7.10原発はいらない西東京集会アピール
3月11日の東日本大震災による福島第1原発のメルトダウンから
4ヶ月になろうとしている。
しかし、いまだに事故収束の目途は立たず、放出された放射性物質の
総量はおよそ100京ベクレルとも言われている。
福島の子どもたちの尿からもセシウムが検出された。
子どもたちを放射能被曝から守るために
政府、自治体は速やかに動くべきだ。
政府は運転中だった浜岡原発をとめたが、
停止中の玄海原発の再運転を求めている。
人々は安全な原発などないことをわかってしまったのに
政府はまだ、原発推進をやめない。
一方、ドイツとイタリアは福島原発事故を教訓に、
脱原発のうねりが盛り上がり、脱原発の道を進む決定をした。
日本で「原発はいらない」という声が
政府に方針転換を迫るまでには至っていない。
原子力エネルギーは被曝をもたらし、放射能汚染の影響は幾世代も続く。
末代まで負の仕事を残す無責任なエネルギーは倫理的にも許されない。
原発がなくても電力は賄えるし、
たとえ賄えなくとも、私たちは十分暮らしていける。
全人類は今や、「風下の人」として生きねばならない。
風上にある核施設の全廃以外に人類の未来はない。
日本で、世界で、核施設撤廃の運動を続けている人々と連帯し、
私たちは、地域から「原発いらない」の声を挙げ、行動を続けていく。
2011年7月10日 原発はいらない西東京集会参加者一同
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