125.2005年の賀状です。 (2005/01/01掲載)
以下は、今年、知人に差し上げた私たち夫婦の賀状です。
迎 春 2005年元旦
◆◆年の初めに「おめでとう」や「賀春」とはとても言えぬここ数年、「迎春」でなんとか我慢する年が続きます。中越地方にお住まいの方、水害に見舞われた方はどんな新年をお迎えでしょう。まして、ファルージャをはじめとするイラクの民衆やイスラエルの砲火にさらされているパレスチナの人びとは……。
◆◆今、九条改憲阻止とイラクへの自衛隊派兵に反対する意見広告を5月3日の憲法記念日に三大紙に出そうという運動に参加・努力しています。知人の皆さんのお力添えを期待します。ご連絡くだされば、すぐ資料をお送りします。まもなく74歳になりますが、11月には対防衛庁デモにもなんとか参加しました。
◆◆ガンもイレウスもここのところ、おとなしくしてくれていますが、ストーマに付けるパウチ(人工膀胱)の「事故」は、忘れたころに起こります。寒いときは、その始末はつらいものです。ま、小生の健康状態はどうやら歳相応というところです。
◆◆昨年の賀状に記した「私的公約」のうち、連れ合いの電動車椅子は我が家に届いています。しかし電子ピアノのほうは、今年に持越しです。 勇 一
◆◆風・震・禍・惨に集約される2004年。今、あらゆる生態系が地球規模で悪化の一途をひた走っているといわれます。
◆◆私自身も、劣化を証明するかのように、体内酸素量に赤信号が点り、24時間、酸素吸入の仕儀と相成りました。呼吸は楽になったものの、行動の自由はかなり拘束されて悩ましいところです。電動車椅子の運転はこなせるようになりましたが、なにせ、オメメが0.02と超弱視なので、近くのスーパーに出かけても一人で買い物は出来ません。
◆◆ハイテク機器を手配・調節したり、3度の食事や1日4回の薬の分類まで、まかせっきりの夫の「内助の功」いや「内外助の功」(?)が必要です 。
◆◆トカなんとか、グチをこぼしながら、大いなる希望と心からの感謝を込めて、すべての人びとに新年のご挨拶をおおくりします。 祐 子
TRIFTRIFARI製のブローチ。七宝が載っている。これは昨年、勇一が若い美しいご婦人からプレゼントでもらったもの。これホントの話。ただし、その後すぐ、このご婦人は目覚しい業績をあげている科学者と、華燭の典を挙げたのでした……