所高PTA新聞

第128号

所沢高校PTA広報部

1999年7月19日(月)


TOKOKO

VOL.128 JULY1999−1

                 所沢高校PTA広報部/
                 所沢市久米1234番地 TEL042・922・2185

生徒を信じ、大人の共同を                             PTA会長 清水康幸  このたびPTA会長に就任しました。これからの一年間、どうぞよろしくお願い申 し上げます。  私はこの一年間、PTA役員を務めてきましたが、そのきっかけは昨年三月の入学 説明会でした。新一学年団の先生方が配った文書に「教育の基本は信頼。学校の主人 公は生徒です」という言葉があったのです。この当たり前の言葉が当たり前に実現し ている姿に、私は深い感動を覚えました。「まだこんな学校があったのか」という驚 きは、さらに生徒会役員の発言を聞いて「これは本物だ」という確信になりました。  この言葉は、これからの所沢高校のあり方を考える上できわのて重要な意昧を持つ ものと思います。たえずこの原点に立ち戻ること、そうすれば間違いはないという思 いを、この間の活動を通じて確かめてきました。  しかし、同時にこの一年間で、所沢高校をめぐる状況が内外ともに、大きく変化し たことも事実です。私たちは今、どこに立っているのでしょうか。そして、どこに向 かって進むべきなのでしょうか。改めて確認すべき時に来ているように思います。  今、言い得ることがあるとすれば、まず生徒を徹底的に信ずることだと思います。 そして、生徒と先生方と保護者の合意のためのシステムを形作っていくことではない でしょうか。学校は学ぴの共同体です。ここに民主主義を貫けるかどうかがポイント だと思います。ゆっくり、しかし着実に歩みを進めていければと願っています。  このたびのPTA総会で会則が改正され、PTAも新しい組織体制のもとで出発し ます。「当たり前のことが言い合える学校」「楽しい学校」をさらに発展させるため に、PTAもまた「何でも言い合える、楽しい」活動を展開したいものです。生徒を 真ん中において、先生方と保護者の輪が、さらに固いものとなるよう微力を尽くした いと思います。  会員の皆さまのお力添えを心からお願い申し上げる次第です。 …………………………………………………………………………………………………… 着任のご挨拶                                校長 長沢 攻  校長室の窓辺の木々が、五月の眩しいほどの新緑を経て、今は、夏の陽光の中で静 かに輝いております。  PTA会員の皆様におかれましては、御健勝にてお過しのことと存じ上げます。ま た、日頃から本校の教育の推進に特段の御支援、御協力を賜っておりますことに深く 感謝申し上げます。  去る四月に校長として着任いたしました長沢でございます。  歴史と伝統を持つ所沢高校の校長として、微力ながら努めてまいりたいと存じます ので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  さて、百周年記念事業関係でございますが、昨年の「記念コンサート」、PTA主 催の「記念講演会」に続き、先日、「百周年記念誌」が刊行されました。いろいろと 御尽力を賜り誠にありがとうございました。なお、実行委員会を中心に今年度新たな 行事が準備されているところでございます。引き続きまして御協力の程お願い申し上 げます。          ・・・・・・・  教育は「子供達の自分さがしの旅を支援する営み」であるとも言われております。  自分は何に興味があるのか、自分はどういう適性があるのか、自分は将来どんな仕 事をしたいのか等々について考える。そして、そのために今何をやるべきかを見つけ、 それに全力で取り組む、これを「自分さがしの旅」と言ってよろしいかと思います。  また、これを「支援する」ということは、旅の「道しるべ」を示すことであり、幅 広い情報を提供しながら、ある時は厳しく、ある時はあたたかく指導や助言をするこ とであると言えます。  