埼玉県教育委員会
竹永先生の処分取り消しの決定について
要請文
発行者:所沢高校教諭への不当処分撤回を支援する会
発行日:2001年8月14日(火)

埼玉県教育委員会
教育委員長 茨木俊夫 様
教育長   桐川卓雄 様
                           2001年8月14日
                 所沢高校教諭への不当処分撤回を支援する会
                              会長 君島和彦

                 要請文

 私たち支援する会と竹永教諭は8月8日埼玉県教育委員会に要望書を提出しました。
 埼玉新聞によりますと、8月9日に県教育委員会が開かれ、先に県人事委員会が所
沢高校竹永教諭(当時)への不当処分を取り消す裁定を出したことについて、「処分
は適正だったとし、教諭への謝罪は必要ないとの認識で一致した」とあります。
 現在まで、私たちの要請書に対する回答はありません。また、「処分が適正であっ
た」と貴委員会の一致した見解であるならば、断じて受忍できるものではありません。
ここに抗議をすると同時に、改めて先般の要求書の内容についての回答を要請します。

1 先に私たちが提出した要請書に対し、教育委員会及び教育局は早急に文書で回答
 をすることを要求します。

2 人事委員会は地方公務員法の定めた公務員の権利を保障する正式の機関でありま
 す。地方公務員にとって、この人事委員会制度は極めて不十分ではありますが、唯
 一のよりどころでもあります。教育委員会が人事委員会が裁決した内容を否定する
 こと自体誤りです。

3 人事委員会は17回の公開口頭審理を経て、慎重審議の結果、裁決しました。今
 回の教育委員会の発言は、その経緯をまったく無視しているという点で、人事委員
 に対してはもちろん審理参加のすべての関係者を侮辱するものです。

4 人事委員会の裁定は「事実がまったくないのに教育委員会が処分をした」という
 ことです。証拠も不十分なまま、極めて短時間で処分を強行したのは教育委員会の
 責任であります。「処分が適正だった」という教育委員会の態度は、自らの過ちを
 まったく認めていません。再びこのような誤った処分をしないためには直ちに誤り
 を認め、3年余に渡って、事実無根のことで苦痛を受けつづけた竹永教諭に対し、
 また所沢高校PTA・教職員・生徒に対して謝罪をすることを再度要請します。


(Web管理者記)
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