並んであるような個人についての話が出されています。 
 現在もこれは連載中で、2011年8..9月号では、「高木仁三郎――脱原発の市民科学者」が載せられています。以下、小田実、羽仁五郎、小松左京、岡本太郎、宇井純、久野収、植草甚一さんらが予定されるそうです。
 『あの人がいた』は、(株)街から舎 刊で、1,600円+税です。連絡先:電話は03-6638-6685 E−mailは machikara@nifty.com  です。