news-button.gif (992 バイト) 108.イラク反戦運動への異常な弾圧! 抗議に加わってください。 (2004/03/01掲載 )

 一般の商業紙がほとんど無視し、報道していないので、ご存知でない方が多いと思いますが、東京・立川の反戦グループに対し、異常ともいえるひどい弾圧がありました。2月27日、誰でも近寄れる住宅のポストに、反戦のビラを入れたことが、住居侵入に当たるとして、家宅捜索や逮捕(3人も!)が行われたのです。これは、許すべからざる反戦運動への朝鮮です。以下に弾圧を受けた立川市の「立川自衛隊監視テント村」のメンバーからのアピールのメールと、同グループの声明を転載します。
 私の参加する「市民の意見30の会・東京」は、抗議電報を立川署に送り、カンパをきめました。また、私個人も下記の大沢豊さん(立川市議)が呼びかけている抗議共同声明に参加しました。できるかぎり、この事実とアピールを拡げてくださり、抗議、カンパの動きに加わってくださるよう、訴えます。

自衛隊イラク派兵に反対する全てのみなさんへ

 立川自衛隊監視テント村の森です。長文失礼します。転載大大大歓迎です。パソコンが押収されてますので何かありましたらtachikawa227q@yahoo.co.jpまで連絡ください
 すでに幾つかの投稿がなされていますが、昨日27日、テント村に対して逮捕者3名/家宅捜索6件という大きな弾圧がありました。3名の仲間は立川署と警視庁多摩庁舎に留置されています。1月以上前の自衛官/家族向けの官舎(これは普通の集合住宅と一見何も変わらないところです)に対してのビラ入れを「住居侵入」とした、令状をとっての弾圧です。あたりまえの営みが「犯罪」とされていく銃後の社会を私たちは生きているのだと思います。そして今権力は何よりも、自衛官と反戦運動の接触を恐れているのだと思います。
 すでに反撃は開始されています。昨日の緊急抗議行動には、40名近い仲間が結集してくれました。一夜明けた今朝も、元気にいつもどおりの自衛官に向けたマイクでの放送を立川基地前で行いました。こんな不当な弾圧を、暴力を、大きな力で跳ね返していきたいと考えています。
 そこでみなさんへお願いです。
(1) 弾圧の事実を多くの人に知らせてください。テント村の弾圧抗議声明を以下に載せておきます。転載等大歓迎です。
(2) 救援カンパを寄せてください。振込先は郵便振替で、00190−2−560928「立川自衛隊監視テント村」
(3) 抗議の声を届けてください。
  ・拘留延長の決定をする「東京地裁八王子支部」へ   (0426-42-5195)
  ・「立川警察署」へ(042-527-0110代表)
  ・「警視庁多摩総合庁舎」へ(042-522-3161代表)
(4) 何よりも反戦・反派兵、反弾圧の声をあげて下さい。テント村で当面予定している行動は以下の通りです。
  ・2/29(日)立川駅頭情宣 11:00〜12:00    @JR立川駅北口コンコース上
  ・3/1(月)C1ジェット飛来抗議デモ 14:30   @立川中央公民館集合(南口7分)

 なお、立川市議会議員の大沢豊さんのHPで今次の弾圧のことが報告されています。ご参照を。
http://homepage2.nifty.com/osawa-yutaka/heiwa-iraku-dannatu1.htm 

 以下、テント村の抗議声 明です。

 弾圧抗議声明        
    イ ラ ク 反 戦 行 動 へ の 不 当 弾 圧 を 糾 弾 す る    
   ―私たちは、自衛官に派兵反対のよびかけを続ける― 

