news-button.gif (992 バイト)  206 『無言館』の一般財団化のお知らせと最後のお願い」について(2009/04/21掲載 )

 長野県上田市にある「無言館」の館主、窪島誠一郎さんから以下にご紹介するようなお願いの文書が届きました。「無言館」の存在は重要です。心ある方のご協力をお願いいたします。

 

   「無言館」の一般財団化のお知らせと
         最後のお願い

 皆々様にはお変りなくお過しのことと存じます。
 さて、日頃よりご支援いただいている当・戦没画学生慰霊美術館「無言館」は、昨年十二月二十二日付をもって「一般財団法人」の認可を得ることができました。ここに謹んでその報告をさせていただきます。これからは一定の税優遇をうける財団組織として、これまで以上に戦地に散った画学生の遺作、遺品の収集、保存活動に邁進してゆきたいと考えております。こうして晴れて「一般財団」の資格を得られましたのも、ひとえに支援、応援して下さった皆々様のお心が結集した結果と、心から感謝をささげるものです。
 そして、ここに最後のお願いを申しあげることをお許し下さい。
 開館いらい十二年、このたび一般財団法人化されるまでの「無言館」は、主に皆様からのご寄附金と小生名義の銀行からの借り入れによって運営され、また新施設の建設などをすすめて参りましたが、昨年税務当局からの指導により多額の税金を納めねばならない義務が生じ、現在「無言館」は第二展示館の建設費の最終支払い(約一千五百万円)が出来ない窮状におちいり、財団化されたのちの経営を安定させるためにも、何とかこれを乗りこえる必要があります。どうか、お救いいただけないでしょうか。
 これまでにも、「無言館」建設時をはじめ、収蔵庫、慰霊碑、第二展示館の建設時等々、皆様にあたたかいご支援をうけてきたことを考え合わせますと、それこそ今回は「仏の顔も何度」ということになり、本当に心苦しく申し訳なく思うばかりですが、何卒窮状をお察しのうえ少しでもお力添えいただけたらと願うものです。これまでのご協力者のお名前は、すでに館内に掲示させていただ
いておりますが、今回のご協力者のお名前も新しいスペースに記させていただく所存です。どうかお助け下さい。

〒386−1213 
長野県上田市古安曽字山王山3462
 一般財団法人戦没画学生慰霊美術館「無言館」
               館主 窪島誠一郎 
        
(写真は、「無言館」第二展示館「傷ついた画布のドーム」)

 ご支援お願い

    一口 一万円(個人名を館内に刻ませていただきます)
    一口 二十万円(企業名を館内に刻ませていただきます)

 お振込先
   郵便局 00520−9−36114  一般財団法人戦没画学生慰霊美術館「無言館」
   銀行  八十二銀行塩田支店 普通口座 二八九四九二  
                 一般財団法人戦没画学生慰霊美術館「無言館」

  ◎全ての方に領収証をお送り申します。
   何とぞよろしくお願いいたします。

 (眼をつぶって全ての方々にご依頼状をお送りしたために、すでに最近ご支援いただいている方もふくまれているかもしれません。お許し下さい。)