小学校の屋上から見た20m程の産廃の山。小学校との間は畑と茶畑でさえぎるものは何も無い.。
子どもの健康は大丈夫なのだろうか。
そして、一行はくぬぎ山に向かった。武蔵野には川が無い。昔の開拓では川の無い場所は砂漠化するのを防ぐため開拓と同時に木を植えた。木は保水し、地面が涸れる事を防ぐ。また森の落ち葉が腐葉土として肥料になるのだ。この循環型農法にマイヤーズ博士も非常に興味を示していた。
だが、何億もの相続税を払うため森は切り売り、貸し出しが行われ産廃銀座となってしまった。腐葉土など農作物に栄養を与える森は、農作物を汚染する森に変わってしまった。
くぬぎ山周辺にはやる気のある若い農家もいる。だが、この相続税をなんとかしなければなんともならない。森あっての農耕地なのだ。国はこの森に土地としての価値しか見ていない。先日のテレビ朝日の農作物ダイオキシン汚染報道も、本質をついた報道であればあんな放送にはならなかっただろう。
くぬぎ山にある産廃業者の前で説明を受けるマイヤーズ博士
循環型農法について説明を受けるマイヤーズ博士。この森はよく手入れをされている。
やる気のある農家を国家が潰していく。農業を守らない国は命を外国に売り渡しているようなものだ。