学校と家庭の連携を図りながら生徒の健全な成長を支えていければと考えておりま す。よろしくお願い申し上げます。  終りに、本校PTAの益々の御発展をご祈念申し上げ、着任のご挨拶とさせていた だきます。 …………………………………………………………………………………………………… ‘99所高イベント   4. 8     4. 9  入学を祝う会   6. 3  体育祭   7.19     9. 1     9.11〜12 所高祭   9.26〜30 修学旅行  11.24  長距離走大会  12.24     1.11     3. 8  卒業記念祭   3.24 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 忙しい所高生。 だけどやりたいことはしっかりやるのです                                  ■部活紹介 野球部 大会に向け日々練習中です。応援来て下さい。 男子テニス部 楽しい嬉しいその訳は合宿が女子と一緒だべ。 女子テニス部 関東めざして頑張ってます。レッツテニス!! 陸上部 青春を楽しもう! 合い言葉は陸上部! 男子バスケット部 動きがキュっとなれます。よろしく。 女子バスケット部 青春をバスケに託せ! まだまだ部員募集中☆ 卓球部 環境よし、人間関係よし、実力よし、最高! 新体操部 小人数ですが、明るく活動しています。 男子バレー部 目指せ! 県大会ベスト4以上、だんばるぞ! 女子バレー部 「関東大会」を目指し明るく頑張ってます。 山岳部 山岳部は校内の美化活動に取り組んでいます。 剣道部 とてもなじみ易く、同一感のある部活です。 柔道部 「美しく強く」が目標のマイペースな部活。 サッカー部 発想豊かな素晴らしさがサッカーの魅力です。 弓道部 自然に優しい弓道部。蚊から始まる食物連鎖。 男子バトミントン部 二年ぶり県大会出場!! 今年の俺らは一味違う。 女子バトミントン部 初心者からの人が多いけれど頑張っています。 ソフト部 明るく、仲良く、楽しいがモットーです。 スキー部 白い、速い、かっこいい。 バトン部 漲(みなぎ)る笑顔とパワーで毎日頑張っています! ダンス部 やっと今年で同好会から部になりました。 文芸部 時代のニーズにあわせた強烈な活動展開中!! 生物部 再生! 所沢高校生物部復活の日は近い。 化学部 百年の輝かしい伝統、化学部、頑張ってます。 物理部 各種開発言語を使用したプログラク開発。 写真部 写真は、知性・感性を創造する芸術です。 英語部 楽しく、イギリス文化を学んでいます。 美術部 美術部壱番平和は弐番惨事のおやつはキノコ。 書道部 高山に咲く花のように気品と根気が信条です。 音楽部 他人との協力で創るのが合唱、それが音楽部。 演劇部 真夏の暖房あり□(枡) 活きのいい芝居もあり□(枡) 茶華道部 お茶お華を通して日本の伝統の文化に触れる。 料理部 料理のレパートリーを広げ、腕を磨く部です。 ギター部 六月十二日第二十回定期演奏会御来場に感謝。 吹奏楽部 音楽は心だ!! をモットーにがんばってます。 フォーク部 音楽が大好きな人が、いっぱいいる部活です。 弦楽部 音楽が大好きな個性派ぞろいの楽しい部です。 地学部 部内恋愛の宝庫です。星空を見上げながら…… 漫画アニメ研究部 みんなで楽しくイラスト書いたりしてます。 フィッシング同好会 鱒族との出会いを求めてルアーで挑戦中です。 ウクレレ同好会 nice try!! 服飾同好会 自分の服を作ろうと、女子が集まっています。 映画同好会 五月に発足。文化祭にむけて作品制作準備中。 エスペラント語同好会 世界の言葉エスペラント。簡単で楽しいよ。 新聞委員会 やりがいはとても有る。―記事は全身で書け。                                 ・・・                    ※新聞委員会は部活ではなく委員会です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 先生紹介                     これが所高教師陣オールキャストです。                         