支援する会
竹永先生の処分取り消しの決定について
見解
発行者:所沢高校教諭への不当処分撤回を支援する会
発行日:2001年8月3日(金)
竹永先生の処分取り消しの決定について
埼玉県人事委員会は2001年8月2日付けで、竹永先生への処分取り消しの
裁決を出しました。私たち支援する会は、この処分が内田校長の行う入学式に生
徒・保護者の参加を強制するための手段として行われたことに憤慨し支援運動を
開始しました。所沢高校PTAをはじめ全国の教育に関心のある方が支援する会
に参加をしていただいて運動をすすめてきました。不当な処分取り消しを、ご本
人はもとより、現在及び当時の所沢高校職員・父母・生徒さらには全国から処分
撤回の支援に加わっていただいたすべての方々と、ともに喜びたいと思います。
裁決書では、事実そのものがなかったといういわば全面勝利の結果です。また、
校長権限についても、校長が考えれば何が何でも学校の決定になるという教育委
員会側の考えが覆されたことになります。
処分の意図が「生徒の自主活動への威嚇」であったことから、事理の勝利は、
生徒の自主活動を大切にすることが認められたことであり、全国の高校生や教職
員に多大な励ましを与えることです。また、校長権限が強まり管理が強化される
教育現場で、児童・生徒の気持ちを大切にした教育が必要だということを証明し
たことです。
今回の勝利の理由は、第一に処分そのものが極めて不当だということは言うま
でもありませんが、第二に所沢高校PTAが毎年支援を決定したこと、入学説明
会の当事者である昨年の3学年のPTAが要請書を出したことなどが物語ってい
るように、誰の目にも竹永先生の発言が正当なものであったことです。第三には
全国2000人を超える支援の輪が広がったことです。教育に関心を寄せる多く
の方が所沢高校の生徒に共感し処分撤回の支援に参加いただいたことです。
2001年8月3日
所沢高校教諭への不当処分撤回を支援する会
(Web管理者記)
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