3月31日記者会見における卒業生の発言
1998年3月31日(火)
3月31日の記者会見におけるテープより起こしたものです。(文責:入江輝之)
卒業生なんですけど、今回のことで、校長が何回も言っていることで「生徒
は指導される側で、先生は指導する側」と言っているんですけど、そうやって、
生徒の疑問とか意見とか言いたいことを封じ込めて、もうやりたいように、う
ちの学校だと校長のやりたいようにというふうに、ドンドンなっていくと、も
う、生徒・子ども達は、自分が何を言ったらいいのかとか、自分の言いたいこ
とがあるのに言う場所がないし、言いたいこともわかんなくなってくる、って
いうふうになってくると思うんですけど、そうなると、もうどう表現していい
かわからなくなって、ナイフとか持ったり、いろんな自分でもどう表現してい
いかわからない行動に出ると思うんです。
だから、この問題は所高の問題だけじゃなくて、今の日本全体の教育におい
てのすごく大事な問題としてとらえて、みんな、日本全体で考えていくべき問
題だと思います。
で、もっと、子ども達が何を考えているのかを、もっと聞こうとして、子ど
もだからっていうふうに、子どもだからまだ何を言っていいかわかんないわよ
とかそういうんじゃなくて、きっと何か考えていると思うんですよ。
だから、もっと聞く耳をもてば、もっと、生徒も子どもも、すごく言いたい
ことがあるだろうし、そうやって、学校をつくっていけば、みんな、来たい学
校になると思うし、楽しい学校にると思うし、いじめとかも、ナイフの問題と
かもなくなると思うんです。
で、持物検査とか、そういうレベルの問題じゃなくて、基本的に、根本的に、
何と言うのか教育の配慮を考えて欲しいと、私は思いました。
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