news-button.gif (992 バイト) 180. 9月末に転居します。 (2007/09/16掲載)  

 50年近く住んでいたのですが、現在の家と土地を売却し、今月末〜10月初めに賃貸マンションの一室に転居します。同一市内ですので、電話番号、ファックス番号などの変更はありません。転居が終わり次第、文通のある方には、新住所をお知らせいたしますが、郵便でしたら1年間は転送されてきます(宅配便はダメ)。

 愛着がないわけではないのですが、3階建ての家は、老人の一人暮らしには大きすぎます。一人になったからといって、固定資産税などが半額になるわけではなく、入浴のお湯の温度や、冷房の温度を半減していい訳でもありません。税金や光熱費などは夫婦で暮らしていたときとほとんど変わらず、それに比して、収入だけは激減、保険料その他、取られるものは激増しています。連れ合いが死んでからは、大幅な赤字家計が続き、貯金もどんどんと減ってゆきます。計算してみたら、83歳ぐらいまで(あと6〜7年)は生きていていいが、それから先は貯金ゼロで、生活不能となる勘定です。うまく、その頃に寿命が来てくれればいいのですが、これだけは何としても予定を決められませんので、どうしても、不動産を売却せざるを得ないことになりました。
 いまの土地・建物を売れば、その金で、3〜5年ほど、賃貸マンションの家賃を払った上、赤字経済を補いつつ、自立生活を続け、自炊や外出なども不可能になったときには、普通の介護付き老人ホームへ入って90歳か95歳ぐらいまではどうやら暮らせるという計算も出来ました。というわけでの転居です。
 ただ、50年近くも暮らした家ですので、他人には何の意味もないようなガラクタが家中に溢れており、その大半は処分せざるを得ません。運動に関連する原資料類は、すでにベ平連の資料を管理・公開してもらっている埼玉大学の共生社会研究センターに引き取ってもらうことになっていますが、辛いのは書物とLPレコード、ビデオカセット類の整理です。それらは、とても新居に入りきれず、半分以上を処分しなければならないでしょう。衣類や食器なども含めて、そういう処分すべきものを選ぶ仕事が控えています。考えるだけでも気が重く、ウンザリしていますが、やらないわけにはいきません。

お願い
 というわけで、18日の鹿児島での講演から帰ったら、大作業に取り掛かります。それで、いまから来月はじめにかけては、時間的余裕がほとんどなくなり、みなさんからいただくご連絡にも、満足にお答えできなくなりそうです。しばらくの間は、お問い合わせやお誘い、ご依頼の類いはご遠慮くださるよう、お願いいたします。よろしく。