常任理事会だより
― 1998年度 第11号 ―
発行日 1998年1月29日(金)
発行 所沢高校PTA常任理事会
常任理事会だより 発行日 1999年2月29日
― 1998年度 第11号 ― 発行 所沢高校PTA常任理事会
(第10号1999年度となっていました。お詫びし訂正致します)
常任理事会・理事会の報告
1月23日(土)実施
議題
1.来年度のPTA会長選出について … 1/22付 推薦書配布済み
2.規約検討委員会からの報告 … 『支部・クラスそれぞれから選出』
『部の統廃合』など検討中
3.各学年・各部・各支部・委員会からの報告
所沢支部より … 1/21(土)スクールソーシャルワーカー山下英三郎さ
んの講演【今の時代を生きる思春期の子ども達】を開催しました。所高の生徒
達にとって楽しい学校であり続ける為にはどうしたらよいか、なども皆で話し
合いました。
4.所高の来年度教員人事に関する要望について … 裏面参照
この件に関して理事会の席上、理事の方から「どうして管理職候補者が必要だっ
たのか」の質問が出ました。校長先生は『特にお話することはありません』重
ねての質問に『この議題に関して答えるつもりはありません』としかお答えい
ただけませんでした。【所沢高校の教員人事に関する要望書】を校長先生及び
県教育長に提出する予定です。
5.県教委通知「式典への地元県議会議員などの招待」について … 検討中
6.竹永先生への不当処分・第3回公開口頭審理の報告 … 裏面参照
7.所沢市内県立学校8校交流会について … 右面参照
8.桐川教育長の記者会見での発言 … 新聞記事参照
9.卒業行事に関する協議会・生徒総会・職員会議の報告 … 1/19臨時生徒
総会実施。今年度の卒業行事について校長先生は『両方(卒業式と卒業記念祭)
やって卒業生を送り出したい。いろいろな方がいろいろな意向を述べているが、
私としては、終始一貫して、お祝いをして送り出したいと考えている』と答え
られました。
10.その他 … マスコミ対策など検討
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│ (web管理者より) │
│ 1998年1月14日、埼玉新聞の記事、 │
│ 「所沢高校の卒・入学式問題 │
│ 状況次第で処分も │
│ 県教育長」 │
│ は、割愛致しました。 │
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4号議案・6号議
生徒総会と職員会議で承認
前回の「常任理事会だより」(10号)でお知らせしましたが、協議会では、生徒
会活動方針第4号議案の「活動方針に“原則として”をつける案」と「つけない案」
を併記した議案書を、生徒総会と職員会議に提出しました。
まず、1月19日(火)に開かれた生徒総会は、当初の予定より長く2時間半ほど
かけておこなわれました。“原則として”をつける案、つけない案それぞれについて
活発な意見が交わされ、結局“原則として”をつけない案が採択されました。
それを受けて、1月21日(木)の職員会議でも、4号議案続いて6号議案も可決
されました。
生徒達は、卒業記念祭実行委員会(卒実)を中心に、校長先生と話し合いを続けて
いく予定です。
参考までに、6号議案の卒実の基本方針は次の通りです。
98年度卒業記念祭実行委員会方針
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│ 基本方針 │
│ 1 生徒主催の卒業記念祭、入学を祝う会を行う。しかし、話し合って │
│ いく中で柔軟な対応をし、最善の策を探っていく。 │
│ 2 新入生が不安なく入学でき、所高に入ってよかったと思える入学を │
│ 祝う会にする。 │
│ 3 卒実は三年生の意向を尊重しつつ、卒準と十分に話し合い共通理解 │
│ を図る。 │
│ 4 学校全体が参加できる行事にする。 │
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PTA交流会って何??
