news-button.gif (992 バイト) 222 母が介護付有料老人ホームに入りました。そして、私も、そのホームへの入所を申し込みました。 (2011年05月29日  掲載)   

 私の母は、5月15日に、川崎市内の介護付有料老人ホームに入りました。今、98歳です(右に写真)。まだ頭はまったく元気で、菅内閣であれ、地震問題であれ、話し始まったらしばらく意見が止まりません。一昨日も母に会ってきましたが、NHKで週刊のブックレビューで親しんでいた児玉清さんが亡くなったことを残念がってしばらく話していました。
 これまでは、私の妹、母の長女の夫妻の家に暮らしておりましたが、料理は一人で自分用のものを作ったりもしていました。しかし、最近の半年ほど、腰と脚が急に弱くなり、キッチンに立っていたり、入浴することが一人では出来なくなっていました。母は、そうなったら専門の人が世話てくれる介護付の老人ホームは入るのが一番いいと、友人などの情報を集めて、ごく近くにある有料老人ホームにさっさと決めてしまいました。子どもたちがいろいろ調べてみましたが、確かにいいところのようでした。とにかく、いままでいた妹夫妻の家からも、徒歩10分ほどのところにある場所で、毎日でも行けるところだということは実に適所でした。
 入所のとき、私も一緒に行き、その老人ホームのスタッフの意見もいろいろ聞きましたし、設備なども全部見てきました。私も、いずれどこかに入らなければならないと、あちこち情報を集めてきていたのですが、たすきに長く帯に短く、という状況でなかなか、これなら、という場所見つかりませんでしたが、この母の入ったところなら、私の条件からも合いそうだなと思い、入所の申し込みをすることにしました。ただし、今は満員ですので、いずれ、空室があいたら、連絡が来ることになります。半年先なのか、1年先なのか、それは不明です。あるいは、母が空いた後に入れられるなんてことになるのかもしれません。しかし、ま、あと半年や1年ぐらいは、今のマンションに一人で暮らすことは何とかできると思っています。
 実際に、私がそこに入るとなると、持ち物の処分が大変です。書籍だけで3重のスライド式書棚だけで6つもあり、おそらく少なくても7〜8千冊ぐらいはあると思うので、これを処分するだけで大作業でしょう。膨大に溜まっているビデオカセットやDVD、あるいはCDなども、ほとんどは処分せざるを得ないと思います。その作業で半年や1年はかかるでしょう。
 先日、意見広告運動の総括の討論をする事務局会議で、その報告もし、市民運動からの実践の場面から大部分を辞していただきたいと提案しました。耳がかなり悪くなっているようで、一対一の話しなら大丈夫なのですが、10人以上の会議や集会ですと、よく理解ができなくなります。また、文章の理解も難しくなっているようです。とても時間がかかるのです。最近、外国の映画をTVで見るとき、下に出るテロップを全部を読み通す前に消えてしまい、筋がキチンをわかることが難しくなっています。それで、大事なものはブルーレイで録画しておいて、テロップをもう一度見直すようなことが必要なのです。80歳を過ぎると、自分の衰えるを急速に自覚しているのです。今日も、反原発の市内の集会には行きましたが、集会場は隣の駅の傍でした。雨でしたので、自宅の近くの駅まで自転車ではなく15分ほど歩いてから電車で行きましたが、片手に傘を持っているのが重いな、と初めて思うことでした。
 今、まだ車を動かしています。先週は、元ベ平連の若い人びととの定期的な集まりがあって、山梨県の忍野村まで参加したのですが、府中から中央高速を走って山中湖まで行ってきました。いつまで車を使えるのかも問題です。運動の会議などで週に2回ほどは都内へ出かけるのですが、駅まで歩くことや、駅の階段を上下したりするのが辛く、すべてマイカーで出かけます。これがダメになると、一人で都内へ出かけることはかなり難しくなるだろうと思います。やはり、老人ホームに入り、そこで世話をしてもらう時期は、近くなったのだと思っています。
 時間はかかりますが、この私個人のサイトと、別のもう一つの旧ベ平連のサイトには、なんとか、しばらく操作していこうとは思っています。