要望書
千葉県教育委員会 委員各位宛
提出:2001年2月 日( )

(Web管理者記)

             要 望 書 千葉県教育委員会 委員各位  すでに教育庁職員より説明のあった事と思いますが、新聞報道(毎日・朝日・読 売新聞)の通り、2月14日には小金、東葛飾、国府台高校の生徒の代表が県教育 庁に請願書を提出しました。PTAとしても14日午後に会長、副会長、3年学年 委員長名で教育委員会に請願書を提出しています。また、PTA常任委員会の連名 で要望書の提出も予定されています。現在、生徒達は校内での署名、及び学校外で の署名などを行い、自分達の自主的な卒業式の実施に向けて活発な活動をしていま す。  小金高校では今年も卒業委員会が中心になって学習会を3回、討論会を4回、各 ホームルームでの討論を1回行い、活発な議論がかわされました。それをふまえた アンケート結果をもとに例年通り「国旗掲揚、国歌斉唱を行わない」ことを含む卒 業式要望書がまとめられました。この要望書は生徒総会で、1時間半に及ぶ討論を へて、89%の賛成を得ました。また、これを受けて職員会議でも要望書通りの卒 業式の実施が可決されました。しかし、校長先生は要望書の「国旗掲揚、国歌斉唱 を行わない」という部分については、県教育委員会より国旗掲揚、国歌斉唱実施を 求める口頭による職務命令(12/6)、及び文書による通知(1/5付)が出て いるので認められないという立場をとられています。  請願書にも記した通り生徒達は「国旗、国歌」そのものを問題にしているのでは ありません。生徒達が決められたルールに則して時間を掛けて作り上げてきた学校 自治の仕組みそのものが一通の通知で否定されることを問題にしているのです。教 育委員会も卒業式での無用の混乱は本意ではないと思います。次代を担う子供たち に真に民主的な在り方を指し示し、彼らが学校や社会に対する信頼を失うことがな いよう、次回県教育委員会の場で今回の卒業式に関する職務命令について充分なご 検討をお願い申し上げます。                               2001年2月 千葉県立小金高等学校 保護者
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