今回は教科別でご紹介します。              教頭先生と担任の先生には体育祭の感想を伺いました。 教頭 遠藤 孝一   今年の体育祭も無事終了しました。十団の十色が走り踊った一日でした。   保護者以外でも、多くの人が楽しんでいたようです。 教頭 神澤 利一   各連合とも色のイメージを各場面で最大限に生かしていて、感心しました。   カラフル所高ですね。伝統を改めて感じました。 国語   軽部 敬子   岩下 豊彦   見えない所で流された汗、そうした下積みの力が、今年も体育祭を成功に導いて   くれました。この体験と記憶こそが宝なんだよなあ。   福田 淑子   いつも思うことですが、全員参加の体育祭を短期間で準備する集中力はすごいな   と思います。又、それぞれの努力はドラマなのでしょう。   小泉 光男   半田 稔   次のステージに進むためには、今燃焼すること、悔いを残さないこと、その点で、   年々熱が下がっているように思え気になる。   三木 洋子   佐々木 律   体育祭の価値は、それ以外の毎日をどう過ごしているかによって変わります。   地道な、けれど着実な日常もお忘れなきよう。   茂木 行雄   小平 千代子   うちのクラスにはチアリー候補が三人いる。やる気というエネルギーも代々先輩   からもらい、自分の中で培っていくものらしい。 社会   村田 進   小泉 潔   青木 哲   寺島 昭子   毎年、どのような体育祭にするのか、ということがそのまま後輩に伝えられて   ゆくと思います。来年も頑張りましょう。   原田 久夫   毎年心配。準備は計画通りか、各自の責任は。体実の指示は、我が連合は勝てる   か、解体は、天気は? 今年も思う、余計な心配だったな。   畠山 久   間々田 和夫   廣本 哲哉   木村 浩昭   江原 真澄 数学   鈴木 雅士   小川 峰男   高橋 和世   竹永 公一   心配だったのはオブジェの出来具合でした。しかし、よく頑張って当日は全連合   完成し、天気も良く、よかったよかった。   真船 寛   ある授業の時、板書を終えて振り返ったら、つくしが6本。失礼、起きている子   が6人。勉強にもこれくらい熱意を注いでくれたら。   渋谷 弘   堀内 正人   桃連の応援は最後の登場でしたが、元気は一番良かった。いい連合です。   中島 裕之 理科   秋葉 亘   林 哲   加々美 行男   集団の力と個人の関わり。いつもしっかりと会計管理をしてくれた2人。何回も   ごくろう様でした。   松下 信昭   桑原 幸夫   一年生が所高生になったと実感できた体育祭だったと思います。華やかさだけで   なく、準備や片付の重要性も再確認したと思います。   島崎 浩   毎年この時期になると、所高パワーをいやというほど見せつけてくれる体育祭。   今年もやってくれました。   館石 文子   佐野 博史   来年の体育祭では、責任がさらに重くなります。今年の経験を生かしより充実し   たものにしてください。   渡辺 興雄   団結してやることが絶対善という雰囲気がある。体育祭が嫌いな生徒だっている。   「勝手に青春してろ!」と黒板に書いて帰るのも良い。   山下 裕   今年も茶色連合(教育実習生)の応援合戦が、即興でありました。四回も体育祭   が経験できたということで、大変喜んでくれました。   西村 真実 保健体育   奥田 利雄   奥住 美佐子   近藤 勉   北堀 勉   わが黒連合が総合三位、応援一位、おまけに制作特別賞。ほぼ優勝に近い活躍に   感動しました。みなさん、お疲れ様でした。   棚井 実   準備から当日まで、それぞれの生徒が、各々の活動の場で、それぞれの個性を、   十分ではないにしても、発揮できた体育祭でした。   塚原 寿一   閉会式の時に、ほとんどの団長が男泣きしていたのが印象に残った。一つのもの   を皆で苦労して創りあげた感動の涙だったのだろう。   