news-button.gif (992 バイト) 182 転居が終り、サイトの更新を再開します。 (2007/12/07掲載)  

 転居のため、2ヶ月ほど、このホームページの更新が中断していました。これから、少しずつ、更新作業を始めてゆきます。すでに、市民の意見30の会・東京のサイトや旧ベ平連運動のサイトなど、パブリックなものは、数日前から更新を始めていたのですが、プライベートなこのサイトの再開は最後になりました。

引越しは大変でした。

 引越しがこんなに大変なものだとは、予想していませんでした。これまでに、何度か転居の経験はあるのですが、どれも、小さいところから大きいところへの転居でしたから、転居先での荷物の整理には苦労しませんでした。今度の場合は、3階建ての家から2DKの賃貸マンションへの移転ですから、荷物の整理、処分が大変でした。すでに No.181 で、LPレコードやかなりの書籍を処分したことはお伝えしたのですが、そのほかにも、家具、食器、衣類、その他のガラクタを大量に処分せざるをえませんでした。
 昭和一桁生れの人間にとって、捨てるということはかなりの抵抗感を伴います。
もったいない、いつかは役にたつだろう、という思いが強いのです。手伝いに来てくれた妹たちが、衣類や食器などを、これは要らないわネ、これは捨てるわヨ、これは貰っていくわ、などと言いながら、つぎつぎと振り分けていくのを、私はただ呆然と見ていました。
 それでも、 転居先に運ぶ何百というダンボール箱の山が出来ました。私の場合は異状だったようです。手伝いに来てくれた友人たちは、吉川さんとこは特別だね、と言いましたし、転居を請け負った運送会社も、予想外に大変だったとこぼし、作業終了予定の時間は大幅に過ぎてしまいました。 
 それからは、連日、ダンボール箱との格闘です。不要になった古い名簿類や溜まったままだった振替用紙の束などを処分するためには、大型のシュレッダーも買わねばなりませんでした。
 ダンボール箱に詰めるときは、ずいぶん注意をし、蓋に内容をマジックペンで書いたりしたつもりだったのですが、完全ではなく、大事なものがしばらくは見つからず、不自由しました。たとえば、毎日使っていた電気かみそりは出てきたのですが、その電池が切れて、いざ充電しようと思ったら、充電用のコードが見つからず、久しぶりに古い安全かみそりを、顔のあちこちに傷をつけながら使わざるをえなくなりました。ノートパソコンまでが、どのダンボールの中に入っているのかがわからず、見つけるまでに3週間もかかりました。
 今は、ようやく、部屋の中から、ダンボール箱の山は見えなくなったのですが、まだ戸棚やクローゼットの中は、未整理の書類の詰まったダンボールが重なったままですし、知人の空いている車庫に預かってもらっているダンボールが10数箱、そのままになっています。全部整理が終るのは、歳明けになってからでしょう。
 オーディオ装置の完全なセッティングや、ただ手当たり次第に詰め込んだだけの書棚の本の並べ替えなどは、当分先のことになりそうです。
 正直、疲れました。 

転居先は気に入っています

 2DKのマンションですが、一人暮らしの老人にはちょっと贅沢だと言われるかもしれない広さで、8階建ての5階の角部屋。日当たりも風通しもよく、なんと、晴れている日は、窓から富士山も見えるのです!(左の写真) ダイニングの窓下には、大きなケヤキと銀杏の木が並んでおり、日々、葉色が美しく変わっていくのが眺められます。(右上の写真)
 私営のマンションではなく、半官半民の賃貸専用のもので、敷金はありますが、礼金や更新料はなし。何よりも、周囲の空きが広く、さまざまな大きな木が植わり、かなり広い池や散策路までが多くあるのです。(右の写真) あと5年ここに住めるか、それとも3年か、それはわかりませんが、せいぜい、これからの生活を楽しいものにしようと思っています。