105.イラク派兵反対の1/17防衛庁抗議デモ (2004/01/18掲載 )
「ご案内」でお誘いした1月17日(土)午後の防衛庁への派兵反対申し入れ・デモのとりあえずのご報告です。
市ヶ谷外堀公園の集会は300人未満の集まりでしたが、デモが進むうちに次第に参加者は増え、最終的に主催者が発表した数字は450名ということでした。小雪がちらつく寒い中でのデモでしたが、それでも昨年の4月5日の
激しい風雨の中でのデモに比べれば、それほどつらいものではありませんでした。防衛庁正門前では、参加団体からの申し入れ書が次々と朗読され、出てきた係官に手交されましたが、その間、デモは反対側路上に停止してそれを見守りながら、シュプレヒコールを繰り返していました。これまでのデモでは、こうした申し入れがされる際でも、デモが立ち止まって待つということには厳しい規制がされ、機動隊の広報車が大きな声で、「出発しなさい、歩きなさい、立ち止まることは都条例違反です」などとわめくのですが、このときは、機動隊の広報車がそもそも出てこないで、歩けという介入もなく、警察側の態度はかなり低姿勢だったように思えました。
この日のデモには、「殺すな」のマークをつけた「市民意見広告運動」ののぼりが初めて登場し、意見広告に賛同した人びとがそこに集まりました。また、「殺すな」バッジをつけた人がずいぶん目立ちました。大木晴子さんがバッジを90個も持参してきて、一人で全部を売り切った!ためでもありました。初めてのようなお顔の方もかなり折られ、普段のこのグループのデモと少し雰囲気が違ったように感じられたのですが、それは15日の意見広告のせいでもあったか、とも思いました。
デモの後、二つの行動が続きました。一つは、毎週土曜定例の新宿西口地下広場での反戦意思表示行動で、毎回皆勤の大木さんをはじめ20名ほどの人は新宿へ向かいました。また、デモの主催団体による「全国交流集会」が西早稲田の早稲田奉仕園で18:30から開かれました。私は、それにも参加するつもりで出かけていたのですが、連日の睡眠不足と仕事の重なりが積もって、デモの後、いささか元気がなくなり、仲間に頼んで、夜の集会は勘弁してもらうことにしました。意見広告の5000人以上の賛同者の名簿整理で徹夜をし、「少し自身も取り返した」などと、前の「ニュース」では威張ったのですが、その翌々日には引き受けていた『論座』3月号への原稿締め切りでやはり徹夜近いことになり、そうは無理が利かないことを思い知らされました。