所沢高校 Non-Official 資料20010130c

常任理事会だより ―　2000年度　第8号　― 発行日　2001年1月30日(火) 発行　所沢高校ＰＴＡ常任理事会
常任理事会だより　　　　　　　発行日 2000年1月30日
― 2000年度  第8号 ―　　　　　　　　　　　　　発行 所沢高校ＰＴＡ常任理事会

第４回理事会（１月２０日）報告

☆【校務報告】
・３年の進路　―　前回常任理事会の報告とほぼ変化なし。
　　　　　　　　　約２００名がセンター試験を受験
・部活　演劇部―関東大会に出場、惜しくも全国大会出場にならず。
　　　　吹奏楽部―アンサンブル部門で西関東大会に出場予定
・今後の予定―１／２５より　３年期末試験、
　　　　　　　１／３１より　３年家庭研修
　　　　　　　２／１３より　１年男子ラグビー大会、
　　　　　　　２／２２　２・２年女子手具体操選手権
　　　　　　　２／１、２７、３／１、２　臨時休校
　　　　　　　２／１２より　１、２年期末試験

☆【各部の報告】
・１学年部―学年懇談会のまとめを掲載した「Tokoko-land」を発行、
　　　　　　また、学年懇談会の様子をテープおこししたものをインターネット配信、
　　　　　　希望者は部長まで。
・２学年部―学年懇談会のまとめを今月中に発行予定
・３学年部―１２／１３に竹永先生処分問題に関して、「公正な処分を求める要望書」
　　　　　　を所高祭で取り組んだ「一言メッセージ」も添えて人事委員会に提出し
　　　　　　た。
・広報部―１２／２０第２号発行、３号を３月上旬発行予定。
・生活文化部―３月初めにリサイクル柔道着回収予定、
　　　　　　　３／１９入学説明会の時、新１年生に配布
・所高生の自由と教育を考える委員会―
　　　　　　　１／２４学習会：テーマ「生徒会活動を知ろう」開催
　　　　　　　２／２２に教育改革国民会議最終答申についての勉強会を予定

☆【報告事項―その他】
・学校南東隣接の踏切の渡り方について
　所高の生徒が危険な渡り方をしているとの指摘があり、生活指導部で指導をするこ
　とになった。人が歩く部分がないなど構造上の問題もあるが、警報がなったら渡ら
　ないなど、安全な渡り方をするよう、家庭でも話し合いたい。

・入学・卒業行事を中心としたＰＴＡ活動のまとめ作成について
　パンフレット作成の為の費用（１万円～３万円）が発生した場合、事務費より出費
　することが理事会で承認されました。

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☆【生徒総会の決定とその後について】

┌─卒業記念祭実行委員会（卒業）の方針──────────────────┐
│＜基本方針＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│１．３年生の意志を尊重し、在校生も満足できるような生徒主催の卒業記念祭　│
│　　を行う。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│２．新入生が安心して入学でき、在校生とともに、喜び合えるような生徒主催　│
│　　の入学を祝う会を行う。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│３．個人の思想が保証（ママ）されるように努力していく。　　　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│＜提案理由＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　生徒の意見を尊重した結果こういった方針になりました。一人一人様々な考　│
│えを無視し、生徒の意見を－つにまとめて偏った方針にしてしまうと、式を否　│
│定した方針にした場合、式を行いたい人の意見は反映されず、また逆に式を肯　│
│定した方針にした場合、式を行いたくない人の意見は反映されません。式を行　│
│いたい人と行いたくない人、両者の考えを尊重するため、卒実は卒菓式に関し　│
│ては触れず、“多様な意見を反映する場”としての記念祭を行いたいと思いま　│
│す。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　それを達成するため、今年もプログラムに卒業の節目が感じられるものを取　│
│り入れ、記念祭のみに出たい人にも卒業したという実感を味わえるようにした　│
│いと思います。また入学行事に関しても、同じように新入生の考えが尊重され　│
│るよう卒実は入学式に常しては、触れず、新入生が安心して入学できる祝う会　│
│を行いたいと考えています。そして将来的に卒業・入学行事が二つずつ存在す　│
│る問題に折り合いがつくよう話し合える場を設け、問題解決の土台を作ってい　│
│けるように活動をしていきたいです。卒実は三年生の意見を最優先に考え、納　│
│得のいく形で卒業行事を運営、また新入生のこれからの生活の起点となるよう　│
│な入学行事を運営していく機関です。それに基づいて、生徒全体の意見を反映　│
│できる形であるこの方針を提案します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　　“卒実は三年生の皆さんを温かくお送りします”　　　　　　　　　　│
└────────────────────────────────────┘

