常任理事会だより

― 1998年度 第14号 ―

発行日 1999年3月12日(金)

発行 所沢高校PTA常任理事会


常任理事会だより       発行日 1999年3月12日
― 1998年度 第14号 ―             発行 所沢高校PTA常任理事会

     笑顔  笑い  涙  喜び  感動   心ひとつに…                       第2回 卒業記念祭  3月8日は、前日の雨もきれいに上がり、お天気も卒業生を祝福してくれたようで す。当日は、県教育局から13名程の職員が来校し、卒業式が式次第通りに行われて いるかどうかを確認したり、校門前につめかけた多数の報道陣に卒業式の進行状況を 伝えたりしていました。  PTAとしては、昨年同様「私たちは卒業記念祭を応援しています」という看板を 校門前と裏門前に立てて、卒業記念祭の開催を祝う気持ちを表しました。また、卒業 式の開始後に、PTA会長よりコメントを報道陣に発表しました。(右ページ参照)  卒業記念祭は、予定通り10時30分に始まりました。会場の体育館は、卒業生、 在校生、先生方、保護者のみなさん、来賓の元所高の先生方、さらには、共に祝うた めにかけつけてくれた所高生OBやPTA・OBらでギッシリでした。  笑顔、笑い、涙、喜び、感動、そして清新な気持ちに満ちた卒業記念祭の感想を、 お二人の卒業生保護者に寄せていただきましたので、ここにご紹介します。 卒業記念祭に出席して  たいへん楽しい会でした。各クラスの工夫を凝らした出し物、そして心のこもった 自分たちの言葉での感謝の弁。短い期間、全員が集合できたわけではないでしょうに 素敵でした。在校生代表の言葉、感動しました。  「この子たち、本当に所高が大好きなんだなあ」と実感したのは全体合唱の後、閉 会の言葉の直前に「校歌を歌おう」という声と共に全員の大合唱になったときです。 自分たちの学校を愛し、誇りに思っているのでしょう。ちょっと自由すぎて心配な面 がなくもなかったこの3年間ですが、学校を、仲間を、そして先生を大好きにしてく れた所沢高校に、またこの子たちを教え導き暖かく見守ってくださった先生方に心よ り感謝します。本当にありがとうございました。           (Nさん)  卒業記念祭の中で、卒業生からも在校生からも「所高が楽しい」「所高が好きだ」 「所高でよかった」という言葉が次々と出てきました。本当にその通りだと思いまし た。やっぱり学校は楽しくなくちゃと思います。全体合唱の後、自然に「校歌を歌お うよ」となりました。「自分の高校だ、校歌を歌おうよ」となったことに感激しまし た。自分たちの学校に、どの子にとっても自分の居場所があるということはとても大 事だと思います。学校の主人公は生徒なのです。           (Sさん) 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓    校長による「卒業式」に対する見解                               1999.3.8                   埼玉県立所沢高等学校PTA会長 君島和彦     〔Web管理者記:以下省略。別途資料参照下さい。 m(__)m 〕 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝              式辞  陽ざしがすっかり明るくなり、春の訪れが感じられる本日、御来賓の皆様並びに保 護者各位の御列席をいただき、ここに埼玉県立所沢高等学校全日制課程第51回卒業 式が挙行できますことは、誠に喜ばしいことと存じます。  ここに、ただ今呼名し卒業証書を授与しました406名の皆さんは、本校で精進し、 卒業の栄光を得られました。誠におめでとうございます。卒業は人生の一つの節目で あり、新しい世界への旅立ちであります。これからの人生、まさに長い道程ではあり ますが、本校の卒業生であるという自信と誇りを持って自らの道を切り拓いていって ください。  さて、現在は刻々と変化する時代です。産業の空洞化や雇用機会の減少等が表面化 する中で、国際化、情報化、科学技術の進展、少子高齢社会への移行等々、社会の様 々な局面において、急速な変化が進行しつつあります。このような中、まもなく21 世紀を迎えます。この21世紀を担って生きる皆さんに、次のことを申し上げて贐の 言葉と致します。  それは、「相手の話をきちんと聞ける人間になって欲しい」ということです。相手 は多いに超したことはありません。年齢、性別、職業等、多方面に渡っていれば、さ らに好ましいと思います。いろいろの考えを持った人と話す機会を作り、相手の気持 ちを理解しようと努めることです。時には、楽しいおしゃべりも結構ですが、相手の 意見を鵜呑みにするのではなく、自分でしっかり相手の意見を聞き、大きく成長する ことを願っております。