清水 健晴   体育祭のメインは応援合戦である。若者が全力で疾走する姿は美しい。祭りは祭   りで良いと思うがあと5年たったら走れないよ。 美術   三田村 作郎   終わった後で、1、2年生が「イイ先輩達でした。」と言っていました。   3の9の諸君、卒業時までイイ先輩としてガンバッテ!! 音楽   織田 早比古 書道   宇津木 勝年 英語   背戸口 義幸   若者のエネルギーを感じます。競技種目、独創性が増えれば見ている方ももっと   楽しめます。   櫛田 あゆみ   四十人もいると体育祭への参加のし方もさまざま。自分のことだけでなくまわり   に気をつかうことのできる人が結構いるクラスかな。   三上 恭央   北村 和志   大久保 博康   矢笠 容子   体育祭にむけて皆心ひとつになれました。制作部門、応援、当日の競技で精一杯   力を発揮する君達の姿は美しい。   成瀬 英二   贔屓目としても我が組はよく活躍した。惜しくも総合での入賞を逃したが、共同   作業を通してのクラスの交流が出来た。   斎藤 孝代   越山 雄二   清水 智子   山口 克   競技と応援の部の錯綜感は遺憾ともし難いが、皆でつくり、楽しむ体育祭には   拍手。 家庭   木幡 るみ子   柴田 栄子   団長さんを大泣きさせたのは、1−9、2−3の生徒たちの力です。   3−6のみなさんも奮闘!! 所高の伝統はこうして伝わる。   大野 由喜子   各連合の個性をアピールする衣装、アーチ、オブジェ、応援合戦等々。所高生の   感性と創造力・実行力を再認識する一日でした。 養護   金澤 真実   西山 恵美 事務室   事務室長 岡田千代子   司書 神保サユリ   遠藤 徹   森沢 健樹   平田 和正   横田 輝   尾崎 安雄   小野 明子   中村 和彦 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 心の財産 職業選択の動機について ‘83卒業生 鮎川 正(幼稚園教諭)  人生は偶然に満ちている、と思う。高校生の時にイメージした30代の自分とは全 く異なる現在の自分がここにいる。もともと大学進学を考えた時は、親元から遠く離 れ自活したいという思いが先ず強かった。歴史に興味があったのでその線で探したが、 特に雪国の金沢をその地に選んだのは、城跡に大学があるということと五木寛之のゆ かりの地であったことの2点でどうしてもという思いは薄い。将来は漠然とだが研究 者かぐらいであった。さてキャンパスライフを有意義に過ごすために、サークルを探 すのは当然のこと。ところが間違えて入った部室が「山岳部」で(本当は女の子が沢 山いるワンゲルかもっと軽いアウトドアのサークルを考えていたのだが)、その時は 人のいい優しい先輩たちに騙されたのが運のつき。その後7年間文学部ならぬ山岳部 でみっちり遊ぶ、もとい勉強させて頂いた。ちよっと胡散臭いそんな山男から染み出 ていたのは、自分の好きな山を見つけろ、他人のトレースは追うなというちよっと哲 学的な啓示である。彼らの熱い吐息に酔いしれたのか私の卒業旅行は南米アンデスの 山旅一年と決める。日本で生活するより安い費用で北はカリプに面したコロンビアか ら南は嵐の大地パタゴニアまでアンデスの山々を堪能しようというばかばかしい試み である。なにより自分を試してみたいという思いが強かった。一日5ドルの貧乏旅行 に旅立ったのはバプル全盛の頃である。ところでフジモリ政権誕生早々のペルーはゲ リラが山岳地帯の大部分を抑え、JICAや日系人がかなり殺されて騒然とした時期 だったらしい。しかしプタやニワトリ、じやがいものズタ袋やあぷれんばかりのイン ディヘナ(先住民)と共にトラックの荷台に揺られながらアンデスの高峰に通ってい た薄汚れた者にとって政治的なニュースはまるでよその世界のようだった。でかい二 重靴を常に履いていたため街でも田舎でもどどっと子供たちに囲まれた。彼らと親し くなるきっかけに言葉はいらぬ。先ず登山靴ありき。一方輝く瞳を持つ彼らは圧倒的 に裸足が多い。そんな鼻たれ小僧たちにどれだけ助けられたろう。