150.私的なことですが……「吉川さんの引退を祝う会」のご報告とお礼 (2006/06/18午後7時掲載)
私的なことですが、昨17日、市民運動で親しい、近い仲間たちが、「吉川さんの引退を祝う会」なる催しをしてくれました。その簡単なご報告とお礼です。
すでにあちこちに書きましたように、この4月で、私は『市民の意見30の会・東京ニュース』の編集担当を辞任しました。(本サイトの「最近文献 71」など。) 「引退」といっても、『ニュース』の編集担当だけからの引退で、「市民の意見30の会・東京」の仕事は、会員名簿や会費納入の管理、会計など、まだ引き継いでくれる人が見つからず、相変わらず、実務もやってはいるのですが……。しかし、とにかく毎号の『ニュース』の企画から原稿依頼、割付、レイアウトまで全部やるというのは相当な仕事で、徹夜仕事もたびたびでした。これから解放されたということはたいへんありがたいことです。
その『ニュース』編集引退に当たって、長年、ご苦労であったという慰労のパーティが仲間たちによって企画され、「市民の意見30の会・東京」や「市民意見広告運動」の事務局、『ニュース』の編集委員会など、ごく近いところで一緒に活動されている方たち
や、共同の運動をよくする市民グループのメンバーなど、25人ほどの仲間が、代々木の事務所の近くの「土風炉」という飲み屋(といっても、かなりの部屋数をもつ和風のきれいな店なのですが)に集まってくださいました。(左の写真は、終了後、店の前で。大木晴子さん撮影)
並んだ12種類もの皿や鉢の料理と、ビール(もちろん、キリンではない)を味わいながら、すべての方から、暖かい慰労の言葉を(なかには、チクリと皮肉交じりの助言も)いただき、最後には 記念品としてハンドロールピアノまで贈られました。これは最近評判になっているゴム製で手でグルグル巻けて、鞄に入ってしまうような大きさなのですが、61鍵もあり、スピーカー内蔵、音色は128種類、リズムが100種類、デモ曲がトルコ行進曲からショパンのワルツ、カルメン・オーバーヒューチャーなど20曲も入っているという電子楽器で、山野楽器製の新製品なのです(右図)。以前から、やるやる、と前宣伝ばかりやっていたピアノ練習ですが、なかなか始まらないのに業をにやした友人たちが選んでくれたようです。
慰労会とは言っても、さすが、市民運動の仲間たちで、挨拶や発言は、憲法改悪問題の見通しやら、九条の会の現状分析やら、最近のマスコミ批判やらが、次々と語られ、シンポジウムや討論会の雰囲気さえありました。こういう人たちによって支えられている「市民の意見30の会・東京」は、しばらくは大丈夫だな、という思いを強くしました。3年前に直面した、『ニュース』停刊、会も解散かという危機を、なんとか乗り越えられて、ほんとうに良かったな、と思いました。
3時間ほどの集まりのあと、駅前の「TOP]というコーヒー店に流れました。私は初めて入った店でしたが、たまたま注文したアラビアンモカは実に美味で、いい店を知
ることができたと思いました。
企画してくださった方がた、お集まりいただいた方がた、記念品代を寄せられた方がたに厚くお礼を申し上げます。
しかし、これからが大変。15日にやった鶴見俊輔さんのインタビューを『ニュース』用にまとめあげるという大仕事を抱えながら、脇においてあるハンドロールピアノと、本棚から引っ張り出してきた『シニア音楽入門 何歳からでも楽譜は読める』(相原末治)だの、楽譜なんか読めなくてもピアノは弾けるという『大人のためのピアノレッスン』(戸塚亮一)だのを横目でにらんで、腕組みをしています。