どうか、自ら学ぶ姿勢での「聞き上手」であってもらいたい と同時に、「自分以外はすべて師」という気持ちで生きていって欲しいと思います。  ここで、在校生の皆さんにもお願いいたします。上級生であった卒業生も本日をもっ て学校を離れます。皆さんは先輩が築いたよりよいものは伝統として受け継ぎ、所沢 高校をさらに発展させる責任があります。努力してください。  最後になりましたが、保護者の皆様に申し上げます。お子様の御卒業誠におめでと うございます。お喜びも一入のことと拝察いたします。ここに本校のために寄せられ ました御支援御協力に対しまして厚く御礼申し上げます。  終わりに臨み、御多用中、御臨席を賜りました御来賓の皆様に厚く御礼申し上げま すとともに、卒業生の皆様の限りない発展と御多幸を祈念し、式辞といたします。                   平成11月3月8日                       埼玉県立所沢高等学校長 内田達雄 ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝  「記念祭ひとつで十分」PTA会長                     1999年3月9日付朝日新聞・埼玉版  「立場として指導続ける」内田校長記者会見                     1999年3月9日付読売新聞・埼玉版  所沢高校の卒業式       生徒ら「自由な校風守りたい」                       1999年3月8日付朝日新聞夕刊                       1999年3月8日付東京新聞夕刊  2年連続・分裂卒業行事の所沢高          「来年はよりよく…」               晴れ着で後輩に託す                     1999年3月9日付毎日新聞・埼玉版    〔Web管理者記:上記記事は省略いたしました。 m(__)m 〕 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓    規約検討委員会より  昨年より、PTA規約の検討作業を続けてきましたが、3/5の職員会議、3/6 の理事会において、来年度よりPTA理事の選出方法を支部選出とクラス選出の二本 立てでいくという方向で総会に提案することが可決されました。  これにより、これまでの支部活動に加え、クラス単位、学年単位の活動がさらに充 実することが期待されます。  また、もう1点大きな改正点として、専門部についてこれまでの4部会のうち、進 路、生活、保健の3部会を“生活文化部”として一つに統合し、広報と2専門部制と なることが可決されました。  詳しい内容については、次回以降の「常任理事会便り」でお知らせしますが、今後 さらに会則全体の文言や語句の整合性などの見直し作業を続ける予定です。  ただし、今後の予定として次回総会までに1年クラス理事を入学時、3年クラス理 事を4/17の進路説明会の時、あらかじめ選出しておき(2年の選出時期は未定)、 総会の承認を得たいと思っていますので、会員の皆様のご協力をどうかよろしくお願 いいたします。 ……………………………………………………………………………………………………    つ・ぶ・や・き  PTAでは、3月8日が雨の場合を考慮して、保護者の控え室として、あらかじめ 講堂を確保しておきました。ところが、当日行ってみると講堂入り口ドアに「三月八 日(月)は卒業式終了までの使用を禁止します。 校長」との貼り紙があり、講堂を 使うことができませんでした。たまたま晴れたから良かったですが、何の連絡もなく こういうことになるとは大変残念なことでした。
(Web管理者記)  第2回卒業記念祭ですが、感動的だったようで、そのようすが記事からも伝わって きます。  「県教育局から13名程の職員が来校し」とありますが、昨年の9名と比較すると 大幅に増員です。確か昨年の「入学を祝う会」の日にも「県教育局から職員が来校」 されていましたね。あの時はもっと多かったのではないでしょうか。  校長の式辞にある「ここに埼玉県立所沢高等学校全日制課程第51回卒業式が挙行 できますことは、誠に喜ばしいことと存じます。」というのは、そうなんでしょうね。 実に実感がこもっているように思います。  ところで、「つ・ぶ・や・き」を読んで頂けました?  先にアップした「入学説明会」での生徒・PTAに対する対応といい、今回の講堂 使用に関する対応といい、「校長先生、どうしたんですか?」と言いたくなってしま います。  学校側が講堂を使用するというような理由があるのならともかく、予め予定してい たものを当日いきなり禁止とは、イヤガラセとしか受け取れない対応ですね。
前のページ(所高資料)に戻る
前のページ(経過)に戻る