宿代のない自分に 廃屋を教え、時には教会に連れていき、またある時は家から食べ物を持ってくる…。 彼らなくしてアンデスの山旅は完結しなかったに違いない。再び日本に戻った時幸か 不幸かバプルははじけ、こんな怪しげな男を顧みる企業は皆無だったし、こちらもネ クタイ姿の企業戦士には遠く及ばない。子供とかかわれる仕事はないか?ラテンの風 に馴染んだのか、子供らと遊んで暮らせるそんな気楽な思いで次の一歩を踏み出した。 (但し現実は厳しいのである。) 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 おもしろ雑学講座 ムカデ・ヤスデの子育て                                教諭 桑原幸夫  皆さんはムカデ(ゲジも仲間です)、ヤスデと聞くと、足がたくさん生えた恐くて 気持ちの悪い虫を想橡されることでしょう。確かに足は多くて、ムカデは30〜36 2本、ヤスデは26〜750本の足を持っています。生物界一のお足(お金)持ちで、 縁起が良い虫とされています。  しかし、ムカデとヤスデの違いは意外と知られていません。頭部に続く多数の胴節 に、ムカデはそれぞれ1対の足があるのに対し、ヤスデは最初の3節は各1対、4節 以降は各2対の足があります。  さらに、ムカデは毒腺のある鋭い顎で小昆虫を捕食する肉食性ですが、ヤスデはや すりのような顎で腐った落ち葉やキノコ、腐葉土をすりつぷして食べる腐植食性です。  さて、ムカデやヤスデはどのように繁殖するのでしょうか。ムカデは、雄が精子の 入った袋を雌に渡すだけの簡単な交尾をします。そして、ゲジやイシムガデは卵を1 個1個産み、卵の表面に泥を塗って地表のあちらこちに放置する放任型です。  それに対し、オオムカデ、ジムカデは数十個の卵を多数の足で抱きかかえ保護しま す。雌親は1ヶ月ほど飲まず食わずで抱卵し続け、外敵から卵を守ったり、卵の表面 を舐めてカビの付着や乾燥を防ぎます。卵が孵化した後も数週間仔虫を抱き続け、仔 虫が十分に活動的になり分散するまで保護します。  そのため、雌親は体が扁平になるほど瘻せ細ってしまうのです。雄親は産卵、育児 にはまったく参加しません。オオムカデ、ジム力デは雌親の献身的な子育てにより成 長していくといえます。  ヤスデの場合は、交尾器が胸部にあるため雌雄が抱き合って長時問の交尾をします。 そして、泥でつくったドーム球場のような卵嚢内に卵を産み落としておくが、雌親が 抱卵し保護するかのどちらかが一般的です。  なかには、体に生えた長い毛を抜き取ってパスケットを紡ぎ、卵の揺りかごにする ツムギヤスデもいます。また、産卵を見守った雄親が雌親の代わりに抱卵する種類も 見つかっています。それはヒラタヤスデといい、橙紅色の美しいヤスデです。  ムカデ、ヤスデの子育て法はいろいろですが、彼らの生息環寛や形態的特徴等をう まく活かしていると考えられます。 …………………………………………………………………………………………………… PTA総会報告  去る5月29日(土)、1999年度PTA総会が開催されました。(出席144 名、委任状731名、計875名で総会成立)  今年度はPTA会則改正という大きな議題がありました。要点としては理事の選出 方法の改正(支部とクラスからの二本立てにする)、専門部会構成の改正(広報部と 生活文化部―これまでの保健部、生活指導部、進路指導部を統合―)です。  挙手による採決の結果、出席144名中、賛成140名、棄権4名で原案通り承認 され、その他協議事項についても総て原案通り承認されました。質疑応答では、入学 式問題、竹永先生処分撤回についてなど活発な意見がかわされました。 ……………………………………………………………………………………………………      「所沢高校教諭への不当処分撤回を支援する会」          報告集会のお知らせ      7月20日(火)午後2:40より       場所:視聴覚室(1号館4階) 尚、「支援する会」への入会は、報告集会や各支部懇談会の場でも受け付けます。 …………………………………………………………………………………………………… 編 集 後 記  最近、何かについて議論したことありますか?  近ごろは国会でも議論より調整が流行のようですが……自分の考えを再認識し、 相手の考えを理解するにはもってこいの方法です。自由な発想の子どもと議論を戦 わせてみると、予想もしなかった考えが生まれてくるかもしれません。お父さん、 お母さん、お子さんとディベート感覚で楽しんでみませんか。                                  (松本) 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓                   愛の徒競走‘99   僕たち、私たち所高生一同は、   今日のこの体育祭を青春の一ページに刻めるように   青く輝く空の下   あおあおとした深緑にかこまれて   赤い太陽の下で   純粋な白い心を持った○   黒い瞳を輝かせた   水もしたたるいい男と   黄色い歓声をあげる   桃尻女たちが   夕陽に向かって   ラベンダーの香りのするような汗を流す   そんな体育祭にすることを誓います   1999年6月3日 所沢高校 団長一同   ―― 体育祭開会式 宣言の言葉 ――   ― あっ、あれ絶対1年生よ。目線が恥ずかしそう。   ― ここで“壊れて”所高生になるって言うものね。   ― それはそうと衣装どうした? うちなんて当然のように「お母さん、これ衣装」   ― 体育祭までに彼女を作って縫ってもらいなさいって言ったのに……。   ― それを言ったら息子が「差別だ。」って   ― 私は娘に「あなたは縫える彼氏を見つけなさい」って言ったの。   ― 「体育祭までにミシン買っといてって言ったのに結局手縫いになっちゃった」     って嘆いている子がいたそうよ。   ― うちは衣装係で団長とかの衣装を縫ったらミシンが壊れて“入院”明け方まで     手縫いで作ってた。   ― 朝4時まで縫っていたのよ。   ― 私なんか7時よ。   ― 私も。眠いけど衣装が心配で見に来ちゃった。   ― それで所高の体育祭は親がいっぱいいるんだ。   という訳でもないでしょうが、体育祭には多くの保護者、卒業生、保護者OBま   で来ていました。卒業生曰く、「所高体育祭は絶対見ているより参加したいです」   それで実習生の茶連ができたのかな?“最後のみんなの涙、輝いていました。”   でも、もしかしたら、終わってはじめて“これが最後だったんだ”と気付いた3   年生が、もっともっと体育祭にかかわっておけば良かったという悔し涙だったの   かも   ……体育祭で小耳にはさんだ話を会話風にまとめてみました……                                  再生紙使用
(Web管理者記)  「体育祭開会式 宣言の言葉」は連合の十色を当てはめるために苦心のあとがうか がえます。色々表現に、アレッってなところはありますが、あまり目くじらを立てな いようにしましょうか。  その次は「体育祭に参加している保護者(お母さんらしい)の声」といったものか と思いますが、所高関係者以外は分かり難いかも知れませんね。どこかで、説明した ような気がしますが、もう一度説明してしまいます。(^-^)  体育祭は1・2・3学年の各1クラスが「赤組」などを構成し、全部で10の連合 をつくります。そして、その色の布切れを購入し、コスチュームを制作するわけです が、デザインにあわせて型紙をつくります。そして各々が一人分の布切れと型紙を持 ち帰り、自宅で衣装をつくることになります。  団長・副団長・チアリー・サブチアなどの衣装は、ずいぶん凝ったものですので、 それぞれの連合の衣装係を中心に協力してつくることになります。  ということで、ここの話を読んで楽しくなってしまいました。(^-^)  なぬなぬ、「実習生の茶連」までできていたの!!  そう言えば、この時期は教育実習の時期でもありますね。
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