・卒業記念祭の式次第が職員会議で承認され、１／３０に案内状配布予定。
・卒実は各分担に従って準備をしています。
・「思想・信条の自由の保障」にづいて生徒と校長の話し合いを予定しています。
・教職員は卒業式の総務が中心になって「生徒の活動を尊重しつつ、
　全体的視野に立って進める」という姿勢で取り組んでいます。


☆【入学・卒業行事について】
主な意見
・現在の３年生が入学式前に受け取った県教委・校長からの手紙で不安に思い、悩ん
　だ保護者がたくさんいた。校長先生に卒業式でけじめとして何らかの言及をして欲
　しい。
・１、２年生に卒業式に出るよう強く促した先生がいた。本人の意思を尊重して欲し
　い。
・昨年度、「思想信条の自由の保障」について十分な配慮がなされたと言えるだろう
　か。
・生徒の意志に任せて、子どもが落ち着いて卒業できるよう願っている。

　理事会として以下の事を確認し、具体的な行動については次回の常任理事会に任せ
るということが決定されました。
┌────────────────────────────────────┐
│　★生徒の意志を尊重して、自由な行動ができるよう保障して欲しい。　　　　│
│　★思想・信条の自由を保障して欲しい。　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　★３年生が入学前に受け取った手紙について、校長先生に卒業式で何らかの　│
│　　言及をして欲しい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└────────────────────────────────────┘

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☆【各会議の傍聴について】
　傍聴について前回の理事会に引き続き様々な意見が出されました。
　・ＰＴＡ活動を広く知っていただくためにも、積極的に公開した方がよい。
　・傍聴とは決定機関に対してあるもの。プライバシー等の問題などで、公開すべき
　　ではない会議もある。
　・各部の会議など、全く知らない人が入ることに抵抗のある人への配慮もすべき。
　・所高のＰＴＡは今までも開かれていた。必要な情報はきちんと常任理事会だより
　　等で会員に知らせてきた。このままでもよいのでは。
などの意見が出されましたが、「開かれている」ことを全会員に知らせるとの結論と
なり、以下のことを理事会として確認しました．
┌────────────────────────────────────┐
│　　所沢高校のＰＴＡは全ての会員に開かれています。このことはこれまでも　│
│　貫かれていた原則です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　ご希望があれば原則として全ての会議を傍聴できます。希望者は事前に担　│
│　当者にお問い合わせ下さい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└────────────────────────────────────┘


☆【学校評義員制度検討委員会】
・検討委員会ニュース「TOKOROの森」No.２～No.４を発行した。
・１２／２　鶴ヶ島市教育長をお呼びしての学習会を開催。子ども中心の「開かれた
　学校」をめざした「学校協議会」制度について等学習した。（ニュースNo.４参照）
・２月１７日１時より会議室において検討委員会開催予定
　　┌─────────────────────────────────┐
　　│　検討委員会　　２月１７日（土）１時より　於：会議室　　　　　　　│
　　│　　　議題：これまでの学習の組まとめとこれからの方向性について。　│
　　│　　　　　　どなたでも参加できる会議です。　　　　　　　　　　　　│
　　│　　　　　　委員でない方も是非ご参加下さい。　　　　　　　　　　　│
　　└─────────────────────────────────┘


┌────────────────────────────────────┐
│　　　　　繋急シンポジウム　「生徒・父母の学校参加」現状と展望　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　日時：２月４日（日）　　午後２時開会　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　場所：浦和コミユニティーセンター　　Ｔｅｌ：０４８－８２４－０１６１　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　お話下さる方　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　浦野東洋一氏（東大大学院教育研究科教授）、　　　　　　　　　　　　│
│　　　桜井和人氏（弁護士）、津田玄児氏（弁護士）　　　　　　　　　　　　│
│　　　君島和彦氏、清水康華氏（前・現ＰＴＡ会長）　　　　　　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　主催：所沢高校教論の不当処分撤回を支援する会　│
└────────────────────────────────────┘

