「止めよう辺野古新基地建設!国の横暴・工事強行に抗議する県民集会」に2800名 |
東京平和運動センターからも2名参加
2月22日、標記集会が辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前で開催され2800名が参加しました。東京からも平和運動センターの代表が、20日から現地入りし、連日の行動とともに集会にも参加しました。集会前には、沖縄平和運動センターの山城議長らが米軍に拘束され、集会後、逮捕した名護署を取り囲み抗議しました。
参加報告は次号で掲載します。
2015年2月23日
沖縄平和運動センター議長山城博治さんたちの不当逮捕に抗議する
フォーラム平和・人権・環境
共同代表 福 山 真 劫
2月22日午前9時すぎ、海兵隊キャンプシュワブ基地第1ゲート前で、米軍は、沖縄平和運動センター議長である山城博治さんほか1名を、安保条約に基づく「刑特法」違反容疑で、不当にも身柄を拘束しました。同日午後2時すぎには名護警察署にふたりの身柄を移送し、23日現在もなお不当にも勾留中です。沖縄平和運動センターおよび「止めよう辺野古基地建設実行委員会」の仲間たちは、キャンプシュワブゲート前、そして名護警察署前で「不当逮捕徹底糾弾!」「ふたりを直ちに釈放せよ!」と抗議行動を続けています。
22日は、午後1時からゲート前での県民大集会を開催する予定となっており、その当日に、集会責任者を不当逮捕・勾留することは、集会つぶし、辺野古基地建設阻止の闘いつぶしであることは明白です。民主主義破壊の暴挙であり、絶対に許せません。
拘束時の状況をみると、米軍はゲート前に黄色のラインを引き、その内側が米軍基地であり、ライン内に侵入したと主張しているようですが、そもそもこれは逮捕に該当するような事案ではありません。これまで231日にわたって行われてきた連日の抗議行動においては、ラインを少しでも踏み出た場合、その都度、抗議行動責任者がラインの外側に出るように指導してきていました。22日も抗議行動の中で、参加者がラインを踏み越えたので、責任者であった山城さんがラインの外に戻るように指示し、ライン外へと戻ったところに米軍が介入し、不当にも山城博治さんほか1名を拘束、基地内にひきずりこんだのです。平和運動センター・「止めよう辺野古基地建設実行委員会」の側もビデオ等の証拠を確保しており、不当弾圧であることは明白です。
沖縄県民は、69年にわたり基地撤去をめざして、闘い続けてきました。そして今回の辺野古への新基地建設は、名護の市長選挙、県知事選挙、衆議院選挙と、辺野古への基地建設は許さないという意思を明確にしてきました。それにも関わらず安倍自公政権は反対運動に弾圧を加え、新基地建設を強行しています。沖縄の意思を踏みにじり、民主主義を破壊する安倍の暴走を、私たちは絶対に許すわけにはいきません。こうした安倍政権の暴走に反対する動きは、東京へ、全国へと広がっています。
22日午後開催された県民大集会は、2800人の参加者でキャンプシュワブ第1ゲート前は埋め尽くされ、「不当逮捕糾弾」「即時釈放」「辺野古への基地建設阻止」「基地はいらない」「米軍は沖縄から出ていけ」との決意が確認されました。私たちも沖縄の“オール沖縄”の闘いと連動して、東京で、全国で、ともに闘いましょう。
憲法と『建国記念の日』を考える2.11集会−安倍政権の暴走とナショナリズム−」300人参加
2月11日 日本教育会館 |
平和フォーラムは例年2月11日、戦前の「紀元節」を「建国記念の日」としていることに異議を唱え、集会を行っています。戦後の日本は、自民党内閣のもとで、東アジアとの関係、とくに歴史認識については繰り返し問題を引き起こしてきました。とりわけ現在、長期政権化の様相が強まり、改憲にまで着手を言及しはじめた安倍首相は、日本の戦争責任をはじめ歴史認識について、中国・韓国などの近隣アジア諸国はもとより、欧米諸国からもその姿勢に対する強い批判を受けています。しかし、国内世論は、政権への強い批判の一方で、偏狭なナショナリズムに流れる動きも看過できないものとなっています。これを踏まえて、「憲法と『建国記念の日』を考える2.11集会−安倍政権の暴走とナショナリズム−」を名称に、会場の日本教育会館に300人が参加して学習集会を行いました。
福山真劫代表の主催者あいさつにつづいて、「若者とナショナリズム−『無邪気』なJ国家主義の深層」と題して横浜市立大学名誉教授の中西新太郎さんの講演、子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会の相可文代さんの「『戦争をする国』の『戦争できる国民づくり』を許してはなりません!−2015年夏、育鵬社・自由社教科書の採択を阻止するために−」との提起を受け、最後に藤本泰成事務局長のまとめと閉会あいさつで終了しました。(平和フォーラム報告)
辺野古新基地建設を許さない!沖縄県議団が東京で報告集会
2015年1月15日
|
「止めよう!辺野古新基地建設」─沖縄県議会議員代表団12名が1月15日、県議会で可決された辺野古新基地建設に反対する意見書を持って、米国大使館を含め関係省庁に要請するために上京しました。昨年11月の沖縄県知事選で、翁長雄志さんが仲井眞弘多前知事に10万以上の得票差をつけて当選。このゆるぎない沖縄の民意を携えての要請でしたが、首相官邸や防衛、外務省は誠意ある対応を見せませんでした。
15日夜、連合会館で開催された同議員団の報告集会には、会場をあふれる450名の市民や労働者が参加。知事選に続いての衆議院総選挙においてオール沖縄で闘い勝利した小選挙区選出の全議員、また超党派の国会議員で構成される沖縄等米軍基地問題議員懇談会の近藤昭一会長(衆院議員)らがあいさつ。沖縄からの報告では、12名の県議会の各会派から、仲村みおさん、渡久地修さん、比嘉京子さん、吉田勝廣さんらが、辺野古埋め立ての問題点、沖縄経済の発展を阻害している米軍基地、日米地位協定の不平等性を訴え、オール沖縄がいかにして実現できたかなどの報告がありました。
集会の最後には、県会議員上京団、国会議員、参加者全員が手をつなぎあって、万歳三唱をして幅広いつながりで辺野古新基地建設を阻止する決意を固めあいました。(平和フォーラム報告)
|