年末に2つのPTA交流会に参加しました。1つは12月13日に行われた朝霞西
高校3学年PTA主催の「自主性を育てるために」というテーマの交流会でした。こ
こでは初めに所高生の自主的な活動がどのように行われ、教職員やPTAはどうバッ
クアップして来たのかを、所高の教職員、父母、OBの4人が話しました。その後、
生徒を含めた30人くらいの方々と意見の交流をし、朝霞西高校の校長先生からもお
話をしていただきました。生徒の自由な発想や行動を見守る姿勢が自主性を育て、そ
のためには先生方の自主性が尊重される学校であることが大切なのだと言うこと、そ
して親として自分自身が本当に自主的に生きているのかが問われているのだ、との感
を深くした会でした。
もう1つは、12月15日に開かれた所沢市内の県立学校8校の交流会です。各校
から校長、後援会長、PTA正副会長の計4人が参加しました。まず会場の立派さに
びっくり。1部は「PTA総会の参加者をどう増やすか」をテーマに各校が5分以内
の活動発表。中には生徒を通してではお知らせが届かないため往復はがきを出してい
る学校もありました。2部は会場を移しての懇親会です。当番校は進行に大忙しでし
た。せっかく集まったのだからもう少し話し合う時間がほしいと思いました。PTA
の交流会は全国で、県でと行われ、そのたびに少なくない会費が支出されています。
PTA活動の意味をもう一度考えて見る良い機会になりました。
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〜第3回公開口頭審理傍聴報告〜
竹永先生の発言の正当性が明らかに…
1月20日、第3回公開口頭審理が開かれました。請求人側(竹永先生側)の3人
の証人の方(先生と1年生保護者2人)から、説明会での竹永先生の発言の正当性に
ついて証言がありました。
まず、先生からは、職員会議において、「入学を祝う会」の実施がどのような経緯
で決定されたか、また、入学説明会で竹永先生が1学年代表として発言する内容は学
年団としてどのように確認されたかなどの詳しい証言がありました。そして、竹永先
生の発言は、1学年団として話し合った内容に沿ったものであることが話されました。
また、2人の1年生の保護者の方からは、竹永先生の説明は、マスコミ報道の範囲で
しか知識のなかった保護者にとって、これまでの経過、現在の状況、さらにはこれか
らのことを理解するために必要なものであったことが話されました。
どこをどうとったら、竹永先生の発言が、教育公務員としての信用失墜行為にあた
るのか、全く理解に苦しむところです。その場での反対尋問も拒否した処分者側(県
教委側)は、一体何を考えているのでしょうか。次回は3人の証人の反対尋問が行わ
れます。そして、4月6日(火)の第5回審理では内田校長先生に対する主尋問と反
対尋問が行われることが決定しました。
なお、説明会の録音テープの反訳が提出されたことはすでにお知らせしましたが、
今回その一部が明らかになりました。それによると、「前に並べたんだね。前の方に
・・親衛隊は」とか「もうね。入学を許可しなきゃいいんだよ」など誰がどんな状況
で話しているのかによっては重大な問題となる部分があるとのことでした。竹永先生
側としては、人物を特定をするためにもテープそのものの提出を、再度人事委員会に
要求しました。
第4回公開口頭審理
2月17日(水) 10時〜12時
埼玉共済会館 6階
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│ (web管理者より) │
│ 1998年1月21日、埼玉新聞の記事、 │
│ 「所沢高校入学式の処分審理 │
│ 教諭側証人を尋問」 │
│ は、割愛致しました。 │
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1999年1月23日
埼玉県立所沢高等学校校長
内田達雄 殿
埼玉県立所沢高校PTA理事会
所沢高校の教員人事に関する要望
埼玉県議会での教育長の答弁によれば、1998年4月に所沢高校に配置換えされ
た6人の管理職候補者は、内田校長からの具申によって行われたとのべております。
また昨年9月の県議会では教員人事について校長の具申権を強化すると表明していま
す。これらの答弁を考慮すれば、所高の教員人事に関しては内田校長からの具申が非
常に大きな意味を持つと考えられます。したがって、PTA理事会は、1999年度
の所沢高校の教員人事に関して、以下の理由で内田校長が埼玉県教育委員会に対し、
さらなる管理職候補者の増員を具申しないよう要望するものです。
なお、現在でも異常に多数であり、大幅に減員すべきであると考えている事をまず
申し添えておきます。また、このことは現在所沢高校に在職中の管理職候補者に対す
る個別的評価とは無関係であることもお断りしておきます。
第1に、現在所沢高校には6人の管理職候補者が在職していますが、これは異常に
多い人数であり、さらなる増員は学校の職員構成の正常なあり方を歪める可能性があ
ります。埼玉県教育局によれば、埼玉県には県立高校が155校あり、管理職候補者
は約180人ほどいるそうです。単純に平均すれば1校あたり1.2人弱になります。
その中で6人の管理職候補者がいるのは所沢高校だけです。この1点を持ってしても
管理職候補者のさらなる増員はさけるべきです。
第2に、管理職候補者は研修などの出張が多くなると言われております。このこと
は自習時間の増加などをもたらし、教育内容の低下につながる可能性があります。管
理職候補者が異常に多く1校に集中することは高校教育に悪影響を与えることになり
かねません。したがってこれ以上の増員はさけるべきです。
第3に、管理職候補者は生徒の卒業までの3年間、責任をもって担任できない可能
性が高いと思われます。管理職候補者は将来、教頭や校長職に就くための準備期間と
して仕事をされている関係で、いくつかの学校を経験する必要もあり、おのずと1校
での在職期間が短くなります。一般的に、高校では1年生から3年の卒業まで、学年
団として責任を持っています。この責任を負いきれない可能性が多分にあります。短
期間で転任する可能性の高い管理職候補者が、現在でも6人もおり、これは全教職員
の10%にもなっています。これがさらに増員されるとすれば、学校として教育に責
任がとれるのかという批判が起こりかねません。したがって、さらなる増員は避ける
べきです。
第4に、管理職候補者の人権を侵しかねない事態にもなります。前述しましたよう
に全県的には1校平均1.2人弱であり、通常は1校に1人か2人です。ところが所
沢高校では6人、さらにもっと多くの管理職候補者が転任してくれば、その人々が教
頭などへの「栄転」競争を余儀なくされることになります。これではまさに人権侵害
になりかねません。生徒からすれば先生が「栄転」競争を展開していては落ち着いて
勉強できません。このような意味からもさらなる増員はさけるべきです。
以上、4点の理由で管理職候補者の増員は避けるべきであり、校長からの教育委員
会への具申はすべきではないと考えます。
以上、要望いたします。
(Web管理者記)
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