┌────────────────────────────────────┐
│　　　　　「所高生の自由と教育を考える委員会」主催　　勉強会　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　『教育改革国民会議の最終答申って　どんなことがかかれているの？』　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　―学校教育や子どもたちはどうなっていくのでしょうか？―　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　日時：２月２２日（木）　午後７時より　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　場所：所沢高校会議室　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└────────────────────────────────────┘

------------------------------------(04)------------------------------------

　　　　所高生１８８人が申し立てた
　　　　　　人権救済に対して
　　　　日弁連が人権侵害を認めました

●人権救済申立の背景
　　９７年度入学式は内田校長が生徒と事前の協議をしないで、例年と違うかたちの
　入学式（日の丸・君が代を式に導入）を行ったため混乱しました。それまで学校行
　事を主体的に行ってきた生徒は、生徒主催の「卒業記念祭」と「入学を祝う会」を
　企画し、混乱のない所高らしい卒業・入学行事を行うことを生徒総会で決定しまし
　た。職員会議もこれを承認しました。
　　ところが内田校長はこれを一切認めず、校長の主催する卒業式・入学式を強行し
　ました（９８年３～４月）。
　　また、９８年度の新入生とその保護者に入学式前、入学式に出席することが入学
　許可の要件であるかのような内容の手紙を県教育委員会と内田校長が郵送しました。
　　このような行為に対し、生徒有志が日弁連に人権救済を申し立て（９８年１０月）、
　その結論が今回出されたことになります。
　具体的な内容等については右の記事をご覧下さい。
　　　　　　………………………………………………………………
　　これまでの生徒の取り組みが社会的に認められたことになり、生徒たちにとって、
　とても勇気づけらる結果となりました。


＝＝今後のＰＴＡ活動の予定＝＝

２／４　　シンポジウム「生徒・父母の学校参加の現状と展望」　支援する会主催
２／１７　１：００　学校評議員制度検討委員会
２／１７　４：００　第５回常任理事会
２／２２　教育改革国民会議最終答申について
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　所高生の自由と教育を考える委員会
２／２４　百周年記念事業拡大実行委員会
３／８　　卒業行事
３／１９　新入生入学説明会



　　　∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
　　　　　　　つ・ぶ・や・き
　　　　　『桜　の　枝　先　が』

　　　静かに春を待つ
　　　桜の枝先が　ほら　もう
　　　ときには　ぽおっと
　　　ももいろに匂わないか

　　　内側でいのちを支える幹は母たちのように
　　　腕を伸ばした若枝のようには
　　　目にはとまらないけれども

　　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｙ.Ｋ.）
　　　∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


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　　　　　　　　日弁連速報　　　　　　　　　　　2001.1.22

　　　　　高校の行事に関する救済申立事件で要望書を採択

　埼玉県立所沢高校では、従来、学校行事の決定は、生徒と教職員が話し合いにより
決めていくという民主的運営がなされてきており、①生徒が長年に渡り「学校行事に
日の丸・君が代を導入しない」という決議を行い、職員会議もこれを承認し、尊重し
てきたが、新たに赴任してきた校長が、生徒会の申し入れにもかかわらず、生徒と協
議等を行わないまま入学式・卒業式に日の丸・君が代を導入した行為は生徒の学校行
事に関する意見表明権及び参加権を侵害する、また、②校長及び埼玉県教育委員会が
入学する生徒及び保護者に対して「入学式に出席しなければ入学が許可されない」と
の誤解を与える文書を送付して新入生に入学式への出席を強要したことは、思想・良
心の自由等を侵害するとして人権救済申立があった件につき、理事会で審議された。
　その結果、いずれも人権侵害が認められるとして、①の点につき校長に対し、学校
行事の運営にあたっては生徒に意見表明や参加の機会を与え、誠実に話し合うなどし
て合意を目指して努力されること、②の点につき、校長及び教育長に対し、今後前記
のような行為を慎むべきこと等を内容とした要望書（★）を提出することが、賛成多
数で決議された。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（副会長　浅野孝雄）
（Ｗｅｂ管理者記）
　「発行日 2000年1月30日」となっていますが、これは「発行日 2001年1月30日」
　の間違いです。
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