常任理事会だより
― 1998年度 第19号 ―
発行日 1999年5月19日(水)
発行 所沢高校PTA常任理事会
常任理事会だより 発行日 1999年5月19日
― 1998年度 第19号 ― 発行 所沢高校PTA常任理事会
PTA総会・後援会総会が開催されます。
5月29目(土) 13:00〜 PTA総会
16:30〜 後援会総会
於:視聴覚室(1号館4階)
会員一人ひとりにとって一番大切な会議です。是非ご出席下さい。
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◆5月8目(土)PTA新旧理事会が開かれました。
この日は、会議室のイスが足りなくなるほど多くの新旧理事の出席を得て活発な話
し合いが行われました。主に5月29日のPTA総会に向けて準備された議案書・決
算書・予算書等が検討されました。
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◆今回の総会では、今年度、検討され準備が進められてきたPTA規約の改正が
提案されます。
主なポイントは3月24日付の常任理事会だより等でもお知らせしましたが、次
の2点です。
(1)理事の選出を支部とクラスの2本立てにする。
(2)専門部を広報部と生活文化蔀の二部とする。
(1)支部選出の理事は、主に専門部会・委員会・支部の仕事、クラス選出の理事は、
主にクラスや学年単位の仕事をして載くことになります。
(2)広報部は現行のままです。保健部・生活指導部・進路指導部の三部が統合され
た生活文化部については、仕事内容の見直しが考えられています。
尚、この改正案は一部細則の改正案も加えて、既に理事会・職員会議において承認
されています。総会での承認を得た後すぐに仕事をスタートできるように、予算・役
員の選出方法等、改正案に沿って準備が進められています。
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配布された議案書、決算書に目を通して戴き、是非、総会にご出席下さい。
(当日議案書をお持ち下さい。)
どうしてもご都合により出席戴けない場合は、必ず委任状を5月25日(火)までに
お子さんを通じて担任の先生にご提出下さい。
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所高名物 体育祭 迫る!
6月 3日 (木曜日)
所高生が本当の所高生になると言われている体育祭が、いよいよ6月3日に開かれ
ます。
毎年、沢山の方が楽しみにしている非常に見応えのある体育祭です。各連合の手作
りの衣装や応援合戦はみものです。
是非、シートとお弁当持参でご参加下さい!
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〜竹永先生への不当処分撤回に向けて〜
第6回公開口頭審理が開かれます。
日時: 5月28日(全) 午後2:30〜5:00
場所: 埼玉県庁第3庁舎 講堂(4階)
## 前回に続いて内田前校長が証言します。 ##
所沢高校の保護者が内田前校長の発言を直接聞くことにより、この2年間に所沢高
校で起きたことをきちんと考え、把握することはとても意味のあることと思います。
毎回P丁A会員の方々が傍聴に参加しています。さらに多くの会員の参加をお願いい
たします。
前回の口頭審理の内容については、4月28日発行の常任理事会だより第18号お
よび支援する会ニュース第5号に詳しく載っていますので、ご覧下さい。
尚、議案書と一緒に配布しました「竹永先生への不当処分撤回運動について」にこ
れまでの経過が書いてあります。こちらもお読み下さい。
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親子で考えよう、所高の校風
所高って、なんで自由なんだろう?
これはHR委員会が発行している「るうむるうほ イチネンバン」に登場した「S
ちゃん」がつぶやいた言葉です。「K君」は『別にそんなこと考えなくたっていいじゃ
ん! とりあえず、楽しいし。』と答えています。
そして二人の話は『先輩とかが、頑張ったんじゃない、「自由にさせて下さい!」
とか言って。』『自分たちの事を自分たちで考えて、決めたいって思うことが「自由」
であり、「自主」「自立」なんじやないかな。』と発展していきます。
さて、「K君」が考えたように、所沢高校では1970年頃から先輩達がいろいろ
と努力して、今ある「自主・自立、自由」の校風を築き上げてきました。その精神を
明文化したのが「生徒会権利章典」です(1990年の生徒総会で決議)。ここには
「学校は生徒と教職員によって構成されており、その構成員一人ひとりの個性は認め
られ一人ひとりの主張は尊重される。自治的活動・表現・思想の自由は保障される。」
等、自由の保障が規定されています。そして「これらの自由は、他人の権利を侵さな
い範囲において有効であり、また常に責任を伴うものであることを忘れてはならな
い。」と自由に伴う責任にも言及しています。生徒手帳に載っていますので是非お読
み下さい。
「所高システム」ってよく聞くけど、、、?
