常任理事会だより

― 1999年度 第13号 ―

発行日 2000年4月27日(木)

発行 所沢高校PTA常任理事会


常任理事会だより       発行日 2000年 4月27日
― 1999年度 第13号 ―             発行 所沢高校PTA常任理事会

     入学行事を終えて                             PTA会長 清水康幸  おだやかな快晴に恵まれた4月11日、入学行事が行われました。参加された保護 者の感想文にもありますように、とりわけ、生徒たちによる手作りの「入学を祝う会」 は、生徒のエネルギーを存分に感じさせてくれるものであり、これからの所高生活へ の期待をいやが上にも高めてくれるものでした。  新入生のみなさんには、一日も早く「本物の所高生」になっていただきたいと思い ます。中間試験が終われば、いよいよ体育祭の準備が始まります。日々の勉強や部活 などと同時に、こうした行事の一つ一つに全力で取り組んでほしいと思います。もし 「何かおかしいな」と感じたら、遠慮なく発言し、学校を楽しくするために行動して ください。新入生保護者の皆様にも、こうした生徒たちのエネルギいをあたたかく見 守っていただきたいと思います。     *    *    *    *    *    *    *  今年の入学行事は、「入学式」と「入学を祝う会」の双方開催という形になり、3 月の卒業行事と同様、いわゆる「分裂開催」という事態がなくなりました。新入生や 保護者の皆様にはご心配の向きもあったかも知れませんが、まずはホッとされたので はないでしょうか。これは、昨年11月の生徒総会で「式については肯定も否定もし ない」「入学を祝う会は式の意味を含むもの」という趣旨の決定が行われたことによ るものです。生徒たちは、意見が多様に分かれる状況の中で、悩みながらも粘り強く 話し合いを続け、一つの結論を出しました。こめプロセスは、「話し合い」で物事を 決め、問題を解決していくという所沢高校の伝統を引き継いだものであり、今後とも 大切にされるべき経験であったと思います。先生方もこの決定を承認し、PTAもこ れを尊重する立場をとってきました。まずは、生徒たちの努力と英知に拍手を送りた いと思います。  しかし、来年の卒業・入学行事にむけては、いくつか残された問題があります。特 に、PTAは今年の卒業式・入学式に際して、「式参加者の思想信条の自由に対する 十分な配慮を」という要望を行ってきたのですが、ともに不徹底な形で終わりました。 この点は、引き続き改善を要望していきたいと考えています。  今後とも、PTA活動へのご協力を心からお願いいたします。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓  1年生保護者の方から入学式・祝う会の感想を寄せていただきました。  入学式と「入学を祝う会」がひとつの流れの中で行われ、子どもたちが所沢高校の みなさんから温かく迎えられた感じで、とても良かったと思います。「祝う会」で、 新入生を紹介するとき、娘の顔が見えたので、とてもうれしかったです。  「入学おめでとう。僕たちの歓迎の気持ちです。」という実行委員長の合図で暗幕 が開き、素晴らしい光のオブジェが現れた時、どこからともなく拍手と歓声があがり ました.心の中の不安な気持ちもパッーと晴れ、この学校での生活が明るく有意義な ものになると思われる演出でした。  その後に続く企画もみな新入生を温かく迎え入れようというもので、親子共に感動 いたしました。これから我が子も所高生として、人間として、成長してくれることを、 楽しみにしております。  吹奏妻帯が高らかに奏でるファンティリュージョンと共に子どもが入場してきた時 はじ〜んとしました。  私は、第1回の祝う会も見ていたので、あの時の悲壮感さえ漂っていたような雰囲 気とは、同じ祝う会でも随分違うなと思いました。  あっけらかんとしていて、しかも、温かい−これも所高かしらと感じました。  入学を祝う会は、楽しく感動的でした。ステンドグラスや在校生たちを見て、こん なにできるんだとパワーに圧倒されました。スライドを見て、体育祭に行きたいと思 いしました。楽しそうな学校だと親もワクワクしました。  子どもは、学校をすごく楽しんでいます。自由ということでもっと乱れていると思 ったけど、意外と落ち着いていたと言っています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――      《第6回常任理事会(4月15日)の報告》 ☆ 校長より、入学・卒業の2つの行事とも混乱なく行われたこと、卒業生の進路   状況は、大学進学191名、短大進学18名、専門学校、その他43名」就職   8名、未定135名であるなどの校務報告がありました。 ☆ 5月20日に予定されているPTA総会の議案書の検討を行いました。予算案   では、交通費の扱い等について議論しました。 ☆ 「支援する会」の署名用紙の配布方法について検討し、いくつかの案が出され   ました。      後日、朝のSHRの前にPTA役員が配布することになり、25日に配      布を終えました。署名にご協力戴ける方は、よろしくお願いいたします。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓            3学年 進路講演会について  今年度から部会の編成が変わり、昨年度まで進路部が行っていた進路講演会を、2 学年部が引き継ぐ事になりました。クラス懇談会や支部懇談会等で必ず「所沢高校は 進路についての情報が少ない」という話が出ます。生徒向けの学校の予定表を見ると、 進学について様々な説明が行われています。ただ子供達があまりその内容をご家庭で 話さないので親の方まで情報が届かないのではないかと思われます。また、入試の形 式も自分達が経験した内容と大きく様変わりしており、分かりづらい言葉もたくさん あったりと、不安になることもあると思います。こうした声に応えて、今年度も予備 校の先生をお招きして、大学入試に関するおおまかな説明や入試までの流れ、そして 親としての心構え等をお話していただく事にしました。  実は昨年度までの進路部でもこのような説明会をPTAで行うべきか疑問の声が上 がっていました。しかもなぜ予備校の先生をお呼びするのか、など議論の余地のある 問題だったのですが、今年度始まったばかりの学年部会としてはその中身について話 し合う余裕が無く、昨年度までの形を踏襲したものとなりました。今後この進路講演 会については、PTAとしてこの問題にどう関われば良いのかという観点から、話し 合っても良いのではと思います。  4月15日は冷たい雨の降る一日で、参加者は出席予定者の3分の2程度でした。 内容については、入試までのおおまかな流れや日程の組み方、親としての心構え等、 全般的でしかも的確なものでした。所高の先生からは、昨年度卒業生の進路状況、今 年度の進路指導の予定等のお話がありました。どちらのお話も、進路とは子供自身が 自分の事をしっかり見つめ直して決める事だという内容でした。成績だけとかなんと なくどこでもいいからという選び方では途中で挫折する事もある、自分の希望をしっ かり持つ事、そして親としては精神的にバックナップしてやる事が必要であるという お話でした。そのためにも、こういった機会や懇談会等を積極的に活用して、先生や 様々な人達と意見交換するのも情報を集める一つの方法だと思いました。(T) ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ =今後のPTA行事日程ニ 5/ 6(土)2学年教育課程説明会 (1時半〜 講堂)        新旧理事会 (3時〜 視聴覚室) 5/20(土)PTA総会 (1時半〜 視聴覚室)        後援会総会 (3時〜 視聴覚室〉        100周年総会 (4時〜 視聴覚室) 5/29(月)第13回公開口頭審理 (2時半〜) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――             つ・ぶ・や・き  「自由であることにはエネルギーがいる。制服が象徴する、お仕着せの楽しさや 画一性への安住を選ぶ女性の多さは意外だし、残念。」  これは、某ファッション誌の副編集長が語った言葉だ。ある証券会社が制服を廃 止しようとしたら、女子社員に不評だった、という新聞記事の中でである。  学校にも応用のきく言葉だと思う。制服がなく自由な校風であることの意義は想 像以上に大きいのではないだろうか。                                (Y.I.) 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓  [朝日新聞 2000年4月12日(水曜日) 埼玉版]    「所沢高 2つの入学式3年目」は省略。  [毎日新聞 2000年4月12日(水曜日) 埼玉版]    「混乱なく粛々と」は省略。
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