 2月27日早朝、私たち立川自衛隊監視テント村は「イラク反戦」を理由に全面的な弾圧を受けた。逮捕者3名、事務所・個人住宅の家宅捜索6ヵ所。これは小さな反戦市民団体としては大きな打撃である。令状には、1月17日に自衛隊官舎に反戦ビラを配ったことが住居侵入にあたる、とあった。団地のポストにチラシ広告を投函する全ての行為がこの弾圧の対象になりうる。
 かつてオウム真理教信者によるポスティングが同様の弾圧を受けたことがあるが、日本という国が、民衆の反対の声を封殺し、派兵国家としてその暴力性をあらわにしたのである。
 問題の1月17日、私たちが自衛隊官舎に配ったビラは「自衛官・ご家族の皆さんへ 自衛隊のイラク派兵反対!いっしょに考え、反対の声をあげよう!」と題するものである。大義なきイラク戦争、そしてこの泥沼化の中で、「計算機を片手に命令を下す者はいつでも安全で、命令を下さ
れるものや、さらにその標的になるものは、いつでも身の危険におびえ、激しいストレスにさらされ、時には金で横っ面をたたかれる」と、自衛隊派兵の背景を批判している。そして自衛官とその家族に「自分で考え、一緒に声をあげよう!」とよびかけている。
 派遣隊員たちは「仕事だから」「国のためになるなら」「上官の命令だから」……と自分の気持ちを整理するのに必死だ。そして「この戦争は正しいのだろうか?」「イラクの人を殺してしまったら、トラウマに一生苦しむのではないか」……と悩んでもいる。
 かつて日本はすべての反対の声を抹殺し、子どもたちを皇国の神話で染め上げ、破滅的な侵略戦争へと突き進んでいった。
 自衛官が自分がどう行動するべきか悩むことのできる社会こそ健全な社会である。私たちが派兵反対の声をあげ、自衛官たちと議論できる社会こそ、誤った政策からの復元力を持つ社会である。人権も言論の自由もない「銃後」の社会づくりを私たちは拒否する。
 政府は、憲法も国際法も無視した派兵を詭弁によって糊塗し、既成事実を積み上げて、「イラクに行った自衛隊を応援するしかない」と世論を誘導する。イラク反戦運動が直面しているのは、こうした巨大な権力なのである。私たちは、詭弁を論破し、歴史と現状から既成事実の誤りを一つ一つ訂正する闘いを続ける必要がある。そのとき大切なのは、言葉の力であり、言論の自由であり、自衛官とその家族との対話の回路である。
 私たちテント村は、権力の予防弾圧をはねのけて逮捕された仲間をとりもどし、全国・全世界の人々とともにイラク反戦を闘いぬきたいと思う。私たちは自衛隊員とその家族へのよびかけを決して止めはしない。
 抗議と奪還の闘いへの結集とともに、広範な救援カンパへの協力をお願いする次第である。

2004年2月28日  立川自衛隊監視テント村
立川市富士見町2-12-10-504  電話/FAX 042-525-9036/524-9863  Eメール tachikawa227q@yahoo.co.jp 
カンパ送り先 郵便振替番号00190−2−560928 「立川自衛隊監視テント村」

イラクへの自衛隊派兵反対を闘う全国の皆さんへ

「自衛隊派兵反対への不当弾圧を許さない」共同表明への賛同と記者会見への
参加を!

──────────────(以下、声明文)─────────────

                            2004年3月3日
警視庁総監 奥村 萬壽雄殿
立川警察署長 滝澤 敬治殿

              共同声明

 2004年2月27日早朝、「立川自衛隊監視テント村」が警視庁公安第二課と立川警察におそわれ、家宅捜索6ヶ所、逮捕者3名を出すという不当な弾圧を受けました。
 理由はこの1月に、陸上自衛隊東立川駐屯地の東側にある官舎に「自衛官・ご家族の皆さんへ−−イラク派兵反対!いっしょに考え、反対の声をあげよう!」とするビラを配ったことが、「住居侵入」ということのようです。あの住宅は国家公務員の住宅の区画にあり、誰もがチラシなどを入れているのです。ピザ屋さんも、お寿司屋さんも、住宅メーカーもチラシを入れてます。特定の団体だけ抜き出して、「住居侵入」とすることは、明らかに政治的な弾圧で、許すわけには行きません。日本が自衛隊を海外へ派兵して行く、「軍隊」が戦争のために海外に出て行くために「これに反対するものは徹底して弾圧する」というその手始めではないでしょうか。
 私たちは、こうした国家、警察権力の動きに危機感と怒りを覚えます。また、長い間反戦・反自衛隊活動に取り組んできた「テント村」への弾圧は、三多摩地域で反戦・平和の活動をする全ての市民運動・労働運動へのいやがらせと、脅迫を企んだものといえるでしょう。

 私たちは次のことを求めます。
○不当に逮捕された3名を即時釈放すること。
○今後、イラク派兵反対などの市民運動・平和運動に根拠のない不当な弾圧を しないこと。
○「住居侵入」とは全く関係ないにも拘わらず押収したパソコンや電子手帳を 即刻返還すること。

 以上、申し入れるとともに、自衛隊のイラク派兵に反対し、自由な市民運動・労働運動を守るための声明とします。

     「自衛隊派兵反対運動への不当弾圧を許さない」共同声明賛同者
                  呼びかけ人:大沢 豊(立川市議)
                        重松朋宏(国立市議)
                  賛同者:●●、●●、●●、●●、

─────────────(以上、声明文)──────────────

こうした動きにはっきりと反対の意思表示をし、派兵反対への弾圧をはね返す必要があります。多くの団体・諸個人(肩書き・「○○市民」など)の賛同をお願いします。

 同時に、3月3日(水)午後1時(予定)に立川市庁舎内の記者クラブで「共同声明」を発表の予定です。ご都合のつく方のご参加もお願いします。
 (具体的なことは別途連絡を)  賛同の連絡先は下記に、3月2日(火)午後10時までにお願いします。

       集約先:立川市議会議員 大沢 豊
       TEL 042-525-8637 FAX 042-525-8733
       E-mail:osawa.yutaka@nifty.com 
       http://homepage2.nifty.com/osawa-yutaka/

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「自衛隊派兵反対への不当弾圧を許さない」共同表明に賛同します
●氏名・団体名
●(個人名の場合は)肩書き
●一般公表 ・可 ・不可