いわゆる「所高システム」を象徴する制度に「協議会」があります。
┌─【協議会】───────────────────────────────┐
│ 1982年に設置されました。きっかけは生徒側が職員会議の傍聴を求めた事 │
│ です。傍聴は認められませんでしたが、協議会という生徒と教職員が討議する │
│ 場がつくられました。双方10名づつで構成され、傍聴も認められています。 │
│ 生徒の決定と職員会議の決定が食い違ったときに開かれます。お互い納得のい │
│ くまで話し合い、物事を決めていきます。 │
└─────────────────────────────────────┘
これまで何回か協議会が開かれましたが、それぞれ双方が納得する結論を得ています。
例えぱ、生徒の取り組みの熱意の欠如を理由に、生徒による所高祭校外パレード開催
要求が職員会議で否決されました。そこで協議会が開かれ、協議の結果、「パレード
実行委員会」を作るなどの生徒の真剣な取り組みが認められ、開催されることになり
ました。昨年の12月にも生徒会の活動方針に関して、生徒総会と職員会議の決定が
違ったため、協議会が開かれました。
このように、きちんと生徒の総意を受けとめる制度が所高にはあります。
先程登場した「Sちゃん」も『自由ってホントは大変なことかもしれない。でも、
自分たちのことを自分たちでやるってすてきなことじやないかな。』と言っています。
体育祭、所高祭、修学旅行の準備などで見せる生徒のすごいパワーはこんなところか
ら生まれてくるのかもしれません。
卒業記念祭や入学を祝う会はどうしてできたの?
このような「所高システム」のもと、所高では卒業式についても、「卒業準備委員
会」(3年生)が式について要望を出したり、どんな式が良いかのアンケートをとる
などして、その準備に関わってきました。また、「校内の儀式その他における日の丸
掲揚及び君が代斉唱の強制に、一切反対します」という「決議文」が1989年の生
徒総会で決議され、毎年生徒会の方針として承認されてきました。
ところが、内田前校長は赴任した直後の1997年度入学式で、教職員・生徒が例
年通りの式をと強く要望したにもかかわらず、管理職3人だけで例年とは違う日の丸・
君が代のある式を強行しました。いままで尊重されてきた自分たちの総意が目の前で
踏みにじられるのを見て、生徒たちは抗議しました。新入生・保護者からも抗議の声
が上がり、式は混乱しました。
生徒たちは校長先生のこのような行為に対する説明を求めました。「決議文」「所
高システム」を大切にして欲しいと主張する生徒と、生徒を指導の対象としか見ず、
学習指導要領ばかりを重視する校長先生との話し合いは平行線が続きました。校長先
生から「一切パフォーマンスのない厳粛な式を」との発言もあり、3年生はこのまま
では従来のような卒業式はできないとの不安を感じました。
入学式のような混乱は絶対避けたい、でも自分たちの卒業式を自分たちの意見を無
視された形にはしたくない、ではどうしたらよいのか。卒業準備委員会はどんな式に
したいかのアンケートを3年生にとりました。そこで、多数を獲得したのが、「新し
い形のもの=卒業式に代わる生徒主催の卒業記念祭」でした。この案は生徒総会で決
定され、職員会議でも承認されました。ところが、生徒たちが着々と準備を進めてい
た1998年1月になって、内田前校長は卒業式・入学式をすると文書で宣言し、一
方的に卒業式、入学式を実施しました。今年度も残念ながら卒業式・入学式が実施さ
れました。
この間PTAは、ずっと一貫して生徒が自主的に決めた卒業式・入学式に代わる
「卒業記念祭・入学を祝う会」を応援してきました。来年度はどうなるか、生徒や先
生方と共に私達保護者も真剣に考えていきたいと思います。 (M.H.)
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会長退任挨拶 君島 和彦
「早くも」と言うべきか、「やっと」と言うべきか今度のPTA総会でPTA会長
を退任いたします。1年間、ご協カありがとうございました。
4月に入って、本格的に総括をしてみると、PTAも「自主・自立」だったなと強
く思いました。各支部や各専門部会、学年部会、委員会が自主的に、実にいろいろな
活動をしていたことに気づきました。
今年も「卒業・入学行事」に関することは、PTAの大きな活動になりました。昨
年とは生徒にも先生にもPTAの保護者にも一部の交代があって、したがって考えも
行動も昨年と同じではありませんでした。歴史は変化し、動き流れていく、その流れ
に主体的に関わることのすばらしさを所沢高校PTAは感じさせてくれました。
すばらしい一年間を与えてくださったPTA会員の皆さまにお礼を申し述べて、退
任の挨拶と致します。
